「チャイナ7」と言われる、中国共産党政権の意思決定を行う党常務委員。習近平政権誕生時にその椅子取り争いで、江沢民・上海閥派、胡錦濤・共青団派、習近平・太子党が激しく争いました。江沢民がそうしたように、中央軍事委主席の座に残り、常務委員の椅子取りゲームにも勝利し、院政を行うかに見えた胡錦濤ですが、椅子取りゲームでも数を減らし、中央軍事委主席の座も放棄するに至りました。
理由は、遊爺の推測ですが、野田政権の尖閣国有化を胡錦濤が阻止来なかったことで、一時消息不明となっていた習近平が、長老陣に訴え失脚させられたと考えています。
結果誕生した「チャイナ7」は、高齢者が多く、習近平政権2期目では定年退職者が5名も発生する陣容であり、胡錦濤・共青団派は、そこでの椅子取りゲームでの勝利を狙う戦術に転換し、陣容を整えました。
勿論それは習近平も十分察知していたことで、政権誕生以来、江沢民・上海閥派（自分が主席の座に就けてもらった恩があるにも関わらず）や胡錦濤・共青団派との政局争いを続け、他派の虎退治を汚職・腐敗撲滅の御旗のもとに進めてきました。
そして、2017年の第二期政権人事に向け、ついに優勢を確保していた胡錦濤・共青団派の切り崩しと自陣営への取り込みに着手・推進している様相です。 . . . 本文を読む
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