二日目の公聴会に豊田章男社長が出席されました。創業者の孫であるとの切り出しから英語で状況を説明し、トヨタ車の急加速による死亡事故に触れ「二度と悲劇を繰り返さないため全力を尽くす」と陳謝すると共に、前日から話題となっていた電子制御システムについては「設計上の問題はないと確信している」と機先を制した上で、「安全と顧客を第一に信頼を回復する」と再発防止への取り組みを約束しました。
質疑は通訳を介して応じたたため、前日の公聴会と比べ、議員らの追及は、穏やかなものとなったのだそうです。 . . . 本文を読む
日を追うごとに悪材料が続出し、留まるところを知らないトヨタの惨状は、根の深さを感じざるを得ない状況です。米国へ行くといったり行かないといったりしていた豊田社長、当然指名されて行くことになりました。クレームは何を差し置いてもすっ飛んで現場を訪問し、誠心誠意解決にあたり改善策、予防策を講じるとは、日本企業の鉄則であり、トヨタもそういったサービスでは鏡とされシェアーを伸ばしてきたはずでした。
ただ、昨日のように鮮烈に思い起こされるビッグ3の公聴会。これでの失言を恐れ二の足を踏んでしまったのでしょうか?しかし、指名で呼びつけられる事態となり、心象の悪化に拍車をかけてしまいました。と、思うのは、米国の状況を知り尽くして、専門家と十分に作戦を練った上での判断に対する遊爺の素人判断...?その、こわ~い公聴会は、どのような展開が予測されるのでしょう? . . . 本文を読む
鳩山氏が、党首討論で約束した小沢氏の資金疑惑に対する説明責任について、検察の不起訴の結果がすべてだと幕引きを謀る小沢氏、検察が潔白を証明したかの様な言い回しです。
ザル法の目はすり抜けても、政治家としての姿勢を問う世論に貸す耳はないと、国民無視の態度です。当然世論は不起訴結果の後の世論調査でも納得していない結果を示しています。
相変わらず参議院選の勝利最優先で仕掛け作りに余念がない小沢氏、参院選に向けいずれけじめをつけるには、鳩山氏を日米同盟の責任とあわせて挿げ替えるか、恐る恐るながら距離をおき始めた鳩山氏が自分の身を守るために小沢氏と離縁するかが必要になる情勢です。
注目されるこのあたりの動静についての評論がありました。 . . . 本文を読む
外国人参政権について憲法違反とした判決の傍論記載を強く主張した園部元判事に、改めて産経がインタビューし19日の一面に載せています。
これまでも、「戦争中に強制連行され母国に帰れないで居る在日韓国人のために、判決の結論には賛成であったが一言書き添えたかった。」「この傍論を重視するのは、法の世界から離れた俗論である」などとの発言があったようですが、今回も同様の内容のようです。
また、外国人参政権の「部分的許容説」の元祖で推進派の理論的支柱とされる長尾一紘中央大教授が、自説は誤っていたとし、私の読みが浅かった。慚愧(ざんき)に堪えない」と語った(今年 1月)ことは、このblogでも取り上げさせていただいていました。 . . . 本文を読む
中国の台頭が目覚しい話題でもちきりですが、その中国に追い抜かれていた世界一位の座を、日本が取り戻したものが出てきたのだそうです。
それは、08年 8月にトップの座を譲った米国債の保有高です。
中国が保有分を売却したことと、日本の民間金融機関が購入を増やしたことに因るのだそうです。 . . . 本文を読む
政府・与党の「沖縄基地問題検討委員会」(平野委員長)では、17日に普天間移設先の各党案を提示することにしていたのだそうですが、社民党内の不一致、各党間でのへだたりが混迷していることから、案の提示を延期することにしたのだそうです。
この移設問題は、決断をすべき鳩山氏が決めることを延期することを決断して以来、状況は悪化するばかりで、いまだに延期を決める協議が続いているのですね。 . . . 本文を読む
中国の経済発展を背景とした「倣岸不遜」ぶりに、「G2」が取りざたされた米国でいまやともに世界を先導することはありえないとする「中国異質論」が台頭しているのだそうです。
米国の、対中国観の急激な変化については昨日も触れましたが、今日、読売の記事でも変化の背景に触れた記事がありました。 . . . 本文を読む
中国海軍がまた派遣拡大に動きはじめたようです。新華社通信系列の国際問題專門紙「国際先駆導報」が報じたとして読売が取り上げてくれています。
南シナ海、黄海、東シナ海と多方面での活動となるようです。南シナ海では1974年にベトナム海軍と砲火を交え西沙諸島を、その後80年代に南沙諸島を軍事力を背景に制海権を確立し、1991年の米軍のフィリピン撤退後はフィリピンのEEZ内でも覇権拡大を成し遂げていました。
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予算委員会で、小鳩や石川の疑惑だけでなく、予算や政策内容の審議がすすめられています。あると言った財源なきばらまき予算、マニフェストと不整合な政策、日米同盟&国の安全保障(国防、食、エネルギー)など、口先だけの民主党を追求し日本の没落を防いでいただかねばならない課題は山積で、是非、国会での審議を深めていただきたいと願っていましたが、自民党の元政府経験者(大臣、副大臣)が、経験実績を活かし、信頼性のある追及が続いていますね。 . . . 本文を読む
小沢不起訴を受けた、読売と朝日の世論調査結果が発表されましたね。
両紙揃って内閣支持率で不支持が支持を上回りましたね。これで、主な世論調査ではすべて不支持が上回った結果になったのではないでしょうか。
小沢氏不起訴で、鳩も民主党も潔白が証明されたと解釈を曲げ、一件落着と幕を下ろそうとしていますが、世論は許していないようですね。 . . . 本文を読む
今日(2/6)は奇しくも、インド洋で活動していた補給艦「ましゅう」と護衛艦「いかづち」が帰国して行われた帰国行事と、ハイチ派遣国際救援隊隊旗授与式とが行われ、自衛隊による海外派遣国際協力が終焉するものと、新たに増派出発するものとが重なりました。
鳩山首相は、帰国した海自の隊員には、過酷な環境での労をねぎらい「誇らしげな顔」を称え、出発する陸自の隊員には「誇りを胸に笑顔で帰ってくるのを待っている」と訓示しました。両者に日本の誇りとの言葉を贈ったのはその通りです。そして、口先だけでなく本当にそう思うのなら、インド洋への海自の派遣は、国際貢献のほかに、シーレーンを護りエネルギーの安全保障という大きな国益にかかわる行為でもあるのですから、再開を送球に検討すべきなのですが...。 . . . 本文を読む
昨日から騒がれていたせいか、朝青龍引退のせいか、石川議員の起訴や小沢氏の不起訴について、今日は山場の日だったのに、通り一遍の報道しかなかったように感じました。
小沢氏の不起訴は、晴れて潔白の無罪になったというのではなく、限りなく黒に近いグレーだが、証言が頼りのため、公判維持が困難で疑わしきは罰せずという裁判の鉄則に従っただけのことです。更に、石川氏は起訴されました。現職の衆議院議員が国会期中に起訴されたことは、小沢氏の陰に隠れていますが、重大なことですが、こちらに触れる時間や夕刊紙面は低調に感じます。 . . . 本文を読む
4年ぶりの米国のQDRですね。4年前に書いた頁を開いて見ましたが、テロ組織の打倒を唱えるとともに、中国の軍事力の拡大は米国の競争相手となる脅威だと訴え、日、豪州、韓と米国との同盟関係の強化を求めていたのでしたね。
その危惧はどうやら的中していて、今回は一歩も二歩も進めて、いろいろな対抗強化策が打ち出されているのですね。 . . . 本文を読む
2006年に始まった「日中歴史共同研究委員会」が報告書を発表しましたね。(1/31)
江沢民時代の中国の反日政策で拡大された認識で、隔たりが大きくなつていた中での学識者による共同研究でした。とても協議にはなるまいと思いましたが、途中経過では会話が出来るようになったなどの報道もあり、ガス田のような政治ではなく学者さん同士の集まりなので、ちがうものなのだと感心していました。
未だ2期の委員会に残した課題があるとはいえ、報告が出るというのは、凡人の遊爺には驚きです。 . . . 本文を読む