ソニーとパナソニックが、次世代テレビの本命とされる有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)テレビ事業で提携交渉を開始したと、日経他のメディアが報道しています。ただ、交渉は初期段階とされ、まとまるかどうかは楽観視できないとの見方が多い様ですね。パナソニック、ソニーの両社とも報道を否定しているとのネットの記事もあります。
ラジオNIKKEIは、朝から視聴者のアンケートで、「韓国勢に対する巻き返しののろしとなるか?」と問いかけていましたが、大飯に期待+期待=40.54%、期待しない+全く期待しない=44.14%で、期待しない方がやや上回っていました。ちなみに、遊爺は、期待しないに一票投票しました。
ソニーとパナソニック、有機ELテレビで提携交渉 :日本経済新聞
「特にコメント無い」。ソニー/パナソニックの有機EL提携報道 -AV Watch
投資家コミュニティ トレーダーズユナイテッド! | ラジオNIKKEI
韓国勢に完敗…自前主義捨て「日本連合」 ソニー、パナソニック有機EL提携交渉+(1/2ページ) - MSN産経ニュース
両社の赤字決算額(ソニー4,566億円、パナソニック7,721億円)が過去最悪と既に発表され、テレビ事業の赤字が大きいことは既に諸兄がご承知のことです。テレビ事業の赤字は、パナソニックで4期連続、ソニーで7期連続(NHK ニュース)ということで、地デジ切り替え需要の最中でも赤字だったのですから、切り替えが完了し、需要が大幅に減った後は、今後の見込みも含めて、深刻であることは素人の遊爺でもはっきり予測できます。
マイナスとマイナスを足し算しても、マイナスが大きくなるだけですが、掛け算をするとプラスになりますね。この提携は、どっちになるのでしょう?
そこで、次世代テレビとして注目されるのが、有機ELテレビなのだそうですが、韓国の2社は年内に55型の発売開始を既に発表済みです。
ところが、両社は2015年度までの事業化を目指しているといった立ち後れの状況です。
おまけに、製造技術も、ソニーは発光する有機材料を高温で気化させパネルに吹き付ける「蒸着方式」で、パナソニックは、印刷技術を応用して有機材料をパネルに塗布する生産方式。
ソニーは、07年に世界に先駆けて11型の有機ELテレビを発売しましたが、国内向けでは販売を中止(業務用は生産を続行)、台湾の友達光電(AUO)と有機ELテレビの量産に向けた技術開発を進行中。パナソニックは、年内に姫路工場(兵庫県姫路市)に実証ラインをつくるという段階。
掛け算でプラスにするために、韓国2社より低コストで不良品が少なくて済む生産方式の確立を目指すのだそうです。
基本となる生産技術がことなるのに、掛け算でプラスに出来るとはかんがえられないのですが、遊爺が素人だからなのでしょうか?
有機ELパネルの生産コストをサムスンなどの方式に比べて最大で半減できるという、パナソニックの技術に統一するのでしょうか。
テレビは、放送局の放送を見る用途は衰退しているとされていますが、家庭内の情報集約管理システムに欠かせないものとして、注目され今後も必需品として見過せない需要は期待されていて、日本の製造業としては全く撤退するにはしのびないアイテムと言われています。
半導体でサムスンに敗れた日本の復活を目指した、日立、NEC等による国策会社のエルピーダが結局は破綻しました。その二の舞になることはないのでしょうか。
キャノンやトヨタが進めている様な、ロボット化による製造コストの削減策はあるのでしょうか。
報道でしか垣間見れない範囲での想像なのですが、今回の両社の提携が、日本のメーカーのテレビ事業の最後の砦となるのか、注目されます。
アンケートには、マイナス+マイナス=マイナスの増大としか感じられず、いまや後発の両社の提携に期待できないと投票したのですが、気持ちは、マイナス X マイナスでプラスに転じていただきたいと願っています。
# 冒頭の画像は、量産55インチ有機ELテレビを公開するサムスン電子
この花の名前は、クロッカス
↓よろしかったら、お願いします。
ラジオNIKKEIは、朝から視聴者のアンケートで、「韓国勢に対する巻き返しののろしとなるか?」と問いかけていましたが、大飯に期待+期待=40.54%、期待しない+全く期待しない=44.14%で、期待しない方がやや上回っていました。ちなみに、遊爺は、期待しないに一票投票しました。
ソニーとパナソニック、有機ELテレビで提携交渉 :日本経済新聞
「特にコメント無い」。ソニー/パナソニックの有機EL提携報道 -AV Watch
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韓国勢に完敗…自前主義捨て「日本連合」 ソニー、パナソニック有機EL提携交渉+(1/2ページ) - MSN産経ニュース
両社の赤字決算額(ソニー4,566億円、パナソニック7,721億円)が過去最悪と既に発表され、テレビ事業の赤字が大きいことは既に諸兄がご承知のことです。テレビ事業の赤字は、パナソニックで4期連続、ソニーで7期連続(NHK ニュース)ということで、地デジ切り替え需要の最中でも赤字だったのですから、切り替えが完了し、需要が大幅に減った後は、今後の見込みも含めて、深刻であることは素人の遊爺でもはっきり予測できます。
マイナスとマイナスを足し算しても、マイナスが大きくなるだけですが、掛け算をするとプラスになりますね。この提携は、どっちになるのでしょう?
そこで、次世代テレビとして注目されるのが、有機ELテレビなのだそうですが、韓国の2社は年内に55型の発売開始を既に発表済みです。
ところが、両社は2015年度までの事業化を目指しているといった立ち後れの状況です。
おまけに、製造技術も、ソニーは発光する有機材料を高温で気化させパネルに吹き付ける「蒸着方式」で、パナソニックは、印刷技術を応用して有機材料をパネルに塗布する生産方式。
ソニーは、07年に世界に先駆けて11型の有機ELテレビを発売しましたが、国内向けでは販売を中止(業務用は生産を続行)、台湾の友達光電(AUO)と有機ELテレビの量産に向けた技術開発を進行中。パナソニックは、年内に姫路工場(兵庫県姫路市)に実証ラインをつくるという段階。
掛け算でプラスにするために、韓国2社より低コストで不良品が少なくて済む生産方式の確立を目指すのだそうです。
基本となる生産技術がことなるのに、掛け算でプラスに出来るとはかんがえられないのですが、遊爺が素人だからなのでしょうか?
有機ELパネルの生産コストをサムスンなどの方式に比べて最大で半減できるという、パナソニックの技術に統一するのでしょうか。
テレビは、放送局の放送を見る用途は衰退しているとされていますが、家庭内の情報集約管理システムに欠かせないものとして、注目され今後も必需品として見過せない需要は期待されていて、日本の製造業としては全く撤退するにはしのびないアイテムと言われています。
半導体でサムスンに敗れた日本の復活を目指した、日立、NEC等による国策会社のエルピーダが結局は破綻しました。その二の舞になることはないのでしょうか。
キャノンやトヨタが進めている様な、ロボット化による製造コストの削減策はあるのでしょうか。
報道でしか垣間見れない範囲での想像なのですが、今回の両社の提携が、日本のメーカーのテレビ事業の最後の砦となるのか、注目されます。
アンケートには、マイナス+マイナス=マイナスの増大としか感じられず、いまや後発の両社の提携に期待できないと投票したのですが、気持ちは、マイナス X マイナスでプラスに転じていただきたいと願っています。
# 冒頭の画像は、量産55インチ有機ELテレビを公開するサムスン電子
この花の名前は、クロッカス
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