遊爺雑記帳

ブログを始めてはや○年。三日坊主にしては長続きしています。平和で美しい日本が滅びることがないことを願ってやみません。

沖縄県議選 県内与党は議席減

2020-06-08 23:58:58 | 沖縄全般
 任期満了に伴う沖縄県議会議員選挙は48の定員に対して64人が立候補し、無投票となった4つの選挙区を除く9つの選挙区で7日に投票が行われました。
 平成30年に始まった玉城県政の中間評価と位置付けられた今回の県議選。投票前は、安倍晋三政権の支持率が急落したこともあり、辺野古移設などで政府と対立する知事支持派が議席を伸ばすとみられていたのだそうですが、過半数を維持したものの改選前より議席減の結果。
 48議席定員の半数24議席に対し、与党が25議席、自公等野党23議席となりました。
 
沖縄県議選「非常に厳しい結果」 知事、落胆隠せず 辺野古問題に影響も - 産経ニュース 2020.6.8 辺野古移設

 沖縄県議選の投開票から一夜明けた8日、玉城デニー知事を支持する共産、社民両党など県内与党の陣営では、過半数を維持したものの改選前より議席を減らしたことに落胆が広がった。逆に、知事不支持派の自民党陣営では「2年後の県知事選に弾みがつく」との声もあがる。米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設反対を掲げる玉城県政だが、求心力の低下は避けられず、今後の県政運営に影響を及ぼしそうだ。

 「非常に厳しい結果だ。予想していたこととはかなり状況が違っていた」

 開票結果が明らかになった8日未明、
玉城氏は記者団にこう述べ、苦渋の表情を隠さなかった

 
平成30年に始まった玉城県政の中間評価と位置付けられた今回の県議選。投票前は、安倍晋三政権の支持率が急落したこともあり、辺野古移設などで政府と対立する知事支持派が議席を伸ばすとみられていた

 だが、新型コロナウイルスの影響で各陣営が十分な選挙活動が行えず、投票率は過去最低の46・96%になった。「知事を招いた集会などができず勢いをつかみきれなかった」と知事支持派の関係者は肩を落とす。

 
争点となった辺野古移設にも、今後の影響は避けられそうにない。玉城氏は「(移設に)反対であるという民意は揺らいでいないと思っている」と強調するが、普天間飛行場のある宜野湾(ぎのわん)市選挙区(定数3)社民党の現職が落選し、与党1議席、野党2議席という結果に終わった。

 防衛省沖縄防衛局の関係者は「
辺野古移設は、普天間飛行場の危険性を除去する唯一の解決策。選挙結果にかかわらず、法令にのっとり粛々と工事を進めるだけだ」と冷静に語る。

 
自民党県連は今回、県議選の公約として初めて「移設容認」を打ち出した。関係者は「正々堂々と訴え、議席を伸ばした意義は大きい」と自信を深めている。

 選挙戦では、辺野古移設問題のほか、
新型コロナの影響で落ち込んだ県内経済をどう立て直すかも争点となった。県議選告示の5月29日に公表された沖縄県の4月の有効求人倍率は0・91倍で、全国で最も低い。

 自民党県連関係者は「
政府と対決姿勢を強める玉城県政では、県内経済を立て直すことはできない。今回の結果は次の知事選に大きな影響を与える」と語る。(川瀬弘至)

 玉城デニー知事を支持する共産、社民両党など県内与党の陣営では、過半数を維持したものの改選前より議席を減らしたことに落胆が広がり、玉城県政の中間評価に求心力の低下がみられたことから、今後の県政運営に影響を及ぼしそうだと産経・川瀬弘至編集委員。

 党派別の獲得議席数は、与党側が立憲民主党1(改選前0)共産党7(同6)、社民党4(同5)、地域政党の沖縄社会大衆党2(同3)、無所属など11(同12)。野党側が自民党17(同14)、公明党2(同4)、無所属4(2)。
 
 「非常に厳しい結果だ。予想していたこととはかなり状況が違っていた」と、玉城知事。
 争点となった辺野古移設に関しても、玉城氏は「(移設に)反対であるという民意は揺らいでいないと思っている」と強調するが、普天間飛行場のある宜野湾市選挙区(定数3)は社民党の現職が落選し、与党1議席、野党2議席という結果に。
 
 自民党県連は今回、県議選の公約として初めて「移設容認」を打ち出し、関係者は「正々堂々と訴え、議席を伸ばした意義は大きい」と自信を深めているのだそうです。

 新型コロナウイルスの武漢肺炎の感染が、日本はもとより世界中に拡大する中を、中国の「海警」は頻繁に尖閣の領海を含む近海に出没し、領海内で操業中の与那国島の漁協に所属する日本漁船を追尾しました。
 今回の「海警」による日本漁船追尾は、中国の領有権主張の一段ステップアップ行為 - 遊爺雑記帳

 尖閣諸島の防衛に対する日米同盟の適用については、本来領土問題の係争には不干渉の米国ですが、オバマ政権時代に、クリントン国務長官(当時)が、日本が実効支配しているのを根拠に、適用範囲との見解を示し、以来、中国側が「海警」の増強を進め、定常巡回し、実効支配実績造りを進め、しかも接続区域や領海への侵入をエスカレートさせていることは、諸兄がご承知の通りです。

 在福岡中国領事館の支援もうけて知事当選を達成した翁長氏を引き継いでいる玉城知事。
 また、中国の冊封の象徴とされる「龍柱」を那覇に建設推進した翁長氏。
 尖閣=沖縄、つまり日本の領海、領土への侵入頻度を上げている中国の不法行為。
 
 それでも、世界一危険とされる普天間基地を辺野古のキャンプシュアブ沖に統廃合し、安全性を高めると同時に対中抑止力を高めることに反対する、自称オール沖縄勢の翁長氏を継承する玉城知事派が議席を減らすのは当然の県民の方々の裁定だったのですね。

 しかし、それでもまだ過半数をぎりぎり死守した、自称オール沖縄勢。
 県議選議席減が、ターニングポイントになるのか。知事選に向けた今後の展開が注目されますね。



 # 冒頭の画像は、沖縄県議選結果




  この花の名前は、ヤマブキソウ


↓よろしかったら、お願いします。



写真素材のピクスタ


Fotolia




コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 新聞は「消え去る」しかない... | トップ | 北朝鮮が韓国との通信を遮断 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

沖縄全般」カテゴリの最新記事