韓国の与党セヌリ等の議員を含む超党派の国会議員団が、日本政府の抗議を無視し、8月15日、竹島への上陸を決行しましたね。韓国の国会議員団については、これまで何度も竹島上陸を繰り返していて、政治家による「光復節」をはじめとした日本に関連する記念日の竹島上陸は、韓国では“恒例の年中行事”になりつつあるのですね。
韓国の国会議員団が竹島に上陸 韓国ネット上で冷ややかな声も - ライブドアニュース
【「慰安婦」日韓合意】朴槿恵大統領が「光復節」式典で演説 「未来志向」言及も慰安婦問題に触れず THAAD配備は「国民守る選択」 - 産経ニュース
朴槿恵も議員時代の2005年に竹島上陸を実施していて、今回の議員団の団長の、与党セヌリ党のナ・ギョンウォン議員は、次の大統領選に意欲を示しているのだそうです。韓国では、「反日」を掲げることは、当選に不可欠な条件とされ、ナ・ギョンウォン議員につても、選挙を前にした「国内向けパフォーマンス」との声もあるのだそうです。
朴槿恵の今年の「光復節」の式典で演説では、約25分間の演説のうち、日韓関係に言及したのは1分にも満たなかったのだそうで、竹島や慰安婦問題には触れず、「歴史を直視するなか、未来志向的な関係を作っていかねばならない」と述べていたのですが、与党のナ・ギョンウォン議員を団長とする議員団の竹島上陸を止めることは出来ていません。
それどころか、日本政府の抗議に対して、団長を務めるナ・ギョンウォン議員は「わが領土を訪問することへの日本のこうした抗議にはあきれる」と述べ、野党議員は「『行くな』というのは無礼だ。光復節に(日本は)反省の姿勢を示すべきだ」と言い放ったのだそうですね。
菅官房長官は、「極めて遺憾だ」と受け入れられないとの立場を明らかにしつつも、慰安婦問題で10億円拠出を決めた日韓合意については、予定通り実施するとの考えを示したのだそうです。
口頭での抗議が無視どころか、逆切れを招き、韓国政府もコントロールできない。そんな国に、先の日韓合意が守られるとは到底考えられず、日韓基本条約や河野談話で、これが最後とした補償や問題の蒸し返しをしない約束は、破られることは見え見えですね。
10億円の支払いだけは用途未明のまま急遽先行させ、日韓合意の日本側の約束は果たしたので、後は韓国国内の問題と、自慰・自己満足の解釈を掲げる外務省ですが、韓国は、慰安婦像の移転に"努力"するとの合意ですから、努力はしていますが、なかなか実現は難しいと言われてしまえば、それで終わりの話です。それでも、10億円は予定通り支払うと言う、過去の失敗をまた繰り返す日本政府。保育園の待機児童や特別養護老人施設への待機老人対策他、日本国民の福祉財源不足に苦しみ消費税を上げる財政大赤字の日本なのに、捨て金を垂れ流す外務省。竹島の不法選挙とその実効支配強化の実績造りや、尖閣近海の不法侵入による管轄実績造りを強化する中国に、口頭で抗議するだけで、夫々の相手国の支配実績を着々と強化されるがままの外務省。それが長く続き実績が拡大すれば、国際司法の場や、第三国の視線からも、日本の領土領海とはみなされなくなります。
政府の口頭抗議がなんら効力を発揮しない今、効力発揮する別の対抗策を実施しなければ、日本の領土・領海空は、近隣諸国によって、削り取られるばかりです。
本件の竹島については、日本政府は過去何度も、国際司法裁判所に提訴していますが、韓国は司法の場に出ることを拒むため、「国際司法裁判所規程36条2の選択条項受諾宣言」の受託宣言をしておらず、裁判が開けません。
国際司法裁判所への提訴の提案 | 外務省
この、韓国の裁判を逃げる姿勢を、広く世界に喧伝することが必要です。そして、国際世論を高めたうえで、相手国の拒否の有無に左右されずに司法判断がなされる、仲裁裁判所(南シナ海での領海問題でフィリピンが中国を提訴し勝訴した)への提訴をカード化し、2国間交渉に応じなければ、提訴に踏み切る方法をとるべきです。
そろそろ決断しないと、実効支配を拡大し、その期間が長くなると、司法でもその現状を優先される可能性が強まります。外務省や政府は、何時までも、その場しのぎの口頭抗議ではなく、新たな行動が求められます。
# 冒頭の画像は、竹島に上陸した韓国国会の与野党議員ら。(中央の水色のジャケット姿が団長のナ・ギョンウォン議員)
この花の名前は、コバギボウシ
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竹島に関する動画 / 政府広報 - YouTube
杉原由美子氏による絵本「メチのいた島」読み聞かせ - YouTube
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わが耳を疑った。韓国与野党の議員団が8月15日、わが国固有の領土である竹島(島根県隠岐の島町)への上陸を強行したのだ。日韓は12日、元慰安婦の支援財団に日本政府が10億円を拠出することで大筋合意したばかり。これが未来志向で友好をうたう国家がやることだろうか? 尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺をうろつく中国と同じではないか。
竹島に上陸したのは与党セヌリ党を含む計10人の超党派議員団。上陸目的について「日本が独島(韓国での呼称)の領有権を主張し続ける中、光復節(15日)を迎え、韓国の領土を守る意志を国民に伝えたい」などと説明しているという。
竹島上陸は、日本による朝鮮半島統治からの解放記念日の「光復節」に合わせた国内向けの政治的パフォーマンスの色合いが濃い。2012年に李明博(イ・ミョンバク)前大統領が現職大統領として初めて上陸、大きな波紋を呼んだことも記憶に新しい。
日本政府は外務省の金杉憲治アジア大洋州局長が13日、韓国の李煕燮(イ・ヒソプ)駐日公使に「竹島の領有権に関するわが国の立場に照らし、到底受け入れることはできない。極めて遺憾だ」と電話で伝え、計画の中止を要請。外務省幹部は「(慰安婦問題に関する)日韓合意で改善しつつある日韓関係に水を差す動きだ」と批判した。
ところが、この日本政府の抗議に対し、韓国の議員団は強く反発した。訪問団団長を務める与党議員は「わが領土を訪問することへの日本のこうした抗議にはあきれる。予定通りに独島を訪れ、団長としての役割を果たす」と述べ、野党議員は「『行くな』というのは無礼だ。光復節に(日本は)反省の姿勢を示すべきだ」と言い放ったという。
日韓関係をめぐっては、米国北東部ロードアイランド州議会下院が今年の8月15日を「コリアの日」として祝賀する決議を5月に採択したことも分かった。同州議会上院では来年以降も「コリアの日」を定着させるための決議採択の動きがあるという。
正直に言って日本政府の対応は尖閣同様に甘い。韓国を窮地に追い込む事態を避ける「配慮」とも聞くが、相手が「無礼」を重ねる以上、ハーグの仲裁裁判所に判断を仰ぐことも考えなければなるまい。(黒沢通)
わが耳を疑った。韓国与野党の議員団が8月15日、わが国固有の領土である竹島(島根県隠岐の島町)への上陸を強行したのだ。日韓は12日、元慰安婦の支援財団に日本政府が10億円を拠出することで大筋合意したばかり。これが未来志向で友好をうたう国家がやることだろうか? 尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺をうろつく中国と同じではないか。
竹島に上陸したのは与党セヌリ党を含む計10人の超党派議員団。上陸目的について「日本が独島(韓国での呼称)の領有権を主張し続ける中、光復節(15日)を迎え、韓国の領土を守る意志を国民に伝えたい」などと説明しているという。
竹島上陸は、日本による朝鮮半島統治からの解放記念日の「光復節」に合わせた国内向けの政治的パフォーマンスの色合いが濃い。2012年に李明博(イ・ミョンバク)前大統領が現職大統領として初めて上陸、大きな波紋を呼んだことも記憶に新しい。
日本政府は外務省の金杉憲治アジア大洋州局長が13日、韓国の李煕燮(イ・ヒソプ)駐日公使に「竹島の領有権に関するわが国の立場に照らし、到底受け入れることはできない。極めて遺憾だ」と電話で伝え、計画の中止を要請。外務省幹部は「(慰安婦問題に関する)日韓合意で改善しつつある日韓関係に水を差す動きだ」と批判した。
ところが、この日本政府の抗議に対し、韓国の議員団は強く反発した。訪問団団長を務める与党議員は「わが領土を訪問することへの日本のこうした抗議にはあきれる。予定通りに独島を訪れ、団長としての役割を果たす」と述べ、野党議員は「『行くな』というのは無礼だ。光復節に(日本は)反省の姿勢を示すべきだ」と言い放ったという。
日韓関係をめぐっては、米国北東部ロードアイランド州議会下院が今年の8月15日を「コリアの日」として祝賀する決議を5月に採択したことも分かった。同州議会上院では来年以降も「コリアの日」を定着させるための決議採択の動きがあるという。
正直に言って日本政府の対応は尖閣同様に甘い。韓国を窮地に追い込む事態を避ける「配慮」とも聞くが、相手が「無礼」を重ねる以上、ハーグの仲裁裁判所に判断を仰ぐことも考えなければなるまい。(黒沢通)
朴槿恵も議員時代の2005年に竹島上陸を実施していて、今回の議員団の団長の、与党セヌリ党のナ・ギョンウォン議員は、次の大統領選に意欲を示しているのだそうです。韓国では、「反日」を掲げることは、当選に不可欠な条件とされ、ナ・ギョンウォン議員につても、選挙を前にした「国内向けパフォーマンス」との声もあるのだそうです。
朴槿恵の今年の「光復節」の式典で演説では、約25分間の演説のうち、日韓関係に言及したのは1分にも満たなかったのだそうで、竹島や慰安婦問題には触れず、「歴史を直視するなか、未来志向的な関係を作っていかねばならない」と述べていたのですが、与党のナ・ギョンウォン議員を団長とする議員団の竹島上陸を止めることは出来ていません。
それどころか、日本政府の抗議に対して、団長を務めるナ・ギョンウォン議員は「わが領土を訪問することへの日本のこうした抗議にはあきれる」と述べ、野党議員は「『行くな』というのは無礼だ。光復節に(日本は)反省の姿勢を示すべきだ」と言い放ったのだそうですね。
菅官房長官は、「極めて遺憾だ」と受け入れられないとの立場を明らかにしつつも、慰安婦問題で10億円拠出を決めた日韓合意については、予定通り実施するとの考えを示したのだそうです。
口頭での抗議が無視どころか、逆切れを招き、韓国政府もコントロールできない。そんな国に、先の日韓合意が守られるとは到底考えられず、日韓基本条約や河野談話で、これが最後とした補償や問題の蒸し返しをしない約束は、破られることは見え見えですね。
10億円の支払いだけは用途未明のまま急遽先行させ、日韓合意の日本側の約束は果たしたので、後は韓国国内の問題と、自慰・自己満足の解釈を掲げる外務省ですが、韓国は、慰安婦像の移転に"努力"するとの合意ですから、努力はしていますが、なかなか実現は難しいと言われてしまえば、それで終わりの話です。それでも、10億円は予定通り支払うと言う、過去の失敗をまた繰り返す日本政府。保育園の待機児童や特別養護老人施設への待機老人対策他、日本国民の福祉財源不足に苦しみ消費税を上げる財政大赤字の日本なのに、捨て金を垂れ流す外務省。竹島の不法選挙とその実効支配強化の実績造りや、尖閣近海の不法侵入による管轄実績造りを強化する中国に、口頭で抗議するだけで、夫々の相手国の支配実績を着々と強化されるがままの外務省。それが長く続き実績が拡大すれば、国際司法の場や、第三国の視線からも、日本の領土領海とはみなされなくなります。
政府の口頭抗議がなんら効力を発揮しない今、効力発揮する別の対抗策を実施しなければ、日本の領土・領海空は、近隣諸国によって、削り取られるばかりです。
本件の竹島については、日本政府は過去何度も、国際司法裁判所に提訴していますが、韓国は司法の場に出ることを拒むため、「国際司法裁判所規程36条2の選択条項受諾宣言」の受託宣言をしておらず、裁判が開けません。
国際司法裁判所への提訴の提案 | 外務省
この、韓国の裁判を逃げる姿勢を、広く世界に喧伝することが必要です。そして、国際世論を高めたうえで、相手国の拒否の有無に左右されずに司法判断がなされる、仲裁裁判所(南シナ海での領海問題でフィリピンが中国を提訴し勝訴した)への提訴をカード化し、2国間交渉に応じなければ、提訴に踏み切る方法をとるべきです。
そろそろ決断しないと、実効支配を拡大し、その期間が長くなると、司法でもその現状を優先される可能性が強まります。外務省や政府は、何時までも、その場しのぎの口頭抗議ではなく、新たな行動が求められます。
# 冒頭の画像は、竹島に上陸した韓国国会の与野党議員ら。(中央の水色のジャケット姿が団長のナ・ギョンウォン議員)
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