遊爺雑記帳

ブログを始めてはや○年。三日坊主にしては長続きしています。平和で美しい日本が滅びることがないことを願ってやみません。

与那国島につづいて、宮古島他にも自衛隊配備

2015-05-12 23:03:48 | 日本を護ろう
 日本最西端の与那国島への陸上自衛隊「沿岸監視隊」配備について、決まっては投票のやり直しが繰り返され、3度目の正直となる住民投票は、中高生や永住外国人にも選挙権を与えると言う、それ自体に違法性があるものとなりましたが、大差で配備賛成が上回り、住民にも迎えられる形で配備に向けて作業が進められています。
 頻繁な中国・海警の尖閣近海への侵入緊迫の度は、報道するメディアの数や頻度は減っていますが、実態は減ることはなく続いています。
 日本の最西端の国境の島・与那国島が、警察官の2丁の拳銃で護られていた実態は諸兄がご承知の通りでしたが、ようやく「沿岸監視隊」の配備が実行に向け動き始めたのでした。
 更に、南西諸島や沖縄本島、奄美の安全保障の為の抑止力として、宮古島他への自衛隊配備に向けた準備が進められています。
 日本の安全保障は、日本の自衛隊が護る。その上で、同盟国の米国やその他の連携国とも助け合って、アジア地域の安全を護ることが求められています。
 与那国島につづいて、中国への牽制と抑止力として、南西諸島、沖縄の防衛・監視力の強化が急がれていますが、少しづつとはいえ動きが広がろうとしていることは、歓迎されますね。

 
2丁拳銃で島を護れ・与那国島 - ASIANEWS Inc., Tokyo Japan
 尖閣接続水域に中国海警局の船3隻 19日連続 - 産経WEST
 【続】与那国町 自衛隊配備で3度目の町民判断 - 遊爺雑記帳
 宮古島に陸自部隊配備を要請 防衛副大臣、市長に  :日本経済新聞
 宮古島に800人規模の陸自「警備部隊」を配備方針 候補地2カ所を市長に伝達 - 産経ニュース
 
宮古島と石垣島 抑止に陸自配備は必要だ (5/12 産経 【主張】)

 南西諸島における防衛上の空白が少しずつ埋まろうとしている
。防衛省は、沖縄県の宮古、石垣両島へ陸上自衛隊の警備部隊などを配備する方針を地元に示した。
 自らの抑止力を高め、周辺国に自制を促す意義がある。国の守りを固めるために自衛隊を真に必要な地域に配置する努力を重ねていきたい。
 左藤章防衛副大臣は、宮古島市の下地敏彦市長を訪ね、安全保障環境の悪化を指摘して陸自配備計画を伝え、受け入れを求めた。
下地市長は「理屈としては十分理解できる」と述べ、市議会などと検討する考えを表明
した。
 沖縄の本島以外は陸自にとって空白域だったが、備えが始まっており、
平成27年度末までに与那国島に沿岸監視部隊
が置かれる。
 
宮古島は、それに続く計画となる。住民は5万4千人を数え、防衛上の要衝
であるからだ。
 中国海空軍は近年、宮古島周辺の海空域を太平洋への出入り口として動きを活発化させている。
 中国軍の動向を知る上で不可欠な航空自衛隊のレーダー施設などが宮古島に存在する。洋上の橋を使って行き来ができる
下地島には戦闘機運用が可能な3千メートル級滑走路をもつ下地島空港
がある。
 計画通り、
陸自が警備部隊に加え、地対艦、地対空ミサイル部隊を置けば抑止効果は高い
。順当にいけば、28年度予算に用地取得費を計上し、30年度末までに800人規模の陸自部隊が発足する。確実な実現を期待したい。
 
石垣島への陸自部隊の配備
も同じような意義がある。
 左藤氏は宮古島市に続き、石垣市の中山義隆市長を訪ね、石垣島における陸自配備の候補地選定への協力を求めた。中山氏は「安全保障は国の専権事項であり、協力態勢をとりたい」と述べた。
 配備に対して「自衛隊が来れば攻撃対象にされる」という反対論があるが、短絡的だ。
 宮古、石垣両島が、中国が狙う尖閣諸島に最も近く、多くの人が暮らしていることを忘れてはいけない。両島は戦略的に重要で、陸自の存在の有無にかかわらず、攻撃の危険にさらされかねない。
 南シナ海での岩礁埋め立てなど、
中国の力による現状変更の動きを対岸の火事と見るべきではない。政府は地元に陸自を配備する意義を丁寧に説明し、早期の受け入れ実現につなげてほしい。

 南シナ海で、中国の領海・領土を巡る力をもちいた侵入に、微弱な戦力にも関わらず果敢に抵抗しているベトナムやフィリピンの姿は、世界中に知られるところです。米軍を追い出したフィリピン近海では、中国による埋め立てでの基地づくりが急ピッチで進められています。
 中国は、第二列島線までの覇権拡大どころか、米国に対し太平洋二分割論を呼びかけ、一時はパンダハガーが増殖したオバマ政権も乗り気になったこともありましたが、安倍首相の今回の訪米で、日米の絆の強さを示すことで、中国の日米分断戦略も見直しを迫られることとはなりました。
 しかし、南シナ海、東シナ海への覇権拡大の行動を止めた訳ではありませんから、その安全保障の為の施策を更に強めねばならないことは、ことさらに申し上げるまでもないことです。

 宮古島、石垣島の方々にも、与那国島の方々の様な、賢明なご英断を戴ける様、祈っています。





  今帰仁城址 (2015年 1月 撮影)


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暴かれた中国の極秘戦略―2012年台湾乗っ取り、そして日本は…?




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1 コメント

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Unknown (sonohigurashi)
2015-05-13 05:42:53
地図で見れば近いですが
沖縄本島と宮古などの八重山は
東京と関西くらいの距離がある事は
あまり認識されていないですね。
これまではあまりに及び腰で無防備でした。
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