高遠と言っても妹達が居るのは高遠の中心部からはかなり離れた山里です。
鹿や猪が跋扈するようなところで、作物が鹿や猪に食い荒らされるのは佐野の梅庵と一緒です。このあたりにはこれから寒くなると一面に福寿草が咲き乱れます。
福寿草には毒があって動物たちは食べないから、競争相手の蕗やヤマユリたちが食い尽くされているから我が世の春と言ったところなのです。
この夜の夕食は私が土産にかっていった鰆(さわら)の刺身と潮汁、美味しいと喜んでもらえました。私が出刃と柳刃を持参して腕をふるったのです。
私は妹が薪ストーブでじっくり煮込んだおでんを戴きました。