伊那から木曽路に出る権兵衛トンネルを出たところで右(長野方面)に曲がるとこの木曽路の始発点にでます。
どうせ木曽路をたどるなら始めの宿場からと思ったからです。こんな看板があるとは思わなかったから拾いものをしたような得した気分での木曽路探訪になりました。
木曽路一番目の宿場は桜沢宿です。桜沢宿にはこの一軒だけが残っていました。
由緒ありげな家ですから近寄ってみたら「明治天皇の御座所」であるとの石柱が立っていました。地方を旅しているとよくこの明治天皇の御座所だという標識があります。交通網が未発達だった明治の世に良くもこうマメに行幸されたものだと感心してしまいます。おそらく徳川幕府から明治維新への過渡期、民心を掌握する必要からせっせと全国行脚を続けたのでしょう。ご苦労なことです。
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