祖母が生前、到来物の明石鯛などを食べるときに、この鯛の鯛を見つけると
私に「これが鯛の鯛だよ」と見せてくれたの思い出します。
勿論これは魚の骨でタイでなくても頬の部分に同じような形の骨があります。
この骨は鯛ではなく鱸のものです。
我が家の家系は魚好きのようで、魚は身の部分だけではなく頭から尾まで食べつくしたので
こんな骨が見つかるのです。
鯛の頬肉は美味なことで知られて居ますが、頭のあたりの肉も目玉の周りのゼリー状の
部分も美味しいです。
小鯵の煮付けは、肉は食べて残った頭や中骨と煮汁を茶碗に入れ、お湯を注いで骨を
箸で突いてかきまぜたものを「コツ湯」と言って、美味しく頂くのも祖母から教わった
魚を最後まで食べつくす方法です。
岩魚の骨酒と同じ発想です。