シルスマリアの湖 水彩

午前中、小山医師により残り五本の抜鉤が行われました。お願いして抜いた鉤を一つ記念に貰いました。Ｍの形をしたホチキス針です。錆びないようステンレス製です。
済んだらシャワーして良いと言われたからナースに断ってシャワーしました。十日ぶりのシャワーで生き返った気分です。井之輪医師が言ってたけど、このあとが死ぬほど退屈になるらしいです。何もすることがない、ただひたすら膀胱と尿道とがしっかり接合するのを待つだけなのです。
危険承知なら即退院可能だよ、二週間で退院しても良い。でも三週間入院して経過を診るのがベストなんだよ。とこれは院長の言葉です。
私は素直な小心者ですから院長の言う通り、あと二週間頼りがいのある医師と美人で優しいナース(内緒ですがごく稀に例外も有ります)に囲まれて過ごす事にしています。