CDclub 4月新譜
マイルス・デイヴィスは、そう好んで聴くほうではないが、これは、なかなかの好盤である。’50~’60年代、モダン・ジャズの黄金期における彼のミュート・プレイを中心に監修した”ブルー”の2枚組である。
〈DISK 1〉
1.On Green Dolphin Street
2.Stella By Starlight
3.Blue In Green
4.Flamenco Sketches
5.Concierto de Aranjuez
6.Old Folks
7.I Thought About You
〈DISK 2〉
8.’Round Midnight
9.Bye Bye Blackbird
10.I Fall In Love Too Easily
11.Basin Street Blues
12.Little One
13.Iris
14.Freedom Jazz Dance
15.Footprints
後にジャズの大御所となる面々の、若さと一途と情熱が、青い静かな炎となって一音一音の間から溢れ出てくるという実に贅沢な逸品である。
10分前後の長尺の楽曲が15曲。CDはつくづく有難い。暫くの間、このマイルスCDを聴き込むことにしよう。