1957年 日活
待望の伝説映画にやっとお目にかかった。デジタル修復版。
テアトル新宿のウィークデイの最終回。観客数は10人程度。
「居残り佐平次」など落語の廓話を題材にしたアップ・テンポの人情コメディ。川島雄三監督の、と言うより日本映画の代表作。
フランキー堺はこんなに凄い役者だったとは。
出てくるバイ・プレイヤーも唸るような面々。「そうだ、あの役者だ」 「あんなのがいたなあ」と懐かしさも尋常ではない。まさに我が国の映画娯楽の絶頂期の作品。
石原裕次郎の高杉晋作、小林旭の久坂玄瑞はほんのご愛嬌。
張り合う女郎の左幸子と南田洋子の生き生きしていること。
最高の感動は芦川いづみ。いつの間にか藤竜也の女房になったきり銀幕から姿を消してしまった彼女。当方10代の時代には、彼女の青春物は次から次と観まくったものだった。
こいつは、はなから縁起がいいわい!!
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