Casa Galarina

映画についてのあれこれを書き殴り。映画を見れば見るほど、見ていない映画が多いことに愕然とする。

リリーのすべて

2017-04-05 | 外国映画(や・ら・わ行)
★★★★ 2015年/イギリス・アメリカ・ドイツ 監督/トム・フーパー

(Amazonプライム)

まずもって1920年代の美しいコペンハーゲンを再現しているハリウッドの美術がすばらしい。
そして、数々の絵画の美しさに目を奪われる。
音楽の力で引っ張る作品があるように、美術で惹き付ける映画も個人的には大好物だ。

リリーの生き方の是非は意見の分かれるところだが、彼の選択が正しかったかどうかは本作の主題ではない。
そのような生き方しかできない2人の愛の物語であり、2人は人生を生ききっている。だから美しい。