落穂日記

映画や本などの感想を主に書いてます。人権問題、ボランティア活動などについてもたまに。

東北で冬休み

2013年01月07日 | 復興支援レポート
年末にまた東北に行ってきた。
といっても、仕事が忙し過ぎてあまりにも疲れてたので、ボランティア活動らしいことはほぼやらなかった。TVの取材のサクラをやって(寝起きのボケた顔を地元の人みんなに見られた。しかも全国放送された。それも4回)、イベントの片付けをしてお正月飾りをつくって(生まれて初めて水引結んだ)、宿のご主人のご家族のお誕生日をいっしょにお祝いしたり(勲章ももらうらしい)、地元のレストランのお手伝いをしたり(ひまだった)、市場の駐車場整理をしたり(東北人の運転マジこわい)、町内の忘年会に出たり(ムチャクチャ笑いころげて腹筋筋肉痛)、お掃除をお手伝いしたり、もうもはやボランティアじゃない。ただのグータラですわ。
すみません。

正直にいって、最近とても疲れている。
肉体的な疲れはとれても精神的な疲れはなかなかとれない。でも東北には行きたい。だから東北で冬休みしちゃおうと思って、最初から休むつもりでのらくらしに行った。
おかげさまで力いっぱいのらくらできました。東北のみなさん、ありがとう。
みなさんと一緒に買い出しに出かけたり、お酒を飲んだり、ろくでもない話をして笑ったり、そういうなんでもないことがとても楽しかった。

それでも、ずっと会ってみたかった人に会えたり、前にお世話になったのに長いこと会えなかった人に再会できたり、収穫も今回たくさんあった。
ただ元気な顔を見て、たわいのないお話をできるだけ、軽くご挨拶できるだけでもじゅうぶん幸せなのだということを、ぐりはこの震災のあと、身にしみて感じた。
いろんな人が、ものが、呆気なくいなくなってしまう、消えてしまうことがあまりにも当り前になってしまったから。
ほんとに大事なものはいつもすぐそばにあって、日常の中に埋もれている。

ないものねだりばかりしていてもしょうがない。ぐりにできることなんか何もないけど、ただ単にみなさんのそばにいたい。
そういう思いを再確認した。


人生初水引。途中段階。完成はうまく撮れなかったの・・・。