『殺したいほどアイ・ラブ・ユー』
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ワシントン州タコマでピザ屋を営むジョーイ(ケヴィン・クライン)は、妻ロザリー(トレイシー・ウルマン)がいるにも関わらず毎日のようにガールハントに夢中。
ある日、夫の浮気を目撃したロザリーは怒りのあまり彼の殺害を決意、実母(ジョーン・プロウライト)と共謀してジョーイ殺しを計画するが・・・。
1990年、ペンシルバニア州で実際に起きた殺人未遂事件をもとにしたコメディ映画。
20ン年ぶりの再見。
当時リバー・フェニックスが大好きで観た記憶があるけど。そう、あのリバーが死んでもう20年が経ったのだ(1993年10月31日没)。光陰矢の如し。
彼の親友でこの当時はまだ駆け出しだったキアヌ・リーヴスももうとっくに大スターになっている。死んだリバーは永久にあのころのままだけど、時はどんどん去っていく。
さすがにもう悲しいとか寂しいという感情は起こらないけど、やっぱり、彼がたった23歳で亡くなったあのときに感じた悔しさは消えない。こんなにかわいかったのに、才能があふれてたのに、たかがドラッグで死んじゃうなんてありえない。彼以外にも多くのアーティストがドラッグで命を落とした。ヒース・レジャーも28歳で幼い娘を遺して亡くなったし、最近ではフィリップ・シーモア・ホフマンもオーバードーズで亡くなっている。
ほんとうになんとかならないものだろうか。
リバーはこの映画では主役ではなく、ジョーイのピザ屋の店員でロザリーにほのかに恋心を抱く好青年ディーボを演じている。
『スタンド・バイ・ミー』で世界的な注目を集めた彼だが、早世のため主演作はあまり多くないし、いわゆる大作や話題作、映画史に残るような傑作への出演もほぼない(大作としては『インディ・ジョーンズ 最後の聖戦』くらい)。そんななかでぐりが今も気に入っているのがこの『殺したいほどアイ・ラブ・ユー』だ。
ジョーイとロザリーは仲のいい夫婦で、経営しているピザ屋やアパート経営もうまくいっている。かわいい子どもたちもいる。イタリア人のジョーイは女と見れば見境なく色目を使い遊び倒すが、ロザリーは自ら現場を目撃するまでジョーイを信じようとする。殺害を決めてからも、ジョーイの常人離れした体力のせいでなかなかうまくいかない。平和である。
このおかしな物語に彩りを添えるのが、スピリチュアルに凝っているちょっと変わったピザ店員を演じているリバーだ。撮影当時19歳、今となっては十代とは思えないほどの独特の世界観を既に持っているのに、決して物語の邪魔はせず、いいスパイスに徹している。ロザリーが好きで何でもしてあげたいけど、平気で人殺しをするほどの根性もない、中身はごく普通の男の子。彼の友人でやはりジョーイ殺しを頼まれる麻薬常習者マーロン役のキアヌ・リーヴスともども、ほんとうにいい味出してます。
登場人物が限られた小さな物語だが、20年経って観ても全然古さがなくて、心から楽しめる素敵な作品だ。
もっと評価されてもいいのになと、やっぱり思う。
今つくろうと思っても、おそらくは絶対につくれない、ある意味平和だった時代のハリウッド映画。
あの時代はもう二度と戻ってこないのだろうか。リバーがもう戻ってこないように。
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ワシントン州タコマでピザ屋を営むジョーイ(ケヴィン・クライン)は、妻ロザリー(トレイシー・ウルマン)がいるにも関わらず毎日のようにガールハントに夢中。
ある日、夫の浮気を目撃したロザリーは怒りのあまり彼の殺害を決意、実母(ジョーン・プロウライト)と共謀してジョーイ殺しを計画するが・・・。
1990年、ペンシルバニア州で実際に起きた殺人未遂事件をもとにしたコメディ映画。
20ン年ぶりの再見。
当時リバー・フェニックスが大好きで観た記憶があるけど。そう、あのリバーが死んでもう20年が経ったのだ(1993年10月31日没)。光陰矢の如し。
彼の親友でこの当時はまだ駆け出しだったキアヌ・リーヴスももうとっくに大スターになっている。死んだリバーは永久にあのころのままだけど、時はどんどん去っていく。
さすがにもう悲しいとか寂しいという感情は起こらないけど、やっぱり、彼がたった23歳で亡くなったあのときに感じた悔しさは消えない。こんなにかわいかったのに、才能があふれてたのに、たかがドラッグで死んじゃうなんてありえない。彼以外にも多くのアーティストがドラッグで命を落とした。ヒース・レジャーも28歳で幼い娘を遺して亡くなったし、最近ではフィリップ・シーモア・ホフマンもオーバードーズで亡くなっている。
ほんとうになんとかならないものだろうか。
リバーはこの映画では主役ではなく、ジョーイのピザ屋の店員でロザリーにほのかに恋心を抱く好青年ディーボを演じている。
『スタンド・バイ・ミー』で世界的な注目を集めた彼だが、早世のため主演作はあまり多くないし、いわゆる大作や話題作、映画史に残るような傑作への出演もほぼない(大作としては『インディ・ジョーンズ 最後の聖戦』くらい)。そんななかでぐりが今も気に入っているのがこの『殺したいほどアイ・ラブ・ユー』だ。
ジョーイとロザリーは仲のいい夫婦で、経営しているピザ屋やアパート経営もうまくいっている。かわいい子どもたちもいる。イタリア人のジョーイは女と見れば見境なく色目を使い遊び倒すが、ロザリーは自ら現場を目撃するまでジョーイを信じようとする。殺害を決めてからも、ジョーイの常人離れした体力のせいでなかなかうまくいかない。平和である。
このおかしな物語に彩りを添えるのが、スピリチュアルに凝っているちょっと変わったピザ店員を演じているリバーだ。撮影当時19歳、今となっては十代とは思えないほどの独特の世界観を既に持っているのに、決して物語の邪魔はせず、いいスパイスに徹している。ロザリーが好きで何でもしてあげたいけど、平気で人殺しをするほどの根性もない、中身はごく普通の男の子。彼の友人でやはりジョーイ殺しを頼まれる麻薬常習者マーロン役のキアヌ・リーヴスともども、ほんとうにいい味出してます。
登場人物が限られた小さな物語だが、20年経って観ても全然古さがなくて、心から楽しめる素敵な作品だ。
もっと評価されてもいいのになと、やっぱり思う。
今つくろうと思っても、おそらくは絶対につくれない、ある意味平和だった時代のハリウッド映画。
あの時代はもう二度と戻ってこないのだろうか。リバーがもう戻ってこないように。