ふくい、Tokyo、ヒロシマ、百島物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

国際幸福デー。

2025年03月20日 | 百伝。

去年1年前の今日は、東京有明アリーナで英国人ロッド・スチュアートの生ライブを観ていました。

1995年30年前の今日は、広島百島からの帰省中の高速道路上でカー・ラジオのNHKから重々しいニュースが流れていました。

3月20日は、世界中の人は幸福になることを願う、目指す、国際幸福デーなのにね。

次々と人が倒れている・・地下鉄サリン事件の発端となる不気味なニュースでした。

この災厄を、無差別殺人を、見せびらかしては悦に入っている狂気の沙汰の人間集団です。

 

さて、今日は3月20日、春分の日でもあります。

今朝早くから足羽山にあるお墓掃除・・車が無いと年老いると墓地に参るのにも難行です。

・・墓じまいも考えないとね。

帰宅してテレビを点けると、NHKBS「妻亡きあとに~岐阜県郡上市に暮らす近藤正臣さん」の日常生活の映像が流れいました。

俳優の近藤正臣さん、8年ほど昔、奥様と二人でお気に入りの町、郡上市に移住したとの事。

1年半程前に奥様を亡くしても、郡上に一人暮らす83歳となる近藤正臣さんの「老い」と「孤独感」と人生観を垣間見ることができました。

「人は老いると、筋力が無くなり、物忘れが激しくなり、オシッコを漏らすようになります」と、実感を込めて語っていました。

それでも郡上は素敵な地域です・・確かに同感です。

郡上節に魅せられて他県から移住された女性たちも番組で紹介されていました。

郡上踊り・・春駒、春駒、いいなぁ。

僕の故郷百島での盆踊り、三地区で多少リズム感が異なったようですが、百島盆踊りの最後に締めくくるのが、「春駒」だったそうです。

近藤正臣さん、末永くお元気で暮らして欲しいものです。

「老い」は死ぬまで次々と続きます。

耳が遠くなり、目も不自由となり、さらにウンコを漏らす失禁状態、オムツ状態、足腰も劣化、車いす生活、飲み込みも難しくなる嚥下機能が低下・・だんだんと寝たきり状態に近づきます。

「老い」は、時を超えて容赦なく次々とやって来ます。

午後からテレビ番組「ヒルナンデス」を観ました。

いつもは観ていないけど、今日の特集は「広島県尾道旅」でした。

20歳の鈴木福くんが、尾道を紹介していました。

尾道への年間観光客の訪問者数、約400万人だとか? 本当かな?

それにしても、尾道のアーケード商店街通り、寂しかったなぁ。

50年昔の高校時代、尾道の平日夕方、週末のアーケード商店街、沢山の人がびっしり歩いていたという記憶が残っています。

ある土曜日の午後、アーケードの商店街を歩いていると、日本第2位の売り上げ記録を残す当時の大ヒット曲「女のみち」を歌っていた「ぴんから兄弟」が、僕らの会話を聞きながらすぐ後ろを歩いていたことがありました。

ちなみに、日本第1位の売り上げ記録は、1975年発売の「泳げ!たいやきくん」です。

サラリーマン向けのいい詩です。

サラーリマンならば、上司から10万円の商品券を貰えるなんて、あり得るかな?

今日の午後からは福井駅周辺を散策・・観光客なのかな?

新幹線効果なのかな? 福井駅周辺は、大勢の人たちで、ごった返していました。

30年前、父も母も、叔父さんも、叔母さんも、みんな生きていたなぁ。

30年後、そして誰もいなくなるんだろうなぁ。

順番の逝くのが、いちばんの幸せです。

今日は、国際幸福デーでした。


百試千改

2025年03月18日 | 百伝。

来月の四月には、いよいよ大阪で関西万博が開催。

福井県もブースを出展しているとの事。

福井県は小中高の生徒全員に無料入場券を配布、ただし入場予約と交通費は自己負担負担、自費だとの事。

若狭地方の一部自治体には関西電力の支援もあって大阪まで無料バスを運行手配するとの事。

素晴らしいのか? はたまた問題なのか? よく分かりません。

関西万博、見学に行こうかな? どうしようかな?

コロナ陽性に感染して以来、なかなか万全な体調に戻りません。

喉に痰が絡んで咳が続いています。

健康なときは、気合、気力、心が体を動かしていると感じると思うのに、病気になると、身体の器官が気になります・・心臓、血管、消化器、大腸等々、どこかの内臓器官の調子が悪いのではないかとね。

こうなると、この世は拷問だらけだと嘆いた哲学者エミール・シオランの言葉が輝いてきます。

「ただひとつの、本物の不運、それはこの世に生まれ出るという不運だ」

「人間は、地球の癌だ」

先日の土曜日、NHKのテレビアニメ「チ。~地球の運動について~」が終わりました。

翌日の日曜日からNHKドラマ「どうせ死ぬならパリで死のう」が始まりました。

反出生主義を唱えるシオランの絶望名言が盛り沢山、登場します。

ここ数日間テレビを点けると、大谷さんのドジャーズ vs. カブス・・MLBの開幕戦東京シリーズの報道ばかりが目立ちます。

今日明日の次の明後日、日本サッカー代表 vs. バーレーン戦、楽しみです。

「サピエンス全史」の著者、歴史学者Y.N.ハラリ氏も来日中。

彼曰く、「ホモ・サピエンスは、神や宗教の他にも、貨幣・国家・法律・正義などの「虚構」を生み出した。それらの虚構を共有することにより、見知らぬ人同士でも協力し合うことができ、何万もの住民からなる都市や、何百万もの民を支配する帝国が形成されたのである。」

そして近未来、「AIとバイオテクノロジーとビッグデータの融合により、社会は変化する。大勢の(無用者)が生まれ、データを制する者が富や権力を制し、人間の心は全てアルゴリズムで把握されるであろう。」

人生は公平ではありませんが、それも人生。

生きている間は、楽しい奇跡を信じないとね。

奇跡と巡り会うのは、外に出かけてみないとね。

百試千改、広島銘菓を頂戴しました。

美味です。


溺れるな、泳げ!

2025年03月09日 | 百伝。

丸5日間、ベッドの中で自宅療養、コロナ陽性、感染してしまいました。

明日から外出できそうです。

2020年から2022年の間、コロナ禍の際には、利用者さん、職員からも誰一人コロナ感染者を出さなかった鉄壁の徹底感染予防で奇跡の職場だと言われていたのに、時間が過ぎて緊張感も緩んだのでしょう。

看護師さんから利用者さんへと職場で感染発生。

生まれて初めてのコロナ感染体験をしてしまいました。

拒絶感が半端ではなかったです。

前日まで美味しく食べたモノを急に思い出しては吐き気。

さらに懐かしさで買ったばかり1975年~1979年のベストヒット2枚組のCD・・前日まで懐かしく聴いていたのに全てのメロディーが頭の中で巡るたびに頭痛、CDのカバーデザインを見て思い出すだけでも悪寒が走りました。

一機加速で悪寒、嘔吐、発熱、下痢、頭痛、失禁、とにかく5感(味覚、聴覚、視覚、触覚、嗅覚)がマヒしている体調になっていました。

3分間、空気を吸い込めなかったならば、ご臨終。

内科医で受診検査の結果が陽性反応、入院も考えましたが、万が一夜間帯に喉が渇いて痰で息が詰まることを考えると、まだ生きたい気持ちが少しは残っていたようです。

多量の薬を頂いて服用、オムツを自ら巻いて着用して、ベッドの中に潜り込んでいました。

食欲無し、ラジオの音、スマホの着信音も拒絶、小さな電灯も消す、ニオイは無臭、そうなる要因は、説明しにくいけど、どこからか来る拒絶感です。

発汗作用が生じてからは本来の自分を取り戻してくる感覚になりました。

現在、コロナの潜伏期間は 2〜4日程度、長くても7日以内 だとの事。

体重が一日1キロづつ、一気に5キロ減少しました。

コロナ後遺症・・よく分からないけど、もしもコロナウィルスが何かに対する拒絶因子を備えているならば、多分、命の燃焼エネルギーを極力冬眠状態にさせようとしているのか?

潜伏期間50年と言われる狂牛病のように脳みそがスポンジ状態になって死ぬよりは、まだマシかも。

死ぬときに死なないと、あとに引き延ばしても、人生、苦しい後悔だらけになる、という教訓もあります。

が、泳ぎを止めたら死ぬというマグロではないけど、あっさりと一生涯を終えるたいやきくんがいいかなぁ。

この5日間、耳から離れなかった「およげ!たいやきくん」・・いい歌詞だなぁ。

1975年発売から50年、今尚、日本一のオリコンシングル売り上げ第1位を維持しているから仰天です。

寿司が食べたくなるくらい元気がでてきました。

一兵卒として、老いても死ぬまで働くのが「矜持ある生き方」だと考えています。


松と梅の商売繁盛

2025年03月09日 | 空木宝剣

2025年令和7年も、はや3月9日(日)。

昨日の「人生の楽園」は、尾道と長崎。

この世に、楽園やユートピアの存在があるとすれば、かつてのブータンが、そのイメージだった。

そして、功利主義ベンサム(1748~1832)の最大多数の最大幸福だったが、現在は、少し変化したようである。

東は秦の統一帝国。

西は古代ローマ帝国。

紀元前より、平和な世の中を築く為に、人類は、戦争を繰り返してきた。

現代に於いても、ロシアとウクライナ。
イスラエルとガザ。

戦乱は絶えない。

元来、楽園とは、国や政治に頼るものでないかも知れない。

クラフトビール🍻で千葉から尾道に越してきた佐々木さん夫婦。

漁師を目指して愛知から長崎に移住した平田さん夫婦の物語。

グローバルな大風呂敷より、地産地消の口コミによる、顔の見える笑売こそ、楽園の基本のように思えた。


百年ラジオ

2025年03月04日 | 百伝。

一昨日3月2日深夜、福井県若狭の神宮寺から「お香水」を奈良の東大寺に向けて「お水送り」の伝統行事が行われました。

地下水脈を通じて10日後、東大寺二月堂にある井戸(若狭井)から、お香水を汲み取られます。

3月12日深夜に舞台上で大きな松明が振り回される「お松明(おたいまつ)」、毎年全国ニュースとして映像が流される「奈良東大寺のお水取り」の圧巻な光景です。

春の到来を告げる「お水取り」の仏教行事です。

一方、昨夜の若狭神宮寺からの「お水送り」の伝統行事は、日本のほとんどの方々には知られていない神秘的な行事です。

昨日、三月三日は寒い一日でした。

昨日は、福井県内の県立高校の卒業式。

僕が高校を卒業したのは、ちょうど50年昔の1975年(昭和50年)3月、広島県の私立の男子工業高校。

山陽新幹線が岡山から博多まで延伸、東京まで乗り換え無しで行けるようになった年でもありました。

思い出せば、あの年の流行歌は「なごり雪」「木綿のハンカチーフ」「我がよき友よ」「俺たちの旅」「時代」が大ヒット。

あの年、賞金狙いで稼ぐために書いたラジオへの投稿。

僕が、ラジオへ投稿し始めた、そのきっかけとなった出来事を思い出しました。

当時、広島県内にはラジオ界で絶大な人気を誇った柏村武昭さんというラジオパーソナリティがいました。

ひと回り年上の申年生まれの30歳の柏村さん、全国ラジオDJ大会でグランプリ優勝をして、東京進出・・同年4月から全国放送のオールナイトニッポンのパーソナリティを担当、地方局から初めての大抜擢、大出世です。

その後の柏村さん、フリーのタレントへ、テレビへ進出、政界へも進出、夢破れても、今も広島でご健在なのかな?

あれから50年・・・早稲田にある予備校に入学すると、当時、申年の30歳、文化放送のラジオアナみのもんたさんが何故か予備校へ取材放送でよく来られていました。

全国的にはまだまだ無名の若きアナウンサーでしたが、一歩先を行った柏村武昭さんとは異なるリズム感で間がよくて、会話が実に面白かったです。

落合恵子さん、土居まさるさん、小島一慶さん、思い出すと数々のラジオパーソナリティの方々、ラジオ業界の熾烈な生き残りの人気競争社会。

そんな世界で、あれから、アレよアレよと上昇活躍、テレビ界視聴率の覇王とまで呼ばれる人物となった「みのもんた」さん。

ご冥福を祈ります。合掌

今年は昭和百年。

ラジオ放送が始まって百年だとの事。

あれから50年、これから50年。

聴こえてくるのは、過去と未来。

♪時間よ 止まれ 
♪生命の めまいの中で

合わせて百年。


心不全な政治家

2025年02月26日 | 百伝。

昨日は、瀬戸内海の百島にも雪がちらほらと舞い降りていたとのこと。

今日からは春の足音が近づいて聞こえて来るようですが、北陸地方の雪景色、冬が遠ざかると思うと少し寂しくなるという想いもあります。

この頃の世界は、皇帝気取りの国家指導者、政治家が多いようです。

トランプ皇帝、プーチン皇帝、習近平皇帝、あと諸々・・帝国主義にあと戻りするかのような不健康な様相です。

国家か、国民か・・民主主義も人道主義よりも、「朕は国家也が第一主義」なのでしょう。

一昨日、日曜日21時のNHKスペシャル「臨界世界 ウクライナ女性兵士 狂気と絶望の戦争」を観終えたあとに観た23時NHK再放送ドラマ「坂の上の雲」・・何だろうな?

明治維新後、伊予松山出身の軍人秋山兄弟と正岡子規の主人公が颯爽と生きた明治の群像ドラマ。

原作の司馬遼太郎さん・・明治の小国日本が大国ロシア帝国に立ち向かう日露戦争・・大日本帝国への突き進む武士道のような道標、つまり軍備増強と外交交渉を美化し過ぎていない?

僕らの世代までぐらいかな?

1973年(昭和48年)、高校時代修学旅行で栃木県日光の華厳の滝へ、話題となったのは、ちょうど70年昔の1903年(明治36年)あの滝から飛び降り自殺をした当時16歳の学生、飛び級で入学した旧制一高(東大)の藤村操。

彼が飛び降りる前に樹木に書き刻んだの辞世の句「巌頭の感」です。

悠々たる哉天壤、
遼々たる哉古今、
五尺の小躯を以て此大をはからむとす、
ホレーショの哲学竟(つい)に何等のオーソリチィーを價するものぞ、
萬有の眞相は唯だ一言にして悉す、曰く「不可解」。

我この恨を懐いて煩悶、終に死を決するに至る。
既に巌頭に立つに及んで、
胸中何等の不安あるなし。
始めて知る、
大なる悲觀は大なる樂觀に一致するを。

あの修学旅行から50年以上過ぎましたが、16歳という同年代でこんな辞世の句を書けるものか?と感心したものです。

今、読み返すと、大なる幼い感がします。

当時、英語の授業で藤村操を教えていたのが、夏目金之助(のちの漱石)です。

夏目漱石の前任の英語教師が小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)、大人気の授業だったとか、一方その後任となった癇癪持ちの夏目漱石の授業は面白くもなく大変不人気な先生だったとのこと。

藤村操の自殺の原因は、先生であった夏目漱石からの叱責、葛藤、衝突も要因だと言われています。

夏目漱石は、この教え子の自殺事件で精神衰弱が再発、余計に悪化したとの事。

個人主義を深く考えていた漱石、漱石ファンの僕としては、藤村操の自殺の原因は哲学でも人間関係でも何でもない、単純な失恋だと考えます。

1903年は、日露戦争の前年にあたります。

この明治の勇ましき軍国時代風潮の反面として「この世は不可解なり」と自殺するのは未来を悲観した富裕層のインテリ哲学青年が多かったようです。

現代のイジメ、過労、貧困で自殺する若者とは社会感覚が異なっていたのかもしれません。

現在、日本の引きこもり人口は、約160万人・・社会とは? 国家とは? 何ぞや?

無茶苦茶に美人だ。

滅茶苦茶に美国だ。

その中には、どれぐらいの社会主義者、共産主義者、国粋主義者、無政府主義者、宗教信者等々がいるのだろうか?

2400年昔、プラトンが考えていた社会論、国家論、正義論。

「この世は不公平、不平等、不条理なり」故に、理想論が生まれる。

悲観と楽観は一致しません。

皇国日本の未来を担う政治家には、健康的な哲学を備えて欲しいものです。

国家も国民も心不全になりませんように。


時は人を待たず、今を生きる

2025年02月17日 | 百伝。

明日から再び、北陸地方は寒波、大雪が降り続くという天気予報。

2週連続で身内の葬儀が続きました。

今回は、敦賀まで参りました。

身内だけの小さな家族葬予定でしたが、葬儀場が空いていないとの事でお通夜まで二日待ち。

その間にお一人様に連絡すると、亡くなった事がワァと広がり、参列者が来る来る・・とんでもない賑やかな忙しい葬儀となりました。

東京から来た義弟の話では、先日の身内に不幸があり、東京では火葬場が空いていないので、死後から葬儀まで1週間待ったとの事。

現在は、多死時代だそうです。

「生きている醍醐味は、嫌いなことで成功するよりも、好きな事で失敗したい」と誰かが言っていました。

身体が動くうちが元気な人生です。

身体を動かさず頭の中でグルルルルと考え込んでいるのは寝たきり人生と同じ。

時間はどんどん過ぎてしまいます。

後悔したまま死ぬのかも知れません。

一緒に笑える人がいることが、何よりの幸せです。

泣いた後には、笑顔が待っている。

時は人を待たず、今を生きる。


2025年  日米首脳会談

2025年02月08日 | 空木宝剣

新雪や  蛸と分葱の ぬたを食う

百面相のトランプ大統領と、仏頂面の石破首相の、日米首脳会談。

瓢箪から駒が出るか?

鯰ヌルヌルか?

米国の対日赤字1000億ドル(15兆円)に対して、関税をかけたら、日本は報復をするや否やの、トランプ大統領の質問に、石破首相は、日本の国会答弁では、「仮定の質問には、答える事が出来ない」というのが通常であると言って笑わせた。

その上、対米投資として、1兆ドル(150兆円)を検討していると石破首相の弁。

日本の国会では、103万円の壁がどうのこうのというに、首脳会談では、丁々発止、何兆円単位の数字が踊っている。

アメリカンファースト❗

共和党と民主党。

人種のルツボたる、合衆国をまとめる大統領。

自国よし、他国もよし、世界よしを築くには、まず相手を笑わせるゆとりが必須のようだ。

今回の首脳会談。

トランプ大統領も石破首相も、ブラックジョークやユーモアで、表情がほぐれて、ひとまず安心。

自国をまとめる為の仮想敵国の方法論は、過去の遺物として、歴史のゴミ箱にクリック。

トランプ大統領はゴルフのシングルプレイヤー。

石破首相は、学生時代ゴルフクラブだったという共通項。

かつて、大英帝国が産業革命以降、バーバリーな国を、 ゴルフのルールを守らせる事によって、紳士の国柄に変貌させたように、トランプ、石破、両者は、プロの国家宰相として、バーディー、イーグルどころか、アホウ鳥となって、世界を駆け巡り、戦争ハザードのないスルーザグリーン平和ランドを創るべしなり。

それにしてもトランプ大統領のサインは、ベルナ-ル ビュッフェに似ている


東京サラダボウル

2025年02月07日 | 百伝。

北陸地方、雪が降り積もる日々です。

大雪暴風の日、身内の葬儀に参列して参りました。

ほんの数日前、お見舞いに行った時には、お元気だったのにあっという間に逝ってしまいました。

斎場とお寺の行き来、外界は真っ白なホワイトアウト。

一瞬、あの世を覗いたような白一色の世界でした。

帰宅後、NHKドラマ「東京サラダボウル」を観ていました。

秀逸なドラマです。

頭髪を緑色に染めた主人公の女性警察官は、楽しく生きているよりも面白く生きているのかなぁ?

人生のすべてが、実験ドラマなのかもしれません。

在留ベトナム人、中国人の目線で「日本社会」を見つめているのも一考の価値があります。

地方密林の人間関係が煩わしい若者は、何でもアリ(働き蟻)の東京ジャングルへ行くはずです。

大蛇や熊などの猛獣に襲われても、恥じることはないです。

例え、戦いに怯えても負けても、恥じる必要はありません。

恥じるべきは、人間の尊厳を奪い取る人間の顔した猛獣、そして社会体制なのです。

人間は、生まれた環境と死に方は選べません。

だからこそ、生き方は、ある程度自由に面白く生きないとね。

自分を好きにならないとね!

一番長く付き合っているのが、自分という乗り物です。

一度、二度、あの世に行って帰って来ましたが・・。

あの世の入り口は真っ白く、その向こう側は、真っ黒、漆黒の世界でした。

今年2025年、日本の75歳以上は2100万人を超えて、日本の人口の5分の1が後期高齢者が占める事になります。

草に真っ白な塩を振りかければ、サラダになります。

卵を割らないと、オムレツは作れないと言います。

自分の終活料理を本格的に始めようと決めました。


2025 節分

2025年02月02日 | 百伝。
  • 今日は、節分。

鬼は外、豆まきをしなくてもいい姓が、渡辺氏と坂田氏だとか‥聞いた事が有るような無いような話です。

遠い昔、ご先祖様が鬼退治をしたからだとか、池上彰さんが番組でお話をしていました。

鬼は外、福は内・・母の実家は渡辺だけど、豆まきをしていたような微かな記憶があるけどね?!

子供の頃は、海辺の海岸、砂浜を歩くのは日常の風景でしたが、今は、海辺の砂浜を歩くのは非日常の憧憬世界となりました。

昨日は、久しぶりの1時間弱、高齢者の利用者さんを前にレク体操講習を担当しました。

レクをしながら年々劣化してゆく自分自身の健康度、柔軟、平衡感覚レベルのバロメーターを測れます。

身体、動かさないとね。

先日、同年代の経済アナリスト森永卓郎さんが亡くなりました。

お悔み申し上げます。

昔は、東大出のエロ男、オタク男だと思っていましたが、発想は面白かったです。

以前、美男にはイケメン税を導入、見た目がよくない人物には減税をすれば、すこしでも少子化対策になるのではという森永さんのユニークな提案もありました。

年収300万円で生き抜く、そんな著書で億を稼いだ森永卓郎さん。

数年前、森永さんが地元福井のテレビ局で、地元企業の戦略を語るローカル番組を担当したものがありました。

実に真面目に語っており、金を稼ぐのは自分で働くか、他人から盗む強奪方法しかない、投資で稼ぐのはギャンブルと同じ虚業だと、そのような意味合いを話していました。

合掌

ある日の病院食。

一日一生ならば、~1秒の詩~。

はじめまして。ありがとう。がんばって。おめでとう。ごめんなさい。さようなら。

パリの市役所のプレートに刻まれている言葉があるそうです。

鼻を押し、耳を揉み、舌を出して、口を嗽する・・朝の大事な健康となる日課だと話していたのは、生島ヒロシさんの「一日一生ならばの話」・・数年前、生島ヒロシさんの財布の話のような経済セミナー、講演会に参加した時に聞いた記憶です。

「TBS 生島ヒロシのおはよう一直線」の最終回となる1月27日の当日に、森永卓郎さんが人生最後の前日に電話出演したとの事。

番組終了後、TBS側からパワハラ、セクハラで降板を伝えられた生島ヒロシさん、7000回目前にして残念な事です。

誰が福なのか? 鬼なのか?

何とも言えない話です。


さようなら  イエロー ドクター

2025年01月30日 | 空木宝剣

埼玉たまかけ作業

薄氷を 踏むが如きの 八潮かな

地震でも天変地異でもなく、下水道管の破損による、道路陥没事故。

この種の事故は、最近、広島は西区でもあり、少し前には、博多の駅前でもあった。

大地ほど、安心安全なものはない。
まさに、「母なる大地」の筈の土地神話が、近年揺るぎ、崩れかけている。

「形あるものは、いずれ壊れる」

特に建造物は、橋にしても、トンネルにしても、修復をセットに、計画設計しなければ、耐久許容限度までの、事故待ち状態となる。

毎日、自動車で通うアスファルトの下に空洞があるとしたら、まさに薄氷を踏む如くの心境となる。

せめて知りたや、地下に埋設した、下水道管地図。

地震や洪水による危険地域のマップと共に、あらゆる危険建造物の見える化地図を、公表することが、安心道路の「イエロードクターこんにちは」かも知れない。

この世の不安不信を取り除く為に、政治経済が働くのであって、玉掛のワイヤーが切れて、陥没穴に落ちた高齢運転手を未だに救えない現状こそ、令和社会の問題提起に違いない。


桃李満門

2025年01月28日 | 百伝。

福井県を含めた中部圏の消費市場は、各県のスーパー、ドラッグストアが乱立して、今日はどこで買い物をしようか?と、毎日迷う日々です。

最近の買い物の支払い方法は、時代の流れに乗り殆どがスマホ使用、そうなると自動的に二重取りのポイ活となります。

ところが、九州、西日本を地盤とするコスモスというドラッグストアが本格的に北陸地方に進出してきました。

先日、僕がよく通う買い物圏で2店がオープン、大激戦となっています。

コスモスの商品の値札は全て税込み、ポイントカード無し、現金支払いのみの全国展開です。

ネット決済、ポイ活の時代に逆行しているのに、勢いがあります。

世界には約200程の国があり、商売は国内外全てがデジタル化したネットワークで繋がるビジネス社会の時代です。

ちょっと驚きました。

コスモスの現金商売、どこまでランニングできるのかな?

資本主義、自由経済、消費市場での多様性のある公平な企業経営競争、歓迎します。

ただ、利益分配においては、資本家(経営者)と労働者(従業員)との格差拡大は、反対です。

かつての贅沢品は、今や必需品の消費社会。

消費主義は、ロマン主義と似ていると誰かか言っていました。

現代人は、ロマンという体験を求めているのでしょう。

お金に賞味期限を! 

お金に使用期限を!

そうなると、分配せざるを得ない世界に少しは変わるはず。

出来る限り、公平な分配をしないと、世界は永遠に「楽しくない世界」です。

最近、テレビ、映画で俳優松坂桃李さんをよく観かけます。

TBSの日曜劇場は「御上先生」・・文科省の東大卒のエリート官僚が派遣高校教師となり、上級国民予備軍となるエリートの受験競争、日本教育再生に立ち向かうドラマです。

主演は、松坂桃李さん。

「熱血教師のドラマ番組が放映される年は、学校は荒れる」と御上先生は言っていました。

「実際の日本の教育現場には先生は約25万人、その中にドラマに出てくるような熱血先生はどれぐらい存在するのか? 生徒たちは現実の教育現場の教室に失望するからだ」という理由です。

学校、先生に何を期待するのかな? 

生まれ育ち、家庭環境、学歴、職歴、経歴、その中で大事なのは、生き抜く力、稼ぐ力、笑いあえる力、出し抜く力、助け合う力、求め求められる力、そんな体験。

映画では「雪の花」・・江戸時代幕末の福井藩の無名の町医者笠原良策が、天然痘(疱瘡)の種痘(予防接種)を日本で先駆けて行い、福井藩のみならず日本中を救ったという実話に基づく映画です。

主演は、これまた松坂桃李さん。

映画よりも実話の方が、遥かに深い物語があります。

人生はパワー、気力、ユーモア、少々の使えるお金です。

江戸時代末期の天保年間、日本国中で天然痘が蔓延していました。

1836年(天保7年)、福井藩だけでも人口の3分の1にあたる約6万人が天然痘で亡くなったという記録があります。

そんな悲惨な状況で天然痘予防に精魂果たしたのが、江戸時代末期の福井藩の無名の町医者笠原良策でした。

彼の尽力が無ければ、命のバトンが途切れて、今生きる我々の命が存在していないかもしれないのです。

面白いのは、当時の福井には、独楽吟の和歌、国学者橘曙覧という清貧の人物が暮らしていました。

清貧を貫くには、強い信念と度胸も必要です。

幕末の天才志士、橋本左内を政治の世界に導いたのも橘曙覧。

笠原良策と橘曙覧も、若い頃から交流があり、持ちつ持たれつつの友人関係だったようです。

「楽しみ~」で始まり、「時」で終わる橘曙覧の独楽吟52首から2首。

「たのしみは 銭なくなりて わびをるに人の来りて 銭くれしとき」

「たのしみは 心をおかぬ 友どちと笑ひかたりて 腹をよるとき」

彼らこそ、真のエリートだったのかもしれません。

桜梅、桃李満門


楽しい日本 田舎饅頭

2025年01月25日 | 百伝。

昨日の石破首相の施政方針演説。 

「楽しい日本」を「令和の日本列島改造」と位置づけ進めていく考えを打ち出していました。

その為には、「地方創生」が肝心要だとの事。

かつての国家が主導した「強い日本」、財界が提唱した「豊かな日本」に加えて、肝腎要の政策核心「楽しい日本 地方創生2.0」を強力に進めるとの事。

最近、残念ながら政治のニュースよりも、フジテレビに関わるニュースばかりで辟易気味。

1980年代「楽しくなければテレビじゃない」とスローガンを掲げていたフジテレビ8チャンネル。

最近は、末広がりどころか、八方塞がりのフジテレビ。

亡八の人生は悲しいもの、強くて、豊かで、楽しい、人生プラン・・その通りです。

高齢者で、貧しくて、寂しい、孤立無援のままの人生を終えたくないものです。

地方創生? 

大概、祭りのあと。

百島の家で生涯を終えた父親が生前、神戸と長崎で生涯を終えた兄弟に「故郷を離れて寂しい人生だったかも」と呟いていたのを思い出しました。

叔父さんたちは、楽しい生活を実感していたのかなぁ?

父が亡くなり親戚中の叔父叔母が亡くなり、独り暮らしになった母が生前、よく言ったものです。

「話し相手が誰もいなくなるという事が、こうも寂しいとは」

昨今、毎年約160万人が亡くなり、そのうち孤独死(孤立死)者数は増加中で昨年は約7万人・・注意すべきは生涯独身者ではなく、元既婚者で独り身になった方が多いとの事。

最後は、人間は一人逝くのは命の道理。

世代が変わり、高齢者となった今、これからは心の置き所が大事となります。

百万都市広島に暮らす長兄、日本の首都東京に暮らす次兄・・実際、人生を振り返れば、楽しい生活だったのかな? 

これからは、どうなるだろうなぁ? 

老後、故郷で子供の頃のように、元気である限り兄弟一緒に仲良く楽しく暮らすのが可能であれば、地方創生も理解できます。

楽しい感覚のあとは「祭りのあと」ような寂しい気持ちになるのが、田舎生活です。

「楽しい日本」、難問です。

昨日、大好物の田舎饅頭を頂戴しました。

子供の頃、家族皆で食べた田舎饅頭を思い出しました。感謝


大漁豊作 百島御弓神事

2025年01月19日 | 百会倶楽部(日本「百」歴史探訪)

今日は、広島県西部では、第30回全国都道府県対抗男子駅伝の催事が行われていました。

一方、広島県東部の百島では、1441年(嘉吉の乱)を契機に追手から逃れる訓練として、600年ほど延々と続く「百島御弓神事」が催されたとの事。

本来は、毎年1月11日に各地区から四十二歳の年の男が弓を射る百島御弓神事でしたが、人口減少、過疎の為、いつからか日曜日に行われるようになりました。

因みに、西日本地域、とりわけ瀬戸内海沿岸では、500年ほど由来のある御弓神事を「百手ももて(百々手)神事」、「百手(百々手)祭り」と呼ぶ事が多いです。

何ゆえ、百島の先人の方々は、御弓神事を「百」の名の通り先駆けて元祖「百手(百々手)神事、祭り」と呼ばなかったのか?

当時は、桃島と呼んでいたのかな?

(写真提供:京泉盛勇さん)

百島の御近所の京泉さんから、海藻を育てることによってCO2削減に繋がるという情報も頂戴しました。

世界各国は、植物のうち、海藻・海草による吸収量については算定方法が確立されていないなどの理由で、国連に報告していないとの事。

日本政府は、そこで先駆けてワカメやアマモなど海藻・海草の種別の吸収量と沿岸部の藻場面積を基に国内全体の吸収量を算定する方法を考案するとの事。

海面下の海の森である「藻場」の造成は、ビジネスチャンスかもしれません。

余談ですが、海草と海藻の違い?

水産庁のHPから抜粋。

海草とは、海中で花を咲かせ種子によって繁殖し、海中で一生を過ごすアマモなどの海産種子植物のことをいいます。比較的浅いところに多く、海底深くに生育することはありません。

海藻とは、海で生活する藻類のことで、胞子によって繁殖します。海藻の根は栄養吸収のためではなく、岩に固着するためのものです。葉色によって緑藻・褐藻・紅藻の3種類に分けられます。世界に約2万種の海藻類があるといわれ、食用にされるのはコンブに代表される褐藻に多く、全部で約50種程度といわれています。

これまた余談ですが、福井では「一升瓶に詰め込んだもみわかめ」を販売しています。

良質の天然わかめを天日干しで乾燥させて、手もみした「もみわかめ」です。

口の小さな瓶に詰めると乾燥剤が必要無いとのことです。

健康食品、ご飯にふるかけると、大変美味な福井の「もみわかめ」です。

京泉さん、海山、百島での狩猟採集、天晴れです。


神戸の日

2025年01月17日 | 空木宝剣

1995年1月17日
あれから30年

NHKラジオ深夜便は、当日AM5時46分の大震災直撃を経験した東灘区の山中さんと、灘区の小西さんの手記を放送した。

倒壊した建物、傾いたビル、ねじ曲がった道路、冷たい地べたに横たわる死体の数々。

山中さんは、その光景を、異次元の世界に迷い込み、映像としか理解出来ない、わが目を疑う如くに表現されていた。

一方、小西さんは、突き上げるようなドンという衝撃で目が覚めると、5歳の長女のぞみちゃんが、倒れたピアノの角で、命を失った話をされていた。

亡くなった子供の、年齢を数える逆縁ほど、悲しいことはない。

我が子の死を、認めたくないと思いながらも、死亡手続きをしなければならない葛藤。

長女のぞみちゃんの生きた証を、残したい気持ちが、NHKの手記募集に、応募した動機だったとの事。

元気であれば、のぞみちゃんが20歳になる2010年まで、陰膳を欠かさなかった切なさ。

震災犠牲者6434名様には、6434、それぞれの悲劇がある。

広島は、安佐北区の加藤りつ子さんも、神戸大生だった一人息子、貴光さんを震災で失った悲しみと、生きていることの奇跡のような大切さを、知らしめる為に講演されている。

団塊の若き日の、浜中や土井、楠本、武富、田中、中村、藤田、佐藤、、、元気だろうか、後期高齢者にたどり着いたろうか?