ふくい、Tokyo、ヒロシマ、百島物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

お弓取り 百年の計

2007年01月23日 | 百会倶楽部(日本「百」歴史探訪)
道州制に関して、州都「尾道」の提言する尾道大学 経済情報学部長・洲浜源一巨教授の書かれたコラムを読む機会があった。

賛成である。
http://www.onomichi-u.ac.jp/about/colum.html

尾道も世界遺産登録を目指しているようであるが・・これは、富士山を筆頭に四国八十八ヶ所、白山・・等々、全国どこもかしこも、まるで日本中が世界遺産登録の競争をしているような気配さえする。

もう呆れて、日本全体を世界遺産に登録すればよいではないかと思うほどである。

尾道は、世界遺産登録の目標よりも、近未来における道州制移行に関わる中国地方、瀬戸内海沿岸における存在アピール、次の一手を尾道の百年の計を踏まえての最善の政策をお願いしたい。

例えば、中国州を唱える広島市と中国・四国州の州都を目指す岡山市が対立するのは目に見えるようである。

また、四国州だけならば、四国四県のどこを州都にするのか綱引きも厳しいものだと考える。

小生は、あえて中国・四国州の誕生を尾道市自ら提案して頂き、さらに州都「尾道」として立候補して頂きたいと考える。 

尾道大学の洲浜教授の指摘する通り、中国・四国の全体的な地理上を見渡せば、ほぼ中央となるヘソの場所は、尾道市百島町界隈になる。

この事実は、まさに中国・四国または瀬戸内海の十字路になる地政学的にも肯定できるものである。

最近、倉敷や金沢や会津ナンバーのご当地車のナンバーが走り始めている。

尾道ナンバーの車は走っていない。

かつて、尾道市は、福山市と車のナンバープレートの名前を争った際、結局、陸運局支部を尾道と福山の真ん中にある松永(福山市)に置くことで、備後地方の車のナンバーは、福山ナンバーになったとのこと・・。

これは、中庸理論、ど真ん中政策の結果だと考える。

尾道は、中国・四国州を提起して未来の州都としてのビジョンを展開し、早めの立候補に名乗りをあげるべきだと考える。

州都を目指す、広島市と岡山市の中間に位置し、さらに「しまなみ海道」の起点でもある絶好のロケーションでもある。

840年もの歴史を誇る尾道が、さらに1000年に向けた尾道の歴史作りに向けて、思い切った「尾道 百年の計」を踏まえた政策を展開して頂きたいものである。

ところで、先日1月11日のNHKの7時の全国ニュースで「尾道 百島の弓取り神事」が報道されていたと友人から教えて頂いた。

嘉吉の乱で、足利義教六代将軍を討った赤松満祐の一門が、瀬戸内海の百島に逃げてきた600年ほど昔の事件は、案外そう遠くない出来事で、あっという間のことかも知れない。

百島の最高峰十文字山に登って、百貫島方向を見渡すと、何故か「龍安寺」を思う。

龍安寺を調べると面白いと思う。