ふくい、Tokyo、ヒロシマ、百島

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

諸子百家 百谷の王

2024年12月05日 | 百会倶楽部(日本「百」歴史探訪)

昨日のお昼、NHKラジオ番組を聴いていると、ゲストに玉城ちはるさんという広島出身の方が話されていました。

この玉城さん、人生いろいろとツライ事を背負っているのに凄いなぁ。

・・その反動のような明るい生き方に久々に聴き入ってしまいました。

思い出した事。

もう50年以上昔、尾道市立百島中学校に入学した際、同時に就任された校長が、大原崇徳先生でした。

大原先生は、広島大学付属中学校の教頭から昇進、初めて校長として転任したのが、百島中学校でした。

同年に入学した僕ら同級生を特別扱いしてくださったのか? そのせいか? どうかは分かりませんが、

校長先生なのに、社会科の授業を卒業するまで、丸三年?担当してくださいました。

授業中に海まで行こうと、海岸を散策した思い出もあります。

よく昔話をしていたのは、多分戦時中に中国大陸に居たのでしょう、中国の関してよく話されていました。

今思えば、先生は中国の諸子百家をかなり精通されていたのではないかと考えています。

諸子百家とは、中国の春秋戦国時代に現れた学者・学派の総称。「諸子」は孔子、老子、荘子、孟子、孫子などの人物。「百家」は儒家、道家、墨家、法家などの学派。特に有名なのが、儒家(孔子、孟子、荀子)、道家(老子、荘子)、法家(韓非子)、墨家(墨子)、兵家(孫子)。

孔子の論語?そういった多くの教えを話していた記憶もあります。

「今の戦後の日本は強盗、窃盗、犯罪も増えた。昔の日本は今の中国のように犯罪が少なかった」と、50年昔、教室で語っていた授業の思い出です。

貧しき者が、いちばん尊い者・・・ロシアか、中国の諺。

たまたま最近読んだ老子の思想・・大変興味深いものでした。

みんな、覚えているのかな?

「百谷の王」のハナシ・・当時、百島と掛けて、何と説く、大原先生が説いてくれた事。

「江海の能く百谷の王と為る所以の者は、その善く之に下るを以て、故に能く百谷の王と為り・・・」

訳すと、大海が、いくつも川や谷の水を集めて、その王となっていられるのは、一番低い所にあるからだ。高い所に居ると人は安心せず、、

ダイヤモンドと石ころの死生感、もの事に上下無し、金は天から降って来ない、命は地から生まれて死ぬ、希望は自らを押し出すもの、勇気は自らを奮い立たせるもの、大原先生が教えてくれた事。

昨日食べた盛り蕎麦とおろし蕎麦の食べ比べは、どちらも美味でした。



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