昨日の福井県の歓喜から、今日は「祭りのあと」のような面持ちです。
昨夜は、ぼくも興奮して、嬉しさの余り極めて、東京や広島に暮らす兄弟身内にも電話をしました。
「敦賀気比 優勝!福井県の快挙や!」と言えば・・。
その返答が「選抜・・もう終わったんか?」
「ふ~ん、敦賀、優勝したんか?」
・・と余りにも、興味の無い返答でした。
そう、今回の快挙は、これは単に「福井県人だけの歓喜」だということに気がつきました。
でも、いいのです!
大好きな福井地方・・今週末から桜満開の季節になります。
~今日の朝日新聞「天声人語」のコラムを下記抜粋しておきます。~
嫌なことに立ち向かえば、いつか乗り越えられる。自分は恵まれていると思えば幸せな気持ちになれる――。沖縄で母校興南高校の監督を務める我喜屋優(がきやまさる)さんの信念だ。2010年の甲子園春夏連覇は記憶に新しい▼高卒後に就職。07年に故郷に戻るまでの34年間は社会人野球の選手や監督として北海道で過ごした。当初は冷凍庫の中にでも放り込まれたような気がしたが、逃げなかった。「雪が積もっているなら、どければいい」。雪かきで体力もついて一石二鳥だ、と▼厳しい環境こそが人を鍛える。著書『逆境を生き抜く力』でそう力説する。沖縄なら長い梅雨や暑さ。北海道なら雪や寒さ。それを糧に進んでみせる。この不屈の精神が、社会人野球でも日本の頂点に立った強さの秘密だろう▼先達の闘志を彼らも受け継いでいるかのようだ。開幕前の本紙記事は「冬場の雪や雨でほとんど打ち込めなかった打線が復調するか」と評していた。そんな懸念をものともせず、福井の敦賀気比(けひ)が春の甲子園を制した。決勝で敗れた東海大四も雪の北海道で鍛え、終盤まで互角の健闘だった▼出場が決まった時から、敦賀気比の目標は優勝だった。篠原涼主将は開会式で選手宣誓し、短歌を披露した。〈グランドにチームメートの笑顔あり夢を追いかけ命輝く〉。この前向きな明るさがパワーの源かと思える▼春夏を通じ、北陸勢としては初の全国制覇。悲願がかなった。金沢までの新幹線開業に続いて、越路(こしじ)を沸き立たせる快挙である。
昨夜は、ぼくも興奮して、嬉しさの余り極めて、東京や広島に暮らす兄弟身内にも電話をしました。
「敦賀気比 優勝!福井県の快挙や!」と言えば・・。
その返答が「選抜・・もう終わったんか?」
「ふ~ん、敦賀、優勝したんか?」
・・と余りにも、興味の無い返答でした。
そう、今回の快挙は、これは単に「福井県人だけの歓喜」だということに気がつきました。
でも、いいのです!
大好きな福井地方・・今週末から桜満開の季節になります。
~今日の朝日新聞「天声人語」のコラムを下記抜粋しておきます。~
嫌なことに立ち向かえば、いつか乗り越えられる。自分は恵まれていると思えば幸せな気持ちになれる――。沖縄で母校興南高校の監督を務める我喜屋優(がきやまさる)さんの信念だ。2010年の甲子園春夏連覇は記憶に新しい▼高卒後に就職。07年に故郷に戻るまでの34年間は社会人野球の選手や監督として北海道で過ごした。当初は冷凍庫の中にでも放り込まれたような気がしたが、逃げなかった。「雪が積もっているなら、どければいい」。雪かきで体力もついて一石二鳥だ、と▼厳しい環境こそが人を鍛える。著書『逆境を生き抜く力』でそう力説する。沖縄なら長い梅雨や暑さ。北海道なら雪や寒さ。それを糧に進んでみせる。この不屈の精神が、社会人野球でも日本の頂点に立った強さの秘密だろう▼先達の闘志を彼らも受け継いでいるかのようだ。開幕前の本紙記事は「冬場の雪や雨でほとんど打ち込めなかった打線が復調するか」と評していた。そんな懸念をものともせず、福井の敦賀気比(けひ)が春の甲子園を制した。決勝で敗れた東海大四も雪の北海道で鍛え、終盤まで互角の健闘だった▼出場が決まった時から、敦賀気比の目標は優勝だった。篠原涼主将は開会式で選手宣誓し、短歌を披露した。〈グランドにチームメートの笑顔あり夢を追いかけ命輝く〉。この前向きな明るさがパワーの源かと思える▼春夏を通じ、北陸勢としては初の全国制覇。悲願がかなった。金沢までの新幹線開業に続いて、越路(こしじ)を沸き立たせる快挙である。
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