ふくい、Tokyo、ヒロシマ、百島

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

百古の家。

2017年07月14日 | 百伝。


ひび割れた道を進み・・あの山の向こう側に福井県内、最古の民家(国重要文化財)があります。

「千古の家」と呼んでいます。

ちょっと出かけて参りました。

この界隈は、丸岡町竹田地区という山間部で、随分昔、初めて訪問した時は、スイスに来たような不思議な感覚がありました。









ここでの「千古の家 手打ちそば」を食してみたかったのですが、生憎、どなたも居られませんでした。

そこで、近所にある「油あげの谷口屋」へ移動、昼食を摂りました。



このお店・・とても不便な所にあるのにもかかわらず、テレビのバラエティ番組「秘密のケンミン SHOW」で紹介されて以来、全国区並みの人気店となりました。

今日も、県外から「油あげ」を目的に、大勢のお客さんが来られていました。

芸能人の方の色紙も多くあります。



店内も、どんどんとオシャレに変化しています。

今日のランチは、油あげ定食蕎麦付き・・このお店のメインは、油あげなのですが、個人的には塩分の高いものを避けています。



・・完食。

レモン水を頂いていると、ぼくが座った席は、「天海祐希さんと広瀬すずさん」が座った場所だと教えていただきました。

・・(笑)

それにしても・・蕎麦が物足りない。

帰り道・・松岡(永平寺町)の「けんぞう蕎麦」へ立ち寄りました。



おろし蕎麦一杯を注文。



このお店は、凄いのですよ!

芸能人は勿論のこと、政界、経済界、スポーツ界等々、各界の著名人が来られているのです。

おそらく、福井に来られた時に、「美味しい蕎麦屋」ということで、ここへ案内されるのでしょう。

そして、店内が、とてもインパクトがあります。

靴を脱いで、畳八畳ぐらいの二間の部屋続きのみがスペース。

しかも、テーブルが、昔の田舎の公民館にあったような折り畳み式の長いテーブル、座布団です。

すぐお隣に、お客さんが座って居て、迷惑になるので写真を撮りませんでした。

・・完食。



蕎麦湯も絶品です。

来店された稲盛和夫さんも、長嶋茂雄さんも、唸ったはずです?

福井には、美味しいお蕎麦屋さんが多くて、広島出身の矢沢永吉さんがバイクに乗って、わざわざ蕎麦を食べに来たという噂の店もあります。

広島に居るまでは、駅前の立ち食い店でも、高校の学食でも、蕎麦というのは中華蕎麦を意味していました。

東京に出てから、駅の立ち食い店、長野県の小諸そばのスタンド店形式のチェーン店で、蕎麦というのは、和蕎麦だと認識したのです。

ただ、幼い頃、百島の祖母が、手打ちそばを作っていた記憶があり、その味覚、香りの記憶・・ぼくの蕎麦好きの原点となるような気がします。

ちなみに、蕎麦は、五穀豊穣の一つではなく、雑穀です。

さて、今日も海を見に行きました。









・・今度、入店したいカフェです。



それぞれの家にも、それぞれの物語、歴史があります。

千古には及ばないけれども、百古の再生力は出来るはずです。

住みにくい場所も、心の持ち方で住みやすくなるはずです。

中国を愛して、険しい道を歩いた同年代の劉暁波氏のご冥福を祈ります。合掌。