葉桜や 揺する地震に 黄砂かな
令和6年早々、能登大地震。
年度変わりの4月早々、宮崎、鹿児島始め、台湾大地震。
そして、4月17日23時14分頃。
四国佐田岬から佐賀の関にかけての大分県や広島県に、震度4から6の大地震。
すわ、南海トラフ地震かと想わすほどの揺れだったが、プレート内地震という事で、能登や台湾のような大被害はなく、幸いだった。
只、今日は何処にいっても、深夜の寝込みを襲った地震話で持ち切りだった。
それに、車の屋根が黄色くなる程の黄砂で、広島の山や空は、春霞ならぬ、黄砂霞み。
ラジオ深夜便も、地震報道でお仕舞いと思いきや、団塊と同世代、和田アッコの「あの鐘を鳴らすのはあなた」で目が覚める。
そして、AM4時からは、宇宙飛行士、毛利 衛さん76歳の話。
1986年1月28日。
あのスペースシャトル チャレンジャー号の爆発事故の日が、毛利さんの母の命日であり、毛利さん38歳の誕生日だったという因縁を感じるお話。
まさに、雲の上の天上人が、地球を俯瞰してのお話だったが、誠に謙虚。
宇宙に浮かぶ、無数の星の、生命体としての地球。
宇宙船の無重力内の、作られた酸素や、電気分解の逆で出来たH2Oは味気なく、地球に帰還した時、最初に口にする水こそ、命の水と言った話だった。
地球を壊して、科学の力で、無機質な他の惑星に引っ越すより、人類は地球を壊さぬよう、人間以外の生命とも共存する事が、すなわち人類生き残りの条件の一つかも知れないとの事。
そういえば、最近、季節の変わり目に、大空を、Vの字の編隊を組んで飛ぶ、渡り鳥を見かけなくなった。
人間しか住めない地球は、やがて人間も住めない地球に様変わりって事か。
さまざまな天変地異は、生命体としての地球から、人間への警鐘かも知れない。
地震専門家は、活動期に入ったかも知れないと言うが、ガス抜けこそ平安。
日々、平穏なラジオ深夜便が流れるよう祈るばかりである。