ロック(1632~1704)は、イギリスの政治学者・啓蒙思想家である。自然法的契約説の立場から名誉革命を正当化した人物である。安倍晋三首相以来の自公政権の数々の横暴に関連して、以下に、彼の著『統治権に関する二論文』から彼の「ことば」を紹介しよう。
「立法部および至高の執行者が、社会の基本的な『おきて』に違反し、民衆の生命、自由、および資産に対する専権的な権力を、その野心、恐怖、愚昧、ないしは堕落によって、あるいは自分の手に握り、あるいは、これを誰か他人の手中におこうと努力する場合には、その権力を放棄する事になるのであり、この権力は民衆の手に帰するのである。なぜなら、民衆には、彼らの根源的な自由を取り返す権利があるのであって、新しい立法部を決め、こうして、社会に身を置く目的である自分の安全と保全をはかる権利があるのだから。」
(2024年1月18日投稿)