OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

温泉場という極楽境

2024-12-02 17:26:35 | 歌謡曲

温泉渡り鳥 / 三沢あけみ (ミノルフォン)

若かった頃には思いもしなかった道楽というか、最近のサイケおやじの希望としては、どっかの温泉宿でゆっくりと湯に浸かり、その後で溶けるほど眠っていたいという贅沢を願っております。

まあ……、そんなこたぁ~~、現在の境遇からすれば、全くの夢物語と自覚しつつ、本日針を落としたのは昭和44(1969)年に三沢あけみが出した掲載のシングル盤A面曲「温泉渡り鳥」でした。

もちろん、これは皆様ご推察のとおり、寺田栄がは綴った歌詞には日本の有名温泉が数か所歌い込まれているという、所謂ご当地ソング的な流れ唄ですから、作曲:遠藤実&編曲:只野通泰が附したメロディラインは調子良過ぎるミディアムテンポの民謡歌謡と申しましょうか、三沢あけみのキュートな歌声を活かしたホノボノフィーリングがニクイばかり (^^♪

それは決してお気楽ではない女の生き様が歌われているとはいえ、その哀愁さえも、温泉地という極楽では悲喜交々の人間模様というところが、我が国芸能界を彩る美人歌手の三沢あけみによって披露されるという、実に胸キュンの仕上がりじゃ~ないでしょうか (^^)

ジャケ写ポートレートに登場している三沢あけみの美しさに惹きつけられると共に、華やかな哀愁を感じさせる歌声もジャストミートの人気曲が、この「温泉渡り鳥」であります。

ということで、年末年始には海外旅行を含めて、それこそレジャー三昧というのが富裕層ばかりか、庶民の憩いというのが日本の幸せな現状とはいえ、そんなこんなを横目で眺めながら、額に汗する我々だって、何かしらの幸せを感じて悪いはずもありません。

大衆音楽ってのは、そんな心の慰めという役割を持っていると信じるばかりでございます。

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