OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

年の瀬に笹みどり

2024-12-23 17:14:52 | 歌謡曲

柴又初恋門前町 / 笹みどり (クラウン)

歌謡曲のジャンルには所謂「ご当地ソング」という、ある特定の地域を題材にした歌が夥しく発表されていますが、その亜流というか、例えば「下町・花街」を舞台にした楽曲も、これが女のせつない人生模様を描いていればこそのヒット作も少なくありません。

本日掲載のシングル盤A面曲「柴又初恋門前町」は、その曲タイトルからして既に皆様ご推察のとおりの「下町・花街」でして、しかも歌っているのが、そ~ゆ~作品が殊更十八番という笹みどり (^^♪

そ~ですよ、笹みどりと云えば昭和40(1965)年以来のメガヒット&ロングセラー「下町育ち」という決定的な名曲・名唱で強い印象を残している和風美人歌手ですからねぇ~~、この昭和47(1972)年に作詞:関沢新一&作編曲:小山恭弘から提供の「柴又初恋門前町」にしても、しっとりとした刹那の歌心は冴えまくり♪♪~♪

それはミディアムスローでフックの効いたメロディを節回す笹みどりのグッと耳に残るハイトーンボイスが殊更サビのパートでイイ味出しまくり (^^♪

ジンワリと余韻を残してくれる曲終わりのボイシングも素晴らしいかぎりと思います (^^♪

また、サウンドの作りも当時流行のソフトロックっぽさと和物の味わいを分かり易く融合させるという、これは小山恭弘のイイ仕事でしょうねぇ~~♪

なかなか飽きないで聴き返せる仕上がりですから、機会がございましたら、皆様にも、ぜひっ!

ちなみに笹みどりはテレビ等々でも知られているとおり、時としてハメを外した様なケラケラの笑いっぷりには「笹みどり」というイメージを覆される瞬間もあるわけですが、まあ……、それもご愛敬 (^^;

全ては彼女の儚げな風情を表現する歌唱力へと収斂する、その前段と思い込んでいる次第です (^^;

ということで、いよいよ冬本番という気象予報とカラカラ天気は、それを感じていられる心の余裕と思えば、幸せに感謝!

恙なく年末年始を過ごせますように <(_ _)>

コメント
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