OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

凛とした歌謡ソウルに癒されて

2015-11-20 11:02:16 | 歌謡曲

駐車場(パーキング) c/w 白い桟橋 / 中尾ミエ (日本ビクター)

別に恒例行事(?)というわけでもありませんが、ここ数年のサイケおやじは、この時期になると妙に歌謡ソウルが恋しくなります。

そこで本日は、中尾ミエが昭和48(1973)年に出したシングル盤A面曲「駐車場(パーキング)」で気持ちを癒しています。

もちろん結論から言えば、これは当時流行していた歌謡ソウルと往年のロッカバラードが巧みに折衷された仕上がりですから、作詞:山口洋子&作曲:加瀬邦彦の狙いも的確なんですが、こういうシミジミ系の泣きメロ歌謡をグッとソウルフルに彩った馬飼野俊一のアレンジが、これまた中尾ミエという稀代の洋楽歌謡ボーカリストにはジャストミートなんですねぇ~~♪

まさにその頃から復権&再発見されていた所謂オールディズ風味が、日本語歌詞による洋楽カバーの世界ではトップに君臨していた中尾ミエには、水を得た魚って感じでしょうか。

また、演奏パートではドライブしまくったエレキベース、ヘヴイなビートを軽やかに刻むドラムス、おまけに黒っぽいフィーリングのホーン&ストリングス等々、このカラオケにしても永久保存の世界遺産!?!

そして、こ~ゆ~曲調には当たり前のようでいて、実は決して必要以上に「力まない」、しかしジャケ写共々に「凛とした」歌いっぷりは、中尾ミエでしかありえない歌唱力を見事に証明するものにちがいありません。

ですから、さらに新鮮というか、作詞:林春生&作曲:鈴木邦彦、そして編曲:竜崎孝路の提供したB面収録曲「白い桟橋」が、ライトタッチのソフトロック歌謡というのは意外性がありながらも、実は中尾ミエが本領を発揮するに相応しい、もうひとつの個性的な舞台でありましょう。

なにしろウキウキ系リズムの心地良さに加えて、爽やかさと黒っぽさを両立させた中尾ミエの歌いっぷりは感度良好♪♪~♪

サイケおやじにしても、一概には言えませんが、これもまた昭和歌謡曲でなければ表現出来えなかったソウルミュージックなのかもしれません。

ということで、やっぱり歌謡ソウル、あるいはソウル歌謡は素敵ですっ!

言うまでもなく、その頃は同傾向の歌謡曲が演歌でもポップスでも、有象無象に出ていた夢のような時代でしたので、まだまだヒットせずとも魅力的な「お宝」はどっさり残されているはずです。

うむ、ど~してリアルタイムの十代を過ごしていたサイケおやじが、その道を探求しなかったのか、我ながら残念でなりません。

毎度お馴染みの叶わぬ願いではありますが、タイムマシンが欲しいですねぇ~~~。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中高ソウルに腰が浮く♪

2015-11-19 09:22:59 | Soul

愛がすべて / The Stylistics (Avco / 日本ビクター)

先日、本当に久しぶりにディスコなぁ~んていう場所に連れて行かれました。

もちろん、そこは「クラブ」じゃ~なくて、「ディスコ」ですから、重低音効きまくりの音響装置でレコードを鳴らし、客はひたすらダンス&チークということは、つまりは往年の若者を対象にした営業方針の店なんですねぇ~~♪

そしてプレイされているソースは1970年代のクラシック物ですから、思わず腰が浮いてしまったのがサイケおやじの本性でありました。

しかし、リアルタイムのサイケおやじは決して、そ~ゆ~場所が好きではありませんでしたよ。

それが今になって、我知らず(?)高揚感に包まれてしまったのは言わずもがな、「OLD WAVE」な体質に他ならないわけですよ、と苦笑です。

で、本日掲載のシングル盤A面曲「愛がすべて / Can't Give You Anything (But My Love)」も、その頃のディスコでは文字どおりのヘビロテアイテムで、演じているスタイリスティックスにしても、大きなヒットのひとつにしていたのが1975年でした。

ただし、その彼等にしても本国アメリカでは些か人気に翳りが見えていた時期ということで、この「愛がすべて / Can't Give You Anything (But My Love)」はイギリスや日本で殊更の大ウケは、逆に世界的なディスコブームを証明するものかもしれません。

説明不要かもしれませんが、それはスタイリスティックスが本格的なデビューから大ブレイクに至ったキャリアが、ちょうど1970年代前半の黒人大衆音楽をリードした所謂フィラデルフィアサウンド=フィリーソウルを象徴したグルーブのひとつとしてプロデューサーのトム・ベルから寵愛され、特に1971年末の「You're Everything 」、続く「Betcha By Golly, Wow」、さらには「Rockin' Roll Baby」や「誓い / You Make Me Feel Brand New」等々、後に多くのカバーヒットまでも作られた名唱を1974年頃までに出していたからで、当然ながら秀逸なアルバムも残していたのですが……。

おそらくはマンネリ回避という事だったのか、あるいはなんからのトラブル故の所為でしょうか、1974年に入るとプロデュースをヴァン・マッコイが担当する事になり、当然ながら音楽スタイルもフィリーからニューヨークっぽい感じになった事は、それまでのファンにしても賛否両論だったはずです。

なにしろ主にリードを歌っているラッセル・トンプキンス Jr. のハイトーン&ファルセットのボーカルは、フィリーソウルに特有の洒落たジャズフィーリングや時には白人っぽいソフトタッチの曲メロにはジャストミートの味わいがあり、加えてジェームス・スミス、アリオン・ラブ、ハーブ・マレル、ジェームス・ダンが織りなすハーモニー&コーラスとの絶妙のコラボレーションこそが、多くのリスナーを虜にしたスタイリスティックスの個性でありましたからねぇ~~~。

中でも前述した「誓い / You Make Me Feel Brand New」は、今日でも耳にする事の多いソウルスタンダードの名品として、極言すれば、それだけでスタイリスティックスは不滅という定説もあるほどです。

しかし、サイケおやじは、この「愛がすべて / Can't Give You Anything (But My Love)」が決して嫌いではなく、むしろ大好き♪♪~♪

なにしろハナからケツまで、ゴージャスなオーケストラサウンドに彩られ、華やかなソウルビートに心地良く乗っかって歌いまくるスタイリスティックスだって、絶対の本領を発揮していると思うんですよ。

もちろん、サイケおやじには基本的にヴァン・マッコイが好きだという本音があるにしろ、掲載ジャケ写に記された「ハッスル」物とするウリ以上の大衆的な楽しさが、同時に刹那の愉悦!?

そのあたりは、どうにも上手く文章表現出来ませんが、そんなサイケおやじの稚拙な思いは、ぜひとも皆様にもスタイリスティックスの「愛がすべて / Can't Give You Anything (But My Love)」を楽しんでいただきたく願う気持ちゆえの事ですので、よろしくです。

また、これ以降のスタイリスティックスは本格的なディスコブームの波の中で何時しかフェードアウトした感もありますが、なかなか世界的な巡業ライブも人気が高く、それが懐メログループとしての存在価値に転化されたとしても、リアルな全盛期に残した名曲名唱は忘れられるものではないでしょう。

実際、彼等のベスト盤CDとかを車の中で鳴らし、もしも同乗者が同世代の素敵な女性だったりしたら、何かしらの思惑も誘発されるかもしれませんよ。

そんな秘密の花園みたいな楽しみも、1970年代ソウルの魅力かもしれません。

最後になりましたが、冒頭に述べたとおり、昔っから流行よりは中高年を対象にした遊び場は沢山あったわけですから、何れは老人施設の体操の時間とかにも、こ~ゆ~ディスコ物が使われるような気がしています。

いや、もはや実現しているかもねぇ~~♪

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

警戒レベルが高いから

2015-11-18 17:00:54 | Weblog

当然とはいえ、空港手荷物検査やボディチェックが執拗になっていますねぇ。

おまけに発着も時間どおりとはいかないようですが、何事も安全第一!

でも、PCの中身まで詮索されるのは、なんだかなぁ……。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

楽観

2015-11-17 15:27:05 | Weblog

健康診断で心臓疾患というか、不整脈に問題ありという事で、今日は午前中に病院で診察を受けてきました。

詳しい結果は後日のお楽しみ(?)と苦笑する他はありませんが、医師が言うには、とにかくストレスと疲労の蓄積には注意する事ってのは、どうにも現実味がありません。

だって、これはサイケおやじだけに限らないはずなんですが、実社会で仕事をしていたら、「ストレス」と「疲労」は絶対の付加条件でしょう。

そして、それを解消するには、人それぞれの方法があるとはいえ、結局は欲望を満たすという事が不可欠であり、だからこそ必要経費を得るために無理な仕事もやらざるをえないという、まさに寿命を縮めるために生きているようなもんですからねぇ~~~。

俳優・阿藤快の訃報もあったばかりで、この境遇は我ながら哀しいです。

でも、落ち込んじゃ~いないんですけどねっ、負け惜しみじゃ~なくて!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

それが真相だったのか…?

2015-11-16 15:40:07 | 歌謡曲

何が何だかわからないのよ / 植木等 (東芝)

ここしばらく、サイケおやじに煮え湯を飲ませ続け、困惑させていた張本人が、実は頭がおかしくなっていたという事実が判明!?!

というのも昨夕、電話ではありましたが、ど~しても外せない用事があって連絡したところ、全くトンチンカンな受け答えがあり、たまりかねたこちらが、あまりにも当たり前の説明をしたところ、なんとっ!

ほとんどヒステリー状態で電話を一方的に切ってしまったという、いゃ~~、とんでもない結末に仰天させられ、ますます困惑させられたんですが、しかし、こ~なったら考え方を変えるしかないという事で、あちらこちらに探りを入れてみると……。

誰もが、そりゃ~、おかしいよぉ……、なぁ~んていうところから各方面で、どうにも妙な言動のあれやこれやを聞かされ、思わず唸ってしまいましたよ。

例えば大切なプレゼンで全く別な資料で話をしてみたり、役員会で急な議題を持ち出し、その場を紛糾させた末に疑似ヒステリーと不貞腐れの両面観音(?)状態だったとか、そ~思えばサイケおやじにしても、昨年の夏頃から、そんなフシを感じていたのですから、所謂病気の一言では片づけられないものがあるような気がするばかり……。

なにしろ件の張本人はローカルとはいえ、それなりに社会的地位が認められる肩書があるんですから、恥はかかせられないわけですが、もしも、このまんま事態が妙な方向へ進んでしまった時の事を考えると、非常に怖いものを感じているわけです。

う~ん、どうしたもんでしょうかねぇ~~。

と思いつつ、発作的に聴きたくなったのがご存じ、植木等が昭和41(1966)年に主演した映画「日本一のゴリガン男(東宝)」の主題歌「何が何だかわからないのよ」です。

もちろん内容は高度成長期だった日本に相応しく(?)、笠原良三の綴った歌詞には平仄の合わない調子良さがありますし、そこに宮川泰が十八番のノーテンキ節が附されれば、後は自ずと植木等ならではの痛快なお気楽歌謡が大全開♪♪~♪

 ナニがナンだか、わっからないのよぉ~~~♪

とキメられてしまっては、どんな馬鹿げた言動でも周囲は容認する他はないという暗示にかかってしまいそうですよ、わかっちゃ~~いるんですけどねぇ~~。

ということで、はてさて、現実のサイケおやじは、これからど~するべきでしょうか?

とりあえば、さわらぬ神になんとやら、様子を見乍ら、関係各所にやんわりとクギを刺しておくしかないんでしょうが……。

それにしても、ガイキチには勝てませんねぇ、それが本音であります。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

バカを承知でやるのは悲しすぎます

2015-11-15 15:33:25 | Rock

戦争をやめよう / Grand Funk Railroad (Capitol / 東芝)

昨日のパリのテロ事件は、もはや「事件」というよりも「戦争」を強く感じさせられました。

もちろん、あのような光景は「戦場」では日常茶飯事であり、しかしそれがほとんど大きくマスコミでは報道されない現実に鑑みて、平和を謳歌している「市街地」でそれがあれば、忽ちの大騒ぎになってしまうというあたりは、決して他人事ではないでしょう。

そして直ぐに出された「犯行声明」に対し、「報復」が無言のままに決定されている現実は当然の気持ちであり、しかし本当にそれで良いんだろうか……。

と思わざるをえない気分が、サイケおやじには確かにあります。

人間同士の殺し合いには利害関係に加えて、対人関係というか、宗教でも生活様式でも、左右ソリが合わない事象の積み重ねが絶対にあるはずで、おまけに地球上の生き物で、これほど堂々と殺し合いをやらかすのは多分、人間だけだと思えば、何時までも終わりの無い悲しみの連鎖なんて、これほどくだらないものはありませんよっ!

ただし、当然ながら、もしもあのような大惨事が我が国で発生し、自分の家族や親族や友人が犠牲になったとしたら、激しく憤るのは必定ですし、必ずや報復を期待画策するのは絶対の真理です。

しかし、それなりに上に立っているリーダーが思いきって「戦争をやめよう!」という言動を示せば、何かしらでも事態は変わるんじゃないか?

というような儚くも甘っちょろい夢想も捨てきれないんですよ、サイケおやじには。

そこで本日のご紹介は、あまりにもベタではありますが、アメリカのハートロックバンドにして1970年代前半に世界的な影響力を発散していたグランド・ファンク・レイルロード=GFRが1971年に出した「戦争をやめよう / People, Let's Stop the War」です。

まあ、賛否両論あるでしょう、やっている事については。

それでもリアルタイムでは、物悲しいイメージのイントロからワウワウ&ソウルフルなリズムギター、低重心のベース、さらにドカドカバタバタのドラムスに煽られた絶叫調のボーカル&コーラスがシンプルにして切迫感の歌と演奏を聴かせてくれるんですから、単純にロックが好きな若者には、英語の歌詞の意味が完全に理解出来なくとも、伝わってくる何かが必ずやあるはずと思っていますし、実際サイケおやじは、そうでした。

何よりも、これだけはっきり「People, Let's Stop the War」と歌いきってしまう姿勢の潔さは、勘違いとか時代錯誤と言われようとも、恥じる事の無い、普遍の素晴らしさがあるはずなんですよっ!

ということで、「戦争」という愚行には、お互いに善悪を決めつける事なんて、それに勝利した者が作る歴史の上でしか語れません。

つまり相手をペシャンコにするまで終わらない、それこそウルトラセブン=モロボシダンがキメの一言であった「血を吐くまで終わらない、悲しいマラソン」ですよ。

悲しいかな、それが現実であることは否定のしようもありませんが、どうか勝つと分かっている喧嘩だけは、止めて欲しいと願っています。

だって、それは弱い者イメジでしょう。

あぁ……、平和や心の安寧の尊さが身に滲みます。

そして犠牲者には、衷心よりのご冥福を祈り申し上げます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

あのころに浸る

2015-11-14 15:53:41 | 歌謡曲

あのころ君は / 堺正章 (日本コロムビア)

週刊誌をメインに、最近矢鱈と煽られているのが高齢者の性生活というは、もしかしたら「国策」? と思うのはサイケおやじだけでしょうか。

つまり高齢者を心身共に消耗させ、早く昇天していただくという結果は、そのまんま国の医療費や保険年金諸々の財源を圧縮削減する事に他ならず、それもひとつの安楽死と詭弁を弄する輩さえいないとは限りません。

一概には言えませんが、だいたいセックスという行為は体力的なものよりも精神的なところに依存しているものだとすれば、衝動だけでやっていた若い頃よりは、それなりに人生経験を積んだ後の方が尚更に気持ちの負担が大きいわけで、極言すれば、大義名分の無いセックスなんてものにはイマイチ踏み込めないという見栄が優先される場合さえあるような……。

もちろん、それなりに様々な関係が築かれている男女間であれば、セックスはあった方が良いし、また無ければ不自然という時もあるでしょう。

ただし、それでお互いの気持ちが一致出来るかは、些か確立が読めませんよねぇ~~。

以上は、なんとなくサイケおやじが心に浮かんでしまった本日の戯言です。

しかし、それでもセックスなんてものは若い頃にやってこそ、その価値が存分に発揮されるという真実は否定致しません。

さて、そこで発作的(?)に取り出してきたのが堺正章が歌う本日掲載のシングル盤で、当然ながら針を落とす決意表明がA面曲「あのころ君は」です。

結論から言えば、決して冒頭から述べてきた話とは関係無くて、藤公之介の綴った歌詞は古いレコードを聴きながら、あれやこれやとホロ苦く、それでも甘い思い出に浸る感慨であり、川口真の提供したメロディとアレンジは、如何にも発売された昭和51(1976)年末の流行だってノスタルジックな歌謡フォーク調というあたりが、現在のサイケおやじの耳と心には必要以上に滲みてまいります。

う~ん、そうだなぁ~~、あの頃の若さと今の悪知恵が一緒にあれば、もっと人生は楽しかったような気分にどっぷりってわけですよ……。

人は誰でも、もう一度、あの頃に戻って、やり直したいと思う時があるはずで、だからこそ様々な場面で心の揺れを感じるのだと思います。

不肖サイケおやじは殊更、そんなこんなの叶わぬ想いに動かされる事が多くて、自分でも苦笑する他はありません。

まあ、後悔したってど~しようもない事が多い世の中、せめて目の前にどんな楽しみがあるのかだけは見つめていきたいと思っています。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

予感敏感

2015-11-13 16:35:11 | Weblog

くうぅ~~~!▼?!

愛車のキーを溝に落として、と言っても、やらかしたのは監視人の若い者だったんですがねぇ~~~!▼?!

こっちは次のスケジュールに時間ギリギリだったんで、ドブ浚いはそいつに任せて移動しましたが、それにしても未だに結果連絡が無いってのは、ど~なってんだぁ~!

と書いていたら、たった今、無事に発見の朗報♪

トホホの週末は、なんとか免れたと思いたいです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

服喪

2015-11-12 16:48:47 | Weblog

ど~しても列席しなければ恩義を返せない葬儀、さらに夜には友人の通夜……。

流石に今日のサイケおやじは神妙です。

歌舞音曲は自粛させていただきます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

黙っていても、強くありたい

2015-11-11 16:43:33 | 歌謡曲

別れの子守唄 / 若山富三郎 (RCA)

人間、必ずしも「外見」ではないけれど、しかし男が仕事をする時にあった方が便利なのが所謂「押出し」ってやつだと、最近は痛切に思っています。

なにしろサイケおやじは「風采」があがらないタイプですから……、そのまんま、仕事のあれやこれやで相手方や関係者を納得させるのには、なにか必要以上のエネルギーを使っているような気がしているんですよ。

もちろん、それだけで相手を威圧出来るわけじゃ~ありませんし、仕事に「脅し」なんかは不必要という大原則は分かっています。

でもねぇ……。

さて、そこで本日ご登場願ったのが、若山組の富三郎親分です。

ご存じのとおり、昭和の映画演劇界では大スタアであり、とにかく若山富三郎が出る作品は押並べて面白いわけですが、現場では監督よりも権限があったとか、実弟の勝新太郎も頭が上がらなかったほどの破天荒な私生活とは裏腹に、演技は緻密でチャンバラやアクションも上手く、さらには子分の俳優達にも人情と本音で接していたという伝説は、掲載したシングル盤のジャケ写からも瞭然に伝わってくる若山富三郎ならではの「押出し」を裏打ちするものでしょう。

極言すれば、スジがとおらない時には相当に「怖い人」であり、しかし礼節を重んじて実直に相対すれば、ちゃんとした物分かりの良さがあったと思われるのは、もちろん一面識も無いサイケおやじの勝手な思い込みです。

そして肝心のレコードについて、発売されたのは昭和46(1971)年、殊更A面曲「別れの子守唄」が作詞:なかにし礼&作曲:曽根幸明によるソウルフル演歌なんですから、たまりません。

なんとっ! 最初は正統派(?)の脂っこい演歌だったものが、途中から真っ黒なグルーヴを噴出させるブルージンソウルに変わっちまうんですよねぇ~~♪

当然ながら、若山富三郎のドスの効いた節回しが、その熱気に充分応えているわけでして、個人的にはアメリカのブルース&ソウル歌手として人気も高いジョニー・テイラーのようなフィーリングさえ感じるほどです、大袈裟じゃ~なくてっ!

ということで、こんなことを書いてしまったのも、先日飲まされた煮え湯を引きずっているからでして、ど~にもムシを殺す事が出来かねる思いなんですよ……。

結局、自分はナメられているのが分かっているだけに、相手の身勝手や利己主義に対して理不尽な気持ちが高まるわけで、当然ながら周囲から見れば、サイケおやじの驕りと傲慢さだって笑止千万でしょう。

そして実際には、泣き寝入りしてしまう己の情けなさを予感自覚しているので、いやはやなんとも、本日も弱気の心情吐露、失礼致しました。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする