今夜はお隣の韓国戦。そして明後日、いよいよ日本登場、運命のカメルーン戦です。そんなサッカーテレビ観戦をより面白くするためにということで一言、二言、僕が個人的に心がけていることを書いてみます。頭の片隅にでも置いておいてください。
①普通は、ボールの行方だけを目で追いかけてしまいます。が、日本人が野球でやり慣れているこの観戦法だけでは、サッカーはちっとも面白くない。そう、僕は思います。「ボールがどこにあるかは頭に置きつつ、彼我の組織全体を見る」「ボールに対して両軍の今の動き全体を見る」、こんなことも大いにやってみましょう。「瞬間瞬間の組織としての狙い」を見ないと、サッカーを見ていることにはならないからです。
意識してこういう見方をやっていても、またすぐにボールだけを追いかけている自分に気付くでしょう。これでは、個人の(対人)技術しか見えません。
②その組織全体の中で急に速く走り出した人間とか、それを牽制しようと走り出した人間とかを見始めると、またさらに楽しいもの。ボールの遙か遠くでもいろんな狙い、駆け引きが渦巻いていることが分かります。その一つにボールが届いてきて狙いの成功が見えたときなどは、ほーっと思う時ですね。フィールドの上至る所で敵の裏をかこうとしている選手たちの、その意図や、無駄走りも含んだ数々の努力が見えるわけです。それが見えないと「あいつ、どれだけ走ってるのだろう!」なんてことは最後まで見えないわけですね。
③そういう組織流動の中で特に良くボールに絡む彼我の選手がいるものですが、その選手の位置取りなどを見てみましょう。ちょっと動いただけで上手くボールを受けてしまう。いつ周囲を見ているのか、凄く視野が広い選手というわけです。スペインの選手などは、相手の力量にもよりますが、みんなこれが上手いです。長く走り続けられる力があるのに、案外走っていない。組織がきわめて合理的にできている、強いチームというわけです。
①普通は、ボールの行方だけを目で追いかけてしまいます。が、日本人が野球でやり慣れているこの観戦法だけでは、サッカーはちっとも面白くない。そう、僕は思います。「ボールがどこにあるかは頭に置きつつ、彼我の組織全体を見る」「ボールに対して両軍の今の動き全体を見る」、こんなことも大いにやってみましょう。「瞬間瞬間の組織としての狙い」を見ないと、サッカーを見ていることにはならないからです。
意識してこういう見方をやっていても、またすぐにボールだけを追いかけている自分に気付くでしょう。これでは、個人の(対人)技術しか見えません。
②その組織全体の中で急に速く走り出した人間とか、それを牽制しようと走り出した人間とかを見始めると、またさらに楽しいもの。ボールの遙か遠くでもいろんな狙い、駆け引きが渦巻いていることが分かります。その一つにボールが届いてきて狙いの成功が見えたときなどは、ほーっと思う時ですね。フィールドの上至る所で敵の裏をかこうとしている選手たちの、その意図や、無駄走りも含んだ数々の努力が見えるわけです。それが見えないと「あいつ、どれだけ走ってるのだろう!」なんてことは最後まで見えないわけですね。
③そういう組織流動の中で特に良くボールに絡む彼我の選手がいるものですが、その選手の位置取りなどを見てみましょう。ちょっと動いただけで上手くボールを受けてしまう。いつ周囲を見ているのか、凄く視野が広い選手というわけです。スペインの選手などは、相手の力量にもよりますが、みんなこれが上手いです。長く走り続けられる力があるのに、案外走っていない。組織がきわめて合理的にできている、強いチームというわけです。