九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

サッカーを面白く見るために  文科系

2010年06月12日 18時14分43秒 | スポーツ
 今夜はお隣の韓国戦。そして明後日、いよいよ日本登場、運命のカメルーン戦です。そんなサッカーテレビ観戦をより面白くするためにということで一言、二言、僕が個人的に心がけていることを書いてみます。頭の片隅にでも置いておいてください。

①普通は、ボールの行方だけを目で追いかけてしまいます。が、日本人が野球でやり慣れているこの観戦法だけでは、サッカーはちっとも面白くない。そう、僕は思います。「ボールがどこにあるかは頭に置きつつ、彼我の組織全体を見る」「ボールに対して両軍の今の動き全体を見る」、こんなことも大いにやってみましょう。「瞬間瞬間の組織としての狙い」を見ないと、サッカーを見ていることにはならないからです。
 意識してこういう見方をやっていても、またすぐにボールだけを追いかけている自分に気付くでしょう。これでは、個人の(対人)技術しか見えません。

②その組織全体の中で急に速く走り出した人間とか、それを牽制しようと走り出した人間とかを見始めると、またさらに楽しいもの。ボールの遙か遠くでもいろんな狙い、駆け引きが渦巻いていることが分かります。その一つにボールが届いてきて狙いの成功が見えたときなどは、ほーっと思う時ですね。フィールドの上至る所で敵の裏をかこうとしている選手たちの、その意図や、無駄走りも含んだ数々の努力が見えるわけです。それが見えないと「あいつ、どれだけ走ってるのだろう!」なんてことは最後まで見えないわけですね。

③そういう組織流動の中で特に良くボールに絡む彼我の選手がいるものですが、その選手の位置取りなどを見てみましょう。ちょっと動いただけで上手くボールを受けてしまう。いつ周囲を見ているのか、凄く視野が広い選手というわけです。スペインの選手などは、相手の力量にもよりますが、みんなこれが上手いです。長く走り続けられる力があるのに、案外走っていない。組織がきわめて合理的にできている、強いチームというわけです。
 
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政局は参院選モードへ   らくせき

2010年06月12日 16時56分05秒 | Weblog
菅さんになって世論調査の支持率が回復。
民主党は、友党の思いも考慮する余裕もなく
選挙モードへ。

今回の菅政権は、官僚組織の上にチョコンと乗った
政権交代ではない、本格的な新政権が誕生する
チャンスかも知れない。

(案外、小沢さんのシナリオかも知れないが)

政権をとるために様々なリップサービスを行ってきたが、
すぐ出来ることは意外と少ないことも分かった。

このまま行けば、どこかが大勝する選挙ではなく
現状追認の選挙結果になりそう。

(と言っても、一寸先は闇だからワカリマセンが)

私にとって、ここは冷静に判断できるチャンスかも知れない。

菅さんは社会民主党的な政府を目指しているようですから
それを充分に伝えることが出来れば、思ったより
良い結果になるかも・・・

なにしろライバルがいないんだから。




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随筆 「大聖堂」  文科系

2010年06月12日 00時19分24秒 | 文芸作品
今日のレッスン曲「大聖堂」を3楽章まで弾き終わると、先生がおもむろに言う。
『「あがり」にしても良い出来です』
 ちっとも上手くならないと思ってきて、「まだまだ」という自己評価しかなかったので、一瞬キョトンとした。がすぐに、心がニンマリとして、間もなく天にも昇るような気持になった。

 パラグァイ出身で、20世紀前半にブラジルなど南米を放浪し、パリなどにもまねかれた稀代のギター弾きかつギター作曲家、アウグスティン・バリオス。原住民、グァラニー・インディアンの血が流れ、作曲などは独学と伝えられている彼のこの名曲は、ヨーロッパ・クラシックとはかなり趣が異なっている。それを、2月15日から始めて、もう4ヶ月になる。
 清らかと言ってよいような美しいアルペジオで作られた第1楽章。重々しい和音連続に特徴があって、ギターの表現力を目一杯鳴らさせてくれるようで気分爽快な第2楽章。十分な速さで弾ければ凄く楽しめそうだがなーと儚くも憧れてきた感がある第3楽章は、荘厳な基調の中に遊び心、諧謔性を感じさせる。こんな変化に富んだ3つの楽章が弾いていて楽しく、とにかく毎日弾きたくなる曲なのである。1日2時間弾いてきたとして4ヶ月120日だから、もう240時間以上は練習してきたことになる。でも悲しいかな、還暦をかなり過ぎて先生なる者に初めてついた僕が難所の部分練習をどれだけ重ねても、この第3楽章などの楽しさが分かる程度のスピードには届かないだろうなと、そんなあきらめもあった。その諦めを知ってか知らずか、今日の我が先生、このような言葉をかけてくれるではないか。
「第3楽章も、これだけのスピードなら発表会に弾いても及第点ですよ! 強弱もちゃんと付いてますし」
 《そうか、この2週間の練習で知らぬ間に必要な速さになっていたんだ。どうりで、弾いていて楽しくなってきたわけだ。速い音の群れの中から、特に強く鳴り響かせる高音と低音が掛け合いのように繋がって浮かび上がってくる、その面白さね! この第3楽章も、もう『音楽』になり始めていたというわけなんだ》

 「音楽」、誰がこんな言葉を作ったのか。このごろよく、そう思う。改めて広辞苑を調べてみると、平安時代は10世紀に著わされた「日本往生極楽記」に出典があり、こんな感じに使われていたという。『音楽空に遍く、香気室に満てり』。この本、「聖徳太子はじめ、往生者45人の伝記」だそうだから、音楽とは本来どうもあの世のものらしい。なるほどと思ったものだった。
 あと2ヶ月は、これだけを弾き続けてみよう。先生にそう応えて、帰ってきた。




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