九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

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「えぇっ」と言っただけで、出演できなくなるとは?!     只今

2010年06月18日 15時50分38秒 | Weblog
 日曜日の朝8時から始る「サンデーモーニング」という関口宏司会の報道番組があります。この番組は、コメンテーターが寺島実郎、浅井慎平、田中優子等々で、小生肩入れしている番組であります。

 その5月23日の番組でのこと。大沢啓二と張本勲が「喝」とか「アッパレ」と叫ぶスポーツ部門があるのですが、その中で、楽天の岩隅投手が七回で降板したことに対して、張本が「最後までよう投げんとは、カーッだ!」と怒鳴り、これに対して江川紹子は「ええっ」と言いました。
 張本のこうした単純精神論はいつものことで、それに対して他のコメンテーターは、また張本のもっともらしい説教が始ったと、にやにや笑って相手にしません。時に中西哲生クンが張本の言に「えぇつ」をはさむことはありますが、江川紹子は笑いながらも、それは言い過ぎでしょうといった趣での「ええっ」は、しばしば。
   
 そうしたら、こんなことになったと江川紹子が友人に出したこんなコメントに出会いました。
 「6月20日のサンデーモーニングには出演できなくなりました。5月23日の放送での私の言動について、張本勲氏が立腹し、江川を番組に出さないようにTBS側に求め、TBSは張本氏の主張を受け入れたためです」。

 張本の言動は、いつものコメンテーター諸氏と同じく笑って見過ごすことが出来るとしても、これを受け入れたTBSを見過ごすことはできるでしょうか。
 この番組は、報道番組としては最も上質、かつ果敢に権力に向き合っている番組と思うが故に、番組制作者を困らせることなく、対処できる方途はないのでしょうか。
 
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もう一度「天安沈没情勢」は大人の世界のことか?  文科系

2010年06月18日 14時51分03秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
 枯れ木も山の賑わいで、ある仮説拙稿をご笑覧ください。まとめてみたかったモノを、ちょっとおおざっぱなほどに大きく描いてみました。皆さんのご意見をお待ちしています。

 5~6月ずうっと、表題の内容を何度ここに書いてきただろうか。今のこの情勢はこうなのだそうだ。
①韓日米が、安保理制裁決議、議長声明を求めて大車輪である。米国が特に「米韓両国は北朝鮮に非常に強いメッセージを送る」(キャンベル次官補)事に躍起である。
②中国は、説得に応じない様相をかえって増しているし、ロシア、キューバ、ベトナムも不信感丸出しだ。ロシアなどは、「北朝鮮を加えた混合調査団を設ける」と提案さえしたらしい。
③「被害国」であるはずの韓国自身の国内が、非常に心許ない様相を呈している。与党はこれで選挙に負けたと言われているし、野党などが国連に対して反対行動を取っている。らくせきさんの投稿にもあるように、国民自身が制裁にきわめて消極的なのである。

 さて、もう一度言うが、事件の調査報告書自体が非常に怪しげなモノだ。「北朝鮮製の魚雷である」ことと、『黄海の北朝鮮海軍基地が運用する一部の小型潜水艦・艇と、支援母船が、天安が攻撃を受けた2~3日前に基地を離れ、攻撃の2~3日後に基地に戻ったことが確認された』(報告書から)というたった二つの状況証拠しかないのに、こんな結論を下した。
『この魚雷が、北朝鮮の小型潜水艦・艇から発射されたという以外には説明がつかない』(同上)
 戦争にさえ発展しかねない大事件を「という以外には説明がつかない」などという証拠、解明程度で、大の大人たちが一体動き出せるものなのか。しかも、韓日ともにテレビなど国を挙げてなのである。さらにまた、報告書以降にもっと確たる証拠を探しているという動きが全く見えないのも、僕としては不思議で仕方ない。

 こういう怪しげさ、不思議さ全体は、アメリカが日韓に対して後ろから猛烈にねじを巻いていると解釈すれば、すべて辻褄が合う。ところでそのネジマキの背景だが、こう考えれば十分に納得できる。
①アメリカの全般的没落。国際経済的には、サブプライム破綻によりドバイに続き、ギリシャ、ハンガリーに見るような地獄に世界を突き落としたこと。国際政治では、大義なきイラク戦争と、それが世界と関係各国政治に与えた悪影響、政治不信。これらのその後の処理が、きわめて不誠実、不公正であって、アメリカへの不信感が世界に募っていること。
②こうしたアメリカ離れの条件に対して他方に、「東アジア共同体」への日韓、アセアンなどの機運は、今でも確かに充ち満ちている。世界的需要創出国としての中国の経済的台頭を第1の基礎にしたものであり、これは必然的な流れだと思う。
 こうしてアメリカは、日米韓が協力して「東アジア共同体」に進んでいくのを自己の利益と影響力確保のために妨げたいのではないか。それでこの「天安沈没情勢」を、少なくとも今大いに利用しようとしているのではないか。

 今後の成り行きに言及してみよう。韓国は、国民や野党の状況などから、とうてい挙国一致にはなりえないだろう。これに対して、長く続いた韓国による太陽政策の終了は北をいよいよ居丈高にするはずだ。それがアメリカの狙いなのだと言っても良いかも知れない。後継者問題も絡んでくるから、窮鼠猫をかむという突発事件も十分に起こりうるような情勢になってきたのではないか。
 こうして、アメリカの威信から離れて、現れ始めた東アジアの共通利害、平和を模索しようとする動きを、アメリカがぶちこわしにして泥沼にしている真っ最中なのだと、そんな気がする。

 こんな時たとえば、日本の中国大使に丹羽宇一郎氏が選ばれたことなどは、きわめて大きい意味を持つと僕は思う。アメリカべったりの歴史を持つと思われる外務官僚ではない民間人であって、その経歴から中国経済と非常に縁が深い人物だと聞いている。という具合にこれからは、日中・日米問題をちょっと注意して見ていきたいと、自分に心している。やっぱり「東アジアは、特に仲良く」と思うから。
 そんな僕にとって、韓国のアルゼンチン戦結果は意気消沈もどん底の出来事だった。この上は是非、アルジェリアに勝って、日本とともにトーナメントに進んで欲しい。ちなみに、カメルーン戦の韓国視聴率が24%と聞いて、非常に嬉しかったことも記しておきたい。
 
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