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サッカー代表対デンマーク戦、「闘いの焦点」  文科系

2010年06月24日 02時46分01秒 | スポーツ
 まさに「判決の日」が来ました。それも、死ぬか生きるかの。現在までの勝ち点で言えば、オランダ6、日本3、デンマーク3、カメルーン0という組で、得失点差で2、3位の対決。もう片方のゲームでカメルーンがオランダに勝っても、カメルーンのここまでの失点が多いから、日本は、同点以上なら「生」となるでしょう。さて、そのデンマークとの対決をいろいろ読んでみましたが、その内容をまとめてみました。

 デンマークの特徴はこうです。
①体は強く、組織だっているが、個人技、攻撃力はそれほどではない。
②組織的に、また精神的にがっちりとしたチームで、組織的守備を中心にして意外に勝負強い。例として、ワールドカップ出場時3回すべてで予選通過を果たしている。オルセン監督が10年もの長期政権で、その力が大きい。
③両チームの対オランダ戦データは、こんなふうである。
 まず得点は、日本0対オランダ1に対して、デンマーク1対オランダ2
 シュート数、日本10対オランダ9で、デンマーク10対オランダ18
 そのうち枠内シュートは、日本3対オランダ5で、デンマーク3対オランダ7
 ファール数は、日本11対オランダ18で、デンマーク20対オランダ13
 ボール保持率は、日本39対オランダ61で、デンマーク42対オランダ58
 これらの数字から浮かぶ両チーム比較は、こうなるだろう。大きい差があるファール数比較が正反対の数値を示しているが、技術・スピードで日本がデンマークをかなり上回っている事を示していると推定できる。シュート数比較でも、日本の方がかなり優位に立っているから、攻撃力、防御力ともに日本の方が今は上だと言って良い。
④両チームの対カメルーン戦得点は、日本1対カメルーン0で、デンマーク2対カメルーン1である。

 さて、こんな両チームが、「日本は同点でも良いが、デンマークは勝たねばならない」という状況で対決するわけです。これは、日本が有利だということ。さほど攻撃的ではないデンマークが、デンマークよりも守備力がある日本に勝たねばならないということですから。つまり、こうなる。「デンマークの攻撃パターン、主要攻撃部分に同時に破綻も潜んでいる」という闘いになるでしょう。日本は、そこを狙うというやり方にすればよいわけです。
 さてそして、デンマークのけっして多くはない攻撃パターンはこうです。ボランチのC・ポウルセンとセンターバック、アッゲルらの正確なパスを、まずセンターフォワード、ベントナーが、次いで右ウイング、D・ロンメダールが受けるところから始まっている。よって、日本の防御はまず、こう。「攻撃のパスを、出所2カ所に圧力をかけてこれを乱し、その受け手にもマークを付けて上手くさばかせない」と。この受け手に関しては、こうです。ポスト・ベントナーを巡る攻防が第一の戦場になりますが、デンマーク攻撃陣で最もスピードのあるロンメダールをそこに絡ませなければ攻撃力が半減以下になる、と。こうして、どの予測を読んでみても、こう書いてありました。
「右ウイング・ロンメダールと日本の左サイドバック長友の対決が焦点」
 つまり、ロンメダールを、長友がマークすることによってベントナーらとの連携を断ち切るなど、自由にさせないこと。これです。ここで成功すれば、デンマークの攻撃力は半減を遙かに割ることになるでしょう。長友がカメルーンのエトウやオランダのカイトのマークに努めたのと同義、同じ役割ということですね。なお、エース・ベントナーはやや下がって受ける事が多いようですから、阿部、長谷部のマークが多くなるのではないでしょうか。例によって、身長差があってロングボールを納められても、体を寄せたり、他との連携を切ったり、セカンドボールを狙ったりと、速い判断・技術で同等以上にカバーする事は可能です。

 以上が、対デンマーク戦の焦点。
「日本陣左における長友・ロンメダールの闘い」
「観戦中はボールの位置を常に頭に置きながらも、長友・ロンメダールの駆け引きを観る」
 これが本日のお楽しみポイント! 194センチ、80キロのベントナーに対して小さな長友は170センチ、68キロ。その偉大さが、きっとおわかりいただけると思います。とにかく、強くて、速くて、長持ち、そして何よりも強気ですから。下から低くベントナーにぶつかっていく姿は、体の小ささなんか気にもとめていないように見えるはずです。
コメント (2)
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