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『人情』は、人間の証し!  文科系

2010年08月13日 14時44分53秒 | 国内政治・経済・社会問題
 本日のらくせきさん「年金者は?」と、先日の同『人情は、紙のごとし』に因んで、以下を書こうと思い立った。

 身分制度の名残があった1900年頃のヨーロッパにだって、先進国には救貧施設や孤児院があったはず。西欧には、ノーブレスオブリージという習慣があったからだと思う。「金持ちは弱者に分け与えるべき」とでもいう慈善の習慣・思想の呼び名である。ビル・ゲイツやスピルバーグなどアメリカの大金持ちたちが、財産の2分の1!ずつを社会に慈善的寄付をすることになったと、最近発表されたが、このノーブレスオブリージの名残であるのは間違いない。

 日本、東洋にも仁政・苛政という言葉があったし、確かネアンデルタール人にもこの思想の発露があったことも知られている。小さいときから右手が縮んだままと思われるのに40過ぎまで(当時としては老齢まで)生きた男の化石が、発見されているからだ。かなり特例なのかも知れないが、とにかくこういう例が当時でも存在した。ある個人に花をいっぱい供えた、懇ろに心がこもったお墓もネアンデルタール人遺跡から見つかっている。 

 このように、弱者救済、人情・共感というものは、人間の本質の一つと語っても良いと思う。が、らくせきさんの前の投稿、「人情、紙風船」でも論議になったが、この考え方が崩れているということだろう。崩れているどころか、こんな調子だ。生活保護費を食い物にする簡易宿泊所には、どうも、ソノ筋の人が絡んでいるらしい。為政者が老人の居場所、死に場所さえ調べたことがないのであれば、保護費や年金の強奪商売は必然と言える。行方不明老人の年金がどうなっているかを、厚労省が自治体に問い合わせ始めたそうだが、こんなことすらも中央は知らなかったのだ。そんな日本ということだ。

 こうして「世界の先進国」の一つ・日本は、人倫の大義からして、最低の国だと言えるのではないか。人倫職業の報酬を税金からもらって食っているはずの厚労省からして、この羊頭狗肉ぶり。そもそも一体、誰がこうしたのか? なによりもまず、自民党60年の戦後政治がこうさせたと言うほかはあるまい。官僚を見張りつつ、社会形成に最も力があったのが、彼らだとは誰でも知っていることだから。
 ただし、こういうことも言える。家族がほとんどお見舞いにも来ない終末期が近い病床の老人を、医者が心から本気になって、診察、看護できるだろうか?! 家族がその行方すら知らない老人を、行政が捜し出す気になるだろうか? これについてなお言いたい。そういう教育、社会教育も含めて、自民党60年政権は責任を免れえないと。
  
 老人は自民党には入れぬ事だ。これだけ納税をして、貯蓄を積んで、今の借金財政を支えてきたと言えるのに、この扱いなのである。ちなみに、老人たちが貯金全額をタンス預金に替えるなら、日本国債は大暴落の不渡り手形も同然になるはずである! 1ドルを1000円でも買えないとかになったら、政府は一体どうするつもりか! こうして自民党は、愛国心の根っこをずたずたにしてきた為政者だったとも言える。何が「1番!」って、子殺し社会も含めて、「羊頭狗肉」や「表裏」が激しい「冷酷1番!」。目には見えぬが、典型的な「苛政は虎よりも猛なり」。 
 
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年金者は?    らくせき

2010年08月13日 08時43分02秒 | Weblog

産業の近代化の行き着いた先が
100歳の行方不明者の誕生なら、
(経済関係が人間関係のあり方に
大きな影響力をもつということがあるのなら)
そこから100歳以上の行方不明者の問題の
対処のしかたも見えないどろうか?

万国の年金生活者よ、団結せよ?

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