大西さんの「新聞の片隅に載ったニュースから(30)」です。 らくせき
維新候補が初黒星 羽曳野市長選北川氏が3選(2012.7.2中日新聞)
「大阪府羽曳野市長選は一日、投開票され、民主、自民推薦の北川嗣雄氏(69)=無現=が
元市生活環境部長麻野佳秀氏(62)ら二氏を破り三選。投票率は43・25%。
麻野氏は橋下徹大阪市長率いる大阪維新の会の羽曳野支部の推薦を受け
『橋下改革を羽曳野に』と訴えたが及ばなかった。支部を含め維新の会が公認、
推薦した首長選候補が敗れたのは初めて。
北川氏は二期の実績を強調。観光振興を軸に雇用の創出を図ると訴え、市長給与と
退職金の半減を公約した。
当18796 北川 嗣雄無限
13373 麻野 佳秀無新
7666 宇山 鉄雄無信」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
中日は二面の下の方でも「維新候補初黒星」。毎日も二面に「維新、初の黒星」でしたが、
朝日は見出しも無く、市長選とだけして、候補者の名前と票数を伝えただけで、
麻野氏が維新推薦とは書きませんでした。不利なニュースで維新の会に気遣ったの
(穿ちすぎ?)でしょうか。
マスコミは橋下氏関連のニュースを伝えることに殊のほか熱心で、この間もいろいろ
ニュースがありましたが、橋下氏関連のニュースばかりの紹介はどうかと思い控えていました。
しかし、市職員に勤務時間外でも政冶活動の禁止、違反すれば解雇。市の補正予算で
「現役世代に重点投資する」と言って、老人憩いの家事業や社会福祉協議会への交付金や
地域生活支援事業の削減の予算を組んだり、敬老パスの有料化を提案するなどの
ニュースが相次ぎました。
府知事時代に「文楽を見たが、二度目は行かない。時代に応じてテイストを変えないと
観客はついてこない」と語って、07年度3000万円あった府の補助金を2000万円に削りましたが、
市長になって今度は、市の補助金についてのヒアリングのため申し入れた面会を
人間国宝に拒否されたとして「特権意識にまみれた今の文楽を守る必要はない」と、
昨年度よりも25%削減して計上した3900万円の補助金を、議会で可決されても
執行しない方針を表明しました。これに対して文楽協会トップで人間国宝の竹本住太夫さんは
「面会の申込みがあったとは聞いていない。こっちが会いたいくらいです」と語っています。
(6月30日毎日新聞)
議会が議決した予算も市長判断で執行しないということが許されるのでしょうか。
これらの施策や専制的な市政運営の姿勢が有権者にどう受取られたのでしょうか。
ここへきてマスコミ報道では“日の出の勢い”の大阪維新の会にも陰りが出てきた
のでしょうか。それとも特殊異例な事態なのでしょうか。
大西 五郎
維新候補が初黒星 羽曳野市長選北川氏が3選(2012.7.2中日新聞)
「大阪府羽曳野市長選は一日、投開票され、民主、自民推薦の北川嗣雄氏(69)=無現=が
元市生活環境部長麻野佳秀氏(62)ら二氏を破り三選。投票率は43・25%。
麻野氏は橋下徹大阪市長率いる大阪維新の会の羽曳野支部の推薦を受け
『橋下改革を羽曳野に』と訴えたが及ばなかった。支部を含め維新の会が公認、
推薦した首長選候補が敗れたのは初めて。
北川氏は二期の実績を強調。観光振興を軸に雇用の創出を図ると訴え、市長給与と
退職金の半減を公約した。
当18796 北川 嗣雄無限
13373 麻野 佳秀無新
7666 宇山 鉄雄無信」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
中日は二面の下の方でも「維新候補初黒星」。毎日も二面に「維新、初の黒星」でしたが、
朝日は見出しも無く、市長選とだけして、候補者の名前と票数を伝えただけで、
麻野氏が維新推薦とは書きませんでした。不利なニュースで維新の会に気遣ったの
(穿ちすぎ?)でしょうか。
マスコミは橋下氏関連のニュースを伝えることに殊のほか熱心で、この間もいろいろ
ニュースがありましたが、橋下氏関連のニュースばかりの紹介はどうかと思い控えていました。
しかし、市職員に勤務時間外でも政冶活動の禁止、違反すれば解雇。市の補正予算で
「現役世代に重点投資する」と言って、老人憩いの家事業や社会福祉協議会への交付金や
地域生活支援事業の削減の予算を組んだり、敬老パスの有料化を提案するなどの
ニュースが相次ぎました。
府知事時代に「文楽を見たが、二度目は行かない。時代に応じてテイストを変えないと
観客はついてこない」と語って、07年度3000万円あった府の補助金を2000万円に削りましたが、
市長になって今度は、市の補助金についてのヒアリングのため申し入れた面会を
人間国宝に拒否されたとして「特権意識にまみれた今の文楽を守る必要はない」と、
昨年度よりも25%削減して計上した3900万円の補助金を、議会で可決されても
執行しない方針を表明しました。これに対して文楽協会トップで人間国宝の竹本住太夫さんは
「面会の申込みがあったとは聞いていない。こっちが会いたいくらいです」と語っています。
(6月30日毎日新聞)
議会が議決した予算も市長判断で執行しないということが許されるのでしょうか。
これらの施策や専制的な市政運営の姿勢が有権者にどう受取られたのでしょうか。
ここへきてマスコミ報道では“日の出の勢い”の大阪維新の会にも陰りが出てきた
のでしょうか。それとも特殊異例な事態なのでしょうか。
大西 五郎