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             何が彼女 (江川紹子) をそうさせたのか        只今

2012年07月03日 23時30分18秒 | Weblog
            “東京新聞は、一般紙というより反原発の機関誌みたい”

       この発言がこれまで親近感をもってきた江川紹子氏と知った時、あれっ? と思ったが
        彼女の意見は 「原発を直ちに廃止することは現実的ではない」 ということを知り、
       色々な意見があって当然、ならば『産経』『読売』はどう? と呟きながらも笑殺できた。
 
       しかし瀬戸内寂聴の「生きてきた90年の中で、こんな悪い時代はなかった」という発言をとらえて 
        「たくさんの人が命を失った戦争中の方がマシだったという発言は残念というか ダメだ」
          と鼻をうごめかせるにいたって、思わず 「待ちなよ」 と声をあげてしまった。     
        「発言の一部を切り取って批判することがある、そのことを気を付けつけたい」
               貴女はこう言う1人ではなかったか。
 
      そして7月、大飯原発前で再稼働阻止の現場画像を見て彼女はこう呟いた。
         “機動隊を相手に立ち回りしている人を案じています”
           何を案じているのですか、との問に答えて曰く
       “いろいろだけど、卑近なことから言うと、チェーンでバリケードに縛りつけている女性は、
                  おしっことかどうするにゃん”

                そして一転、教育者面して言う。 
       “幼い子どもを機動隊に対峙させることが市民に共感されるの?” 
       子どもをそういう場所に連れてくるのは安全上からも教育上からも心配 
          ということならば判らないでもないが、そうではない。
 
        放射能を心配する母親に対して、彼女は『熊本日々新聞』にこう記した。 
         『放射能の不安を煽るエセ科学=カルト宗教』
 
        映画・演劇となった藤森成吉の「何が彼女をさうさせたか」は 
        急激に戦争へと傾斜していった1930年代初頭の作品だった。
        2012年の彼女の変身は、何がもたらしたのだろうか。   
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保安院の大罪(74) 日本国家満身総癌の大元、「検察庁」  文科系

2012年07月03日 17時50分56秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
 田代政弘検事は不起訴になった。『「記憶が混同した」?!』というご本人の言葉通りに検察お仲間が決済したことによって。マスコミのどんな論評にも「大甘」と書かれているはずだ。身内への大甘! 身内へは大甘! ことは、小沢一郎の検察審査会審査に向けた証拠資料ねつ造事件がらみの国策捜査として、ここ数年日本国家を騒がせた重大事である。外に対しては厳しいが、内部処理では「ネズミ一匹」。6月29日拙稿「保安院の大罪(73)」で見たとおりである。
 
 加えて、何度でも言うが、福島原発事故で何故経産省保安院は罪に問われないのか。取り返しがつかない害毒を無数の国民の身体にのこし、最新の地価が「1㎡0円に」などと、文字通り計り知れぬ莫大な私有財産を侵害したと思われる大事件なのだ。既に数々の告発もなされているはずである。この重大不審、疑惑を問題にし始めても、さらに保安院の上を行く国家の元凶が見えてくる。やはり、社会正義の代理人たる法務省・検察庁。
 今回はそこで、検察最近年の汚れ具合そのものをいくつか集めてみたい。
 悪名高い「国策捜査」など検察が起こした最近の重大疑惑詳報は、このブログでも以下のように多く扱われてきた。

①「女性秘書監禁、恫喝事件」は小沢起訴、石川知裕議員への苦し紛れの取り調べに関わるものであり、2010年2月4日、9日にエントリーしている。
 3歳、5歳の子どもが保育園に通っている女性秘書を「『いつものように』石川知裕議員の保管私物を取りに来るようにということ」と錯覚させて検察庁に呼びつけ、そのまま「被疑者通告」を敢行、ぶっ続けで尋問した同年1月26日(火)の重大事件である。深夜11時45分まで10時間の拘禁。携帯のスイッチは切らせて、「保育園のお迎えを夫に依頼せねばならぬ」という電話哀願までを一時は止めさせていたということ。完全なだまし討ちとよく示されている。
 このエントリーは、週刊朝日2月12日号に載った経過要約の形を取っているが、検察はこれに対してこう抗弁するはずだ。「即刻週刊朝日編集長に抗弁書を渡すべく出頭要請をした」と。対する編集長はこう抗弁するにちがいない。「事実には確信を持っているし、忙しくて行けない」。この「行けない」には、天下の大検察、相当面食らったらしい。でも、何も起こらなかったはずである。つまり、検察は事実を認めたも同然なのだろう。
 この出来事は、小沢一郎起訴に関わる田代政弘検事証拠ねつ造事件の内部処理方に相応しい乱暴狼藉と言える。「身内には大甘」の対極にある「弱者への、この上ない乱暴狼藉」!

②次は、村木厚子・厚生労働省局長事件だ。前田検事のフロッピーディスク改ざんから、一挙に冤罪と知れ渡ってしまったこの重大事件は、そのかなり前からここにはエントリーされていた。投稿最後の頃の2010年4月22日「村木局長、検察を告発」のエントリー拙稿の内容は、多くの方がご存知だろう。が、3月15、28、31日に報告した内容をご存知の方はどれだけいらっしゃるだろうか。よってここでは、村木事件を初めて扱った上記15日エントリーの「書き出し」と「文末、結び」部分を以下にご紹介する。「冤罪」とか「証拠フロッピー改ざん」とかは大いに騒がれてきたが、この事件の「真の、政治的大目標、『国策ターゲット』」の方は、事件発端時の他は案外報道されていないのである。「大悪人・村木厚子!」、「その背後にいた民主党政治家」ばかりを、検察情報を鵜呑みにして垂れ流す馬鹿なマスコミが当初に流しただけだからだ。よって、以下の解説の方こそ今ますます重要になっていると、僕は見ている。その書き出しはこうだった。
【注目してきた検察の暴挙をもう一つご紹介しよう。偽の障害者団体「凛の会」に障害者団体証明書を発行したとして虚偽有印公文書作成・同行使の罪に問われた村木厚子厚労省女性局長逮捕事件である。莫大な郵便料金詐欺に繋がった事件であって、先回報告した「女性秘書監禁・恫喝事件」以上に奇っ怪なものだ。週刊朝日12日号「免罪はこうしてつくられるのか 法廷で暴露された大阪地検特捜部の手口」から抜粋する。
 村木局長の逮捕は、偽造の実行犯とされる上村勉元係長と「凛の会」関係者の「証言」のみを証拠として実行されたものだが、最有力証言者上村係長の前言全てが法廷でひっくり返されたという奇っ怪な事件である。民主党議員が背後で動かしたとされる点まで、「女性秘書監禁事件」と同じだ。村木被告が、石井一議員、厚労省部長のラインによって動かされたと、検察側が主張していたのであるから。上村被告は、こんなふうに陥れられたと暴露している。この記事は、法廷に映し出された上村氏の「被疑者ノート」の文言などを紹介するという手法が取られている。】
 ちなみに、ここでいう『莫大な郵便料金詐欺』とは確か10億円とかを超える金額だったかと思う。そして、15日拙稿の結びはこうなっている。
【 最後に、週刊朝日記事はこう結んでいる。
『それにしても、検察特捜部はなぜここまで無理して事件をでっち上げる必要があったのか。やはりこの事件も解散総選挙がいつ行われてもいい時期の、昨年6月にいきなり村木被告らを逮捕し、当初から民主党国会議員の関与の情報も流れた。どうしても、小沢事件同様、民主党の「政権奪取阻止」を目指して仕組まれたものとしかみえない。』 】
なお、僕がこの村木厚子事件に素早く対応できたのは、当時ここに多く寄稿されていたネット虫さんの10年2月27日付け以下の報告によるものでもあると、付け加え、感謝の意を表しておきたい。
『特捜部KO負けの今、村木さんを苦しめた「巨悪」の解を ネット虫』
 なお、『莫大な郵便料金詐欺』というこの事件の真犯人はまだ捕まっていない。役人の1人が証拠書類偽造をし、詐欺・詐取をやった連中は捕まったのだから、難しい事件とは思えないのだ。仲介した奴は誰なのか? 大元の真犯人(政治家)を、何かの取引をして逃がしたということも疑われるのである。としたら、そうやって「政治をねじ曲げた」ということになる。小沢事件同様、検察がそういうように政治をねじ曲げる片棒を担いだのかも知れない。

③本日の検察告発の最後である。これは昨日の只今さんのエントリー『プルサマールに触れて消された人、消されかかった人 只今』の各項目を今後の問題意識としてもたれるよう是非お勧めしたい。原発開発国策、特にプルサーマル計画を巡る国策的暗闇と、この国策的暗闇の形成に巨大な権力を行使してきたやの検察のことだ。これについて本日は、昨日の只今さんエントリー自身と、そこにコメントとして付けた拙文とを持って、解説、ご紹介に代えさせて頂く。佐藤栄佐久「『国策捜査』、冤罪事件」は、例によってマスコミによる無責任この上ない往時の「騒ぎっぷり」をあざ笑うとともに、『東電OL(と言っても確か慶応大学経済学部卒で東電には総合職として入社した最高幹部職員である)「売春婦」殺人事件・「ゴビンダプラサドマイナリ氏免罪事件」』では「まだ真犯人がトラマッテいないぞ!」と、大声で叫びたい心境である。検察は何やっとるんだ!
 
 本日の結びとして、以下の言葉、表現を上げておきたい。題して霞ヶ関の「世間にはよく知られていない最高レベルの秘密会合」。語り手は、長谷川幸洋東京新聞・中日新聞論説副主幹、語った場所は、「週間ポスト7月13日号の鳥越俊太郎との対談」において。
『それは財務省と法務・検察の首脳、それに官僚の最高ポストである事務担当の官房副長官が集まる会合です』
 
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             死守されたマスコミ恫喝の武器庁     只今

2012年07月03日 14時48分03秒 | Weblog
                      「歳入庁」の創設は、なぜ消されたか。

           =霞ヶ関の最高会議は、長年、事務次官会議と言われてきたが、実は秘密の会議があった。
            それは財務省を柱として、法務・検察の首脳、それに事務担当の官房副長官による会議。=
                こう明かすのは長谷川幸洋(東京・中日新聞論説副主幹)

   ●このように暴露する長谷川幸洋の仕事場は
    《日比谷公園前のビルにある中日新聞グループ。そこに昨年夏から半年近くの長きにわたって
     大規模な税務調査が入っています》(『週刊現代』2012年3月17日号)

     そして6月29日、《中日新聞が2億申告漏れ、飲食費一部経費と認められず》(産経)
     その前の3月30日には、《朝日新聞が2億5千万円申告漏れ、4千8百万円は悪質な所得隠し》(産経)

   ●このような権力を発動できる国税庁は財務省の管轄下にあります。

    税の徴収機関を独立させる動きはこれまで挫折の連続でしたが、
    税と保険料を一体化して効率化を図る「歳入庁」の創設を、民主党は目玉の一つとしました。
        しかし、財務省の権力の源泉の一つである国税庁を失うことは
              なんとしても避けなければならない
       財務省とそのOB議員と、自民党による(3党合意)という名の文書によって
              
               見事に消されてしまいました。
          
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