“東京新聞は、一般紙というより反原発の機関誌みたい”
この発言がこれまで親近感をもってきた江川紹子氏と知った時、あれっ? と思ったが
彼女の意見は 「原発を直ちに廃止することは現実的ではない」 ということを知り、
色々な意見があって当然、ならば『産経』『読売』はどう? と呟きながらも笑殺できた。
しかし瀬戸内寂聴の「生きてきた90年の中で、こんな悪い時代はなかった」という発言をとらえて
「たくさんの人が命を失った戦争中の方がマシだったという発言は残念というか ダメだ」
と鼻をうごめかせるにいたって、思わず 「待ちなよ」 と声をあげてしまった。
「発言の一部を切り取って批判することがある、そのことを気を付けつけたい」
貴女はこう言う1人ではなかったか。
そして7月、大飯原発前で再稼働阻止の現場画像を見て彼女はこう呟いた。
“機動隊を相手に立ち回りしている人を案じています”
何を案じているのですか、との問に答えて曰く
“いろいろだけど、卑近なことから言うと、チェーンでバリケードに縛りつけている女性は、
おしっことかどうするにゃん”
そして一転、教育者面して言う。
“幼い子どもを機動隊に対峙させることが市民に共感されるの?”
子どもをそういう場所に連れてくるのは安全上からも教育上からも心配
ということならば判らないでもないが、そうではない。
放射能を心配する母親に対して、彼女は『熊本日々新聞』にこう記した。
『放射能の不安を煽るエセ科学=カルト宗教』
映画・演劇となった藤森成吉の「何が彼女をさうさせたか」は
急激に戦争へと傾斜していった1930年代初頭の作品だった。
2012年の彼女の変身は、何がもたらしたのだろうか。
この発言がこれまで親近感をもってきた江川紹子氏と知った時、あれっ? と思ったが
彼女の意見は 「原発を直ちに廃止することは現実的ではない」 ということを知り、
色々な意見があって当然、ならば『産経』『読売』はどう? と呟きながらも笑殺できた。
しかし瀬戸内寂聴の「生きてきた90年の中で、こんな悪い時代はなかった」という発言をとらえて
「たくさんの人が命を失った戦争中の方がマシだったという発言は残念というか ダメだ」
と鼻をうごめかせるにいたって、思わず 「待ちなよ」 と声をあげてしまった。
「発言の一部を切り取って批判することがある、そのことを気を付けつけたい」
貴女はこう言う1人ではなかったか。
そして7月、大飯原発前で再稼働阻止の現場画像を見て彼女はこう呟いた。
“機動隊を相手に立ち回りしている人を案じています”
何を案じているのですか、との問に答えて曰く
“いろいろだけど、卑近なことから言うと、チェーンでバリケードに縛りつけている女性は、
おしっことかどうするにゃん”
そして一転、教育者面して言う。
“幼い子どもを機動隊に対峙させることが市民に共感されるの?”
子どもをそういう場所に連れてくるのは安全上からも教育上からも心配
ということならば判らないでもないが、そうではない。
放射能を心配する母親に対して、彼女は『熊本日々新聞』にこう記した。
『放射能の不安を煽るエセ科学=カルト宗教』
映画・演劇となった藤森成吉の「何が彼女をさうさせたか」は
急激に戦争へと傾斜していった1930年代初頭の作品だった。
2012年の彼女の変身は、何がもたらしたのだろうか。