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新聞の片隅に載ったニュースから(32)    大西五郎

2012年07月12日 09時09分11秒 | Weblog
大西さんの「新聞の片隅に載ったニュースから(32)」です。   らくせき


    鳩山氏「自民野田派だ」(2012.7.11毎日新聞)

「民主党の鳩山由紀夫元首相は10日のグループ会合であいさつし、『大変屈辱的な言葉が
飛び交っていて『自民党野田派』という話まである』と述べ、野田佳彦首相の政権運営を批判した。
 鳩山氏は国家戦略会議の分科会がまとめた集団的自衛権の行使容認を求める報告書や
オスプレイ配備問題を挙げ、『必ずしもその言葉が外れているとは言えない状況だ』
(自民党野田派だといわれてもしかたがない状態だ=大西注釈)と指摘。消費増税法案を
めぐる党分裂についても『党を統治できないような状況で国を統治できるのか』と首相を強く批判した。」

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 消費増税法案の衆議院本会議採決で民主党の鳩山グループと呼ばれる衆議院議員18人が
反対票を投じました。民主党執行部は離党届を出した小沢グループに対しては
除籍の処分を行いましたが、反対票を投じた後も民主党に残る鳩山グループには、
鳩山氏を除く17人には党員資格停止2カ月、鳩山氏は元党代表としての責任は重いとし

当初6カ月の党員資格停止を決めましたが、倫理委員会の「他の者との均衡を欠く」という
意見に従って3カ月に訂正しました。
 鳩山グループは「消費税研究会」を作って「民主・自民・公明の三党合意」を批判し、
民主党内で消費税増税反対の運動を続けるとしています。

 鳩山氏は集団的自衛権の行使容認への動きやオスプレイの日本配備についてアメリカに
強く反対できないでいるのを「自民党への先祖帰りだ」と批判し、「党を統治できないような状況で
国を統治できるのかと野田首相を強く批判した」と記事にあります。
目糞鼻糞を嗤うという言葉がありますが、ご自分が民主党代表で首相だったときはどうだったでしょう。

 首相として、普天間基地は国外へ、少なくとも県外へ移設すると沖縄の人たちに約束しながら、
「当時、沖縄の海兵隊が直接的な抑止力として存在しなければならない理由はないと思っていたが、
学べば学ぶにつけて海兵隊のみならず沖縄に存在する米軍全体がパッケージとして連携し、
抑止力を維持できるという思いに至った」とあっさり県外移設を引っ込め、辺野古への移設に戻りました。
この発言のぶれと自らの政冶資金問題で首相を辞任ぜざるを得なくなりました。

 また、辞任したあと、「次の衆議院議員選挙には立候補しない」と引退を宣言しましたが、
舌の根の乾かぬうちに「議員を続ける。次の選挙のも立候補する」と宣言しました。

 同じ日の朝日新聞には「党の体質を根本的に変えることに挑戦したい。その挑戦の是非しだいでは、次
のステップが求められることになる」と、場合によっては小沢派に次いで党を割ることを
予告していますが、「国を統治できなかった者が党を統治」できるのでしょうか。
                                       大西 五郎
コメント (2)
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