九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

                  NHK報道局の心ある皆さん、屈しないでほしい          只今

2012年07月13日 21時53分50秒 | Weblog
     ● 「NHk東京」は、13日朝の7時と10時のニュースで以下のような伝達放送をしました。

   “〈原発に反対する活動をしている団体〉などが毎週金曜日に抗議活動を行なっています。
    このため警視庁は、参加者や一般の通行者や車が〈事故や混乱に巻込まれて怪我〉などをしないよう
    対策を強化することになりました。
    具体的には臨時の柵を設けるほか地下鉄の出入り口の通行を一部制限したり…。
    警視庁は、参加者が車道にあふれ出すと、緊急車両の通行の妨げになるおそれもあるので
    必要な措置をとって事故防止に努めたい、としています”

   ● この放送は、その文節からみるとおそらく記者クラブを通じての依頼広報なのでしょう。
     それも大雨の注意情報ならともかく、二回もの同文放送!
    
     ならば、事故や混乱は起きたのか起きなかったのか、その結果を知らせるべきではないでしょうか。
     9時のニュースには、ニューヨーク大通りの瑣事を放送したくらいだから、時間は充分あったはず! 
     「報道ステーション」は、この驚くべき警察の警戒状況とそれに対する忍耐強い参加者の対応を報じていた。

      
   ● 森永報道局長、石田総局長はいわゆるよくもわるくも「放送職人」。この取り扱いに意を用いたたとは考えにくい。
     そこで登場は、「それでも原発は動かす」という雑誌刊行に関わった松本正之会長。
     松本会長に忠告したい。2005年に吹き荒れた受信料不払いの嵐について学ぶことを。
        
    
コメント (7)
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随筆 「新しいホーム・パーティー」  文科系

2012年07月13日 15時05分51秒 | 文芸作品
 ウエちゃんのギター・ホーム企画に呼ばれるのはもう何度目だろう。ウイリアム・モリスの壁紙様の黄色っぽい台紙を使ったプログラムを見ても、「ギターレッスン会・ミニコンサート 松尾俊介」とあって、この7月7日の会が特別な企画と分かる。松尾さんは、ウエちゃんが東京のレッスンに通う時の先生だ。その先生の公開レッスンとミニコンサートと、ギターパーティーを結合した企画なのである。参加費は○円、先生の交通費なども考えれば実費を割っていること確実だ。
 本日はウエちゃんの娘さんお2人も助っ人に駆けつけていて、男女半々ほどの15人。8日も全く同じ企画が別参加者対象に予定されていた。

 エネルギッシュそのもの。公開レッスン第一の感想である。曲の流れを聞き、右手あるいは左手を見つめ、立ち上がって演奏者の正面から何かを観察している。一通り弾き終えた後にはこうして、その人ごとの欠陥が大小いろいろ見えているのだろう。左手指で言えば、ある人は「高ポジションで第一関節が凹む」と指摘され、他の人には「もっと指を立てて」などと指導される。後者は僕にも耳が痛い話しだし、先生ご自身の右親指の音と弾き方が印象的で、僕も取り入れようなどと決意していたものだ。

 演奏会は、華麗かつ優美で、なお、ダイナミック。まー全てが揃っておられるお人なのだろう。それにしても、エネルギッシュな方だ。さて、最大のお楽しみは、ギターパーティーである。

 白で統一された吹き抜きのすみずみに、透明で、愁いを帯びたアルペジオが流れる。ソルの「エチュード17番」。僕のイメージよりもはるかに抑えた、滑らかにして速めのアルペジオ。強く、狂想曲風に弾くやり方もあるのではないかといつも思うのだが、雑音を抑えようという弾き方なのかも知れない。演奏者の松尾先生は、初見弾きに近いようなことを前置きされたが、そんなことはあるまい。いくらプロでも、この曲を初見で弾くならば、ほとんど目立たぬ小さなミスだけではとうてい済まないはずだ。まーそんなこんなで、抑えて弾かれているのだろう。この曲、僕の注文に先生が快く応えて下さったものだ。ほいほいと応じられたその物腰、態度も微笑ましく、とにかく幸せだった。
 この17番は、今日のどこかで誰かに注文しようと心づもりしてきた2曲の内の1曲なのである。もう1曲、タレガの「マリエッタ」の方は、先生がご存じなかったのには驚いた。なんせ30そこそこの先生だし、クラシック・ギター音楽界にも流行り廃れがあるのだろう。このマリエッタだが、先生のすぐ後に1人のパーティー参加者が「それでは私が」と、志願して下さった。久しぶりの演奏と思わせたが、昔取った杵柄という手慣れた感じが随所に溢れている。ここの家主でギター友だち、ウエちゃんの大学ギタークラブの後輩の方だそうだ。
 最も好きな曲を聴いているこんな場面では、ワインもすすむ。今日のは白がシャブリ、赤が参加者の1人のイタリア土産と告げられたキャンティだ。トマトで煮たチキンと野菜とかの様々な料理の中に出ているチーズが、パルメジャーノにブルーチーズ。このチーズがまるで僕の好みに合わせてくれたようで、出た来た時にはウエちゃんと目配せ合図を交わし合ったほどだった。

 さて、会が終わって2日目に、ウエちゃんからこんなメールが届いた。
『7日のレッスン会にご参加いただきまして本当にありがとうございました。
 2日間のスケジュールを無事終えてほっとしております。写真がありますので添付します。
 御礼が遅くなってすみませんでした。』
 どこまでも音楽、ギターを愛し、かつ、暖かい人柄なのだろう。そういう、もの凄い能動的人生という感じ。こんなメールを10人を越える人に出されたに違いないのだ。彼女にお礼で先を越された僕は、あわててこう返した。
『お礼って、こちらこそ言いたかった。心がこもった長い念入りの準備に、後始末も。これらの大変さについて日本の男にしては多少は見えるつもりですから。
 商業ベースではないこういう(家庭)文化行事こそ、日本の明日を作っていきそうな気さえしていたんですよ。こういうものもなければ、これからの若者は真には前向いて生きていけないと、そんな気がしているんです。娘さんたちのお手伝いしている顔も、気のせいか誇らしいように見えましたね。こんなお母さんを尊敬していることは自明だと思います。
 こちらこそ、本当に有り難うございました』
コメント (4)
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