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新聞の片隅に載ったニュースから(32)    大西五郎

2012年07月10日 18時55分13秒 | Weblog
大西さんの「新聞の片隅に載ったニュースから(32)」です。   らくせき

   オスプレイ自動回転機能使用実績なし(2012.7.10毎日新聞)

「森本敏防衛相は9日の衆院予算委員会で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)に
配備予定の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイについて『オートローテーション
(自動回転)機能を持っているが、緊急着陸する事態に今まで至っていない』と述べ、
同機能が使われた実績がないことを明らかにした。
 オートローテーション機能は飛行中にエンジンが停止するトラブルが起きた際、
緊急着陸するために空気の力でプロペラを回転させる機能。航空法で民間ヘリなどに
安全確保のため義務付けられているが、米軍機は日米地位協定で適用が除外されている。
森本氏は『MV22がオートローテーション機能を持っていると説明を受けている』
とする一方、実際に機能するかどうかは『私はまだ乗っていないので何とも言えない』と述べた。
赤嶺政賢氏(共産)への答弁。
 森本氏はまた東北、四国、九州などで計画されているオスプレイの低空飛行に関し、
航空法などの最低高度基準を米軍機訓練に適用するとした99年の日米合意に言及し、
『住民の安全、安心に配慮するよう働きかける』と述べた。」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――   
 アメリカ軍は、現在沖縄の普天間基地に配備しているCH46ヘリよりも最高時速が
ほぼ2倍、航続距離も6倍で、輸送能力も大きいオスプレイと入れ替える方針です。
しかしオスプレイは開発時から度々墜落事故を起こしており、沖縄配備計画が
浮かび上がってからも4月にアフガニスタンで、先月にもアメリカ・フロリダ州で
墜落事故を起こしています。

 アメリカ軍は「オスプレイは安全だ」と言って12機を7月末にアメリカ軍岩国基地
(山口県)に一時運び込み、日本本土上空で飛行訓練を行なった後、8月中旬に
普天間基地に移す計画です。これに対し沖縄県の仲井真知事が「危険だ」として
沖縄への配備に反対し、沖縄県民も反対集会を開いています。また、岩国や飛行訓練の
ルートに当たる地域でも反対運動が起きています。

 日本政府はアメリカに対し、墜落事故の原因究明と事故防止策を明らかにするよう
求めていますが、「オスプレイ配備は日米安保条約で定める両政府の事前協議の
対象でないため、日本の許可は必要ない。米政府が決定すれば日本政府は受け入れざるを
えないのが実情」(6月28日朝日新聞)です。つまり、日本政府が「そんな危険な
飛行機を持ってきてもらっては困る」と言っても、アメリカが「必要だ」といえば
日本国内への持込を拒否できない日米関係なのです。
 
 なお、9日のTBS=CBCのニュース23Xで、アフガニスタンでの事故調査のリーダーだった
准将が「あの事故は機体の原因を十分調べずに、操縦士の操作ミスという結論を
出すよう圧力があった」と証言しています。アメリカの事故調査は信用できないようです。
                                       大西 五郎
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北朝鮮、開放経済へ一歩?    らくせき

2012年07月10日 10時23分05秒 | Weblog
中央日報の記事です。

北朝鮮の牡丹峰(モランボン)楽団の公演が開かれた6日、
平壌(ピョンヤン)市内のある劇場。レーザービームが
あふれるステージの上で美女演奏者と歌手が公演に熱中していた。
短いスカートに胸の上を露わにした破格な衣装は、
過去に「ブルジョア遊び人風」としてタブー視されたスタイルだ。
破格は続いた。暫くしてミッキーマウスとくまのプーさんなど
米ウォルト・ディズニー社のキャラクターに扮装した人物が登場し、
背景画面には白雪姫と美女と野獣の絵が現れた。
北朝鮮の最高指導者金正恩第1書記は2時間以上にわたって
行われた公演を見守った後、起立拍手を送った。
それから「他の国の良いものは大胆に受け入れ私たちのものとして
作らなければならない」と話した。

三代目の金さんが開放経済へ踏み出す一歩かも。
若い女性と一緒に祖父と父の廟へお参りにいったり・・・
新しい政治家を演出しています。

よい兆しです。もちろん反対勢力もいますから、
今後、どのようになっていくのか?は予想がつきません。
北朝鮮の経済も昨年は農業を中心に好転の兆しも。
北の普通の人たちがよい生活が出来るようになると良いです。





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中国化する日本。与那覇潤・著。は面白かったが・・・  らくせき

2012年07月10日 09時12分36秒 | Weblog
遅まきながら、中国化する日本。与那覇潤・著。を、読んでみました。面白い。

世界のスタンダードは、宋の国が実現した中央集権国家体制とその下での自由な経済。
この視点で、現代の時代の転換点は、中国の解放経済・イギリスのサッチャー体制・
アメリカのブッシュ体制の始まった1979年であると考える。
日本は、このグローバル・スタンダードに首を突っ込んでは腰を引いてきたという。

宣伝文の一節。
インタビューアー
「これまでの歴史観の賞味期限が切れたことにうすうす気づいて、
新しい「大きな物語」を求めているんでしょうか。
「西洋化」していたはずの日本のいきづまりと、
逆に「近代化」の劣等生だったはずの中国の不気味な台頭を、
分かりやすく説明してくれるストーリーを…。」

與那覇
「もしそうだったら、すごく嬉しいですね。
いま「大きな物語」っていうのは色んなところで評判が悪くて、
たとえば歴史学者だったら「実証性がなく大雑把すぎる。
細かい事例の具体的な分析に基づいていない」という批判は
当然あると思うし、評論の世界でも「これだけ『個人』が分裂し
多様化した時代に、いまさら『国家』や『文明』みたいな単位で
物語なんか語れるのか」って言われても仕方がない。
あるいは3.11の原発事故や震災復興とか、
もしくはそれ以前から格差問題や反貧困とかの現場にいる人なら
「まさにいま目の前にこんな問題があるのに、
1000年分振り返ってみましょうだなんて悠長なことを言ってる場合なのか」
という印象を持たれるかもしれない。
ただ、自分は日本社会が大きな曲がり角にあるいまだからこそ、
これまでのもの(西洋化)とは全く違う「大きな物語」(中国化)を立てて、
いっぺん考えてみる必要があると思ってる。
大げさに言うと、それを通じて日本の針路を示せるかどうかに、
「歴史」というものに今もまだ意味があるのかどうかが
、懸かってると思うんです。」

愛知県立大学の先生なんですね。
でも、分からない点も。
世界のスタンダードに達していた中国や朝鮮は、西洋化には
日本より有利なはずなのに、植民地化されていく。
一方、日本は二重のハードルがったのに成功する。
これについては明確な説明がなかったようですが・・・



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