九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

           滞貨(タカ派政策)一掃(ひと抱え)した男(党) と どう対するか      只今

2012年07月15日 19時05分14秒 | Weblog
   “自民党はこれからどうするんだろうね? したくとも出来なかったことを、野田民主党は、殆どやっちまったんだから”
          こんな会話を、コーヒー5百円の中日ビル五階の喫茶室で漏れ聞いた。
    言われてみれば、二つの法に「安全保障に資する」をこっそり入れたり、集団的自衛権も容認寸前。
    この調子では、平成の治安維持法といわれる秘密保全法と憲法改悪も……、
 
    ● 凡庸を装って考えられないこと遂行した野田首相のことを、“何かに操られているような不気味な人”
       と、金曜日の官邸前集会で語ったのは三宅雪子議員(小沢新党)
       その翌日の【KiNKin・TVの(パックインニュース)】でも同様のことが聞かれた。
       “宇宙人に怪し気なチップを埋め込まれて、操り人形になったみたい”
            こう語ったのは、今年高校生になった藤波心クン。
      この心クン、新幹線で小沢一郎議員の後ろの席になり、その時のことを次のようにブログに記している。 
   《小沢さん、リクライニングシートを倒さなかったのは、暴漢に襲われても直ぐ逃げられるようにということか
    それとも後ろの席の私に気を使ってのことか? あの態勢はしんどかったと思います》
        そして心クンは降りる時、自著『14歳のココロ』を小沢議員に手渡したそうだ。
        すると二ヶ月後、小沢議員から手紙がやってきた。
   《裁判で色々大変な時に、私のようなしょーもないB級アイドルにお手紙をいただけるとは思ってもいませんでした
     今でも多くの議員を引き連れ支持を得ているワケが解ったような気がしました》

    ● 「そんなことを言うと甘いと言われるんだよね」と言う愛川欽也は選挙についてこう語った。
   《次の選挙で私が投票するのは、反原発と反増税を柱とする党。だから小沢を信じてはいけないと
    私に忠告する人がいるが、小沢新党も考慮する党の一つ。
    小沢は嫌いだけど、その政策は支持するということがあっていいと思うよ。その逆もまたあるけれど》
       小沢代表は、「反原発、反増税、反オスプレイを三つの旗印とします」と表明。
       
    ■「民主主義とは、より軽微な悪を選択し続けること」加藤陽子
     「クリーンにみえるタカと、ダーディにみえるハトのどちらを選ぶかの選択」佐高信
     「意見の違いを認めながら、行動目標が一致する限りで協力しあう」べ平連  

    ★ 今の民主党主流派(松下政経塾系統)は、第二自民党と呼ぶべき域も超えての暴走。
      反原発の抗議行動に、所属団体(政党・労組旗)を掲げることは反対するが、
      〈打倒! 野田政権〉のプラカードは大目にみたい、みてほしい。              
          
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新聞の片隅に載ったニュースから(36)    大西五郎

2012年07月15日 18時55分50秒 | Weblog
大西さんの「新聞の片隅に載ったニュースから(36)」です。  らくせき

 07年秋の「大連立」構想 森、小沢両氏 事前に極秘会談(2012.7.14毎日新聞)

「07年秋、当時の福田康夫首相と小沢一郎民主党代表による「大連立」構想が表面化する前、
協議の前さばきで福田氏に近い森喜朗元首相が小澤氏と極秘会談し、連立政権の閣僚配分や
小沢氏の副総理就任を取り決めていたことを、渡辺恒雄読売新聞グループ本社会長兼主筆が、
新著『反ポピュリズム論』(新潮新書)の中で明らかにした。
 渡辺氏によると、同氏は福田氏から小沢氏との会談への同席を要請されたが固辞し、
首相の名代として森氏が、本会談の前に小沢氏と会談するよう勧めたという。
 この結果、07年10月25日、東京都内のホテルのスイートルームで、森、小沢両氏の
会談が実現。最初、渡辺氏はホテル地下の和食料理屋で部下と2人で待機したが、
小沢氏に呼ばれて、2人の会談に加わったという。この席で「大連立政権」では
自民党10、民主党6、公明党1という閣僚配分や小沢氏が無任所の副総理として
入閣することが内々決まったという。しかし大連立は民主党内の反対で頓挫した。
 また、同構想に関わった『小沢氏が非常に信頼を置いている元大物官僚』についても言及。
渡辺氏は『5年たった現在も(名を)明かすことはためらわれる』として『X氏』と
表記している。」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――   
 この記事を読んで早速「反ポピュリズム論」を買って読んでみました。渡辺氏は
「07年に大連立を仕掛けたのは、その年の7月の参議院選で自民党が大敗し、
衆参ねじれ国会になったので、このままでは日本の政冶は何も動かなくなると
思ったからだ」とこの本の中で述べています。

 渡辺氏はこの他、1983年にロッキード事件の一審判決で田中角栄元首相が有罪となり、
同年12月の総選挙で自民党の獲得議席が過半数を割り、追加公認でどうにか過半数を
確保したが、このままでは危ないと思って当時の民社党の佐々木良作委員長に
自民党との連立をもちかけ、OKをとったこともこの本で明かしています。
この時渡辺氏はひそかに首相官邸の裏口から中曽根首相を訪ね、民社党が連立に応じると
伝えましたが、その少し前に新自由クラブに閣僚を一ポスト渡すことで自民党は新自由クラブと
連立を組むことが決まっていたので、渡辺工作は日の目を見ませんでした。
さらに1998年にロシア財政が債務不履行に陥り、世界的な金融危機になり、当時の小渕内閣が
苦境に陥りましたが、野中官房長官と料亭で会って小沢一郎党首率いる自由党と「自自連立」の
橋渡しをしたと、憂国の志士気取りで述べています。

 また1959年に当時自民党の青年将校と呼ばれていた中曽根康弘氏が初入閣しますが、
渡辺氏は2000年に出版した「渡辺恒雄回顧録」で、私が大野伴睦自民党副総裁(当時)に
頼んで大臣にしてもらったのだとか、60年安保闘争のデモで東大生の樺美智子さんが
死亡した事件で政府が声明を出しましたが、「あの声明文は当時の椎名官房長官に
頼まれてオレが書いたのだ」と明かしています。ジャーナリズムは権力の見張り番
(watcher)といわれますが、渡辺氏は大新聞の最高権力者なのにwatcherがplayerに
なって得意になっているのはどうかと思います。
                                       大西 五郎


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どう受け止めるべきか、ちょっと衝撃。      あんころもち

2012年07月15日 14時36分37秒 | Weblog
 昨日の「朝日」のいわゆる土曜版(e6ページ)の囲み記事によると、これまでの臓器提供者は180人にのぼるのだそうですが、その内の一割は自殺者からのものだということです。生命の更新ということなのかもしれませんが、それにしても年間3万人以上の自殺大国ならではの実情に、しばし、言葉を失ないました。
 これをどう受け止めるべきか、いろいろ解釈のいとぐちはあるのでしょうが、やはり戸惑ってしまいます。

 なお、その記事からのみでは、その遺書に記されていたのか、またそれがメインの理由ではないにしろ、その提供を意識した上での自殺かどうかは不明です。
コメント (8)
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新聞の片隅に載ったニュースから(35)    大西五郎

2012年07月15日 08時41分26秒 | Weblog
大西さんの「新聞の片隅に載ったニュースから(35)」です。   らくせき

 市場化テスト委託解除2社から法務省1500人臨時採用(2012.7.14朝日新聞)

「法務省と入国管理局の窓口業務を委託してきた民間2社との契約解除を法務省が決めた問題で、
同省は今月から、2社の社員やパート計約1500人を非常勤職員として臨時採用した。
業務が滞らないようにするための緊急措置。パートの一部は『これまで研修じゃなく、
窓口業務が滞ることもあった』と話し、安さを重視した民間委託の危うさを指摘した。

 2社は『ATG gompany』と『アイエーカンパニイー』。小泉内閣による
改革の一つとして、国の業務を民間委託で効率化するために実施された『市場化テスト』により、
参入した。しかし、不正行為や賃金未払いなどが発覚、契約解除は各省庁のテスト
事業を通じて初めてとなる。
 法務局業務の民間委託では当初、所管法人の『民事法務協会』が9割以上を落札したことが
批判され、同省のサービスの質よりも価格を重視した評価基準に変更した経緯がある。
同省民事局は『他の委託業務は低価額でも適正に業務を続けており、基準変更は
考えていない』としている。
 採用は臨時措置で、新たな業者が決まった場合に雇用が継続されるかは未定。
神奈川県内の法務局にいたアイエー社のパートの女性は『登記簿を扱う仕事には
専門知識が必要なのに、業務内容をよく知らない人も多かった。安さだけで業者を
決めたしわ寄せではないか』と話した。」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――   
「市場化テスト」というのは、小泉内閣が「官から民へ」の構造改革の一つとして
打ち出したもので、公共サービスの提供について官と民のどちらいいかを国民に
判断してもらおうと2006年の「競争の導入による公共サービスの改革に関する法律」
による官民競争入札制度のことです。
「国民に判断してもらう」と言いながら、民間の会社が競争入札によって安い費用で
業務を請負う効果を狙ったものです。
この「市場化テスト」でさまざまな官庁が業務の一部に民間委託を採り入れましたが、
法務省では乙号事務といって「登記所が行っている事務のうち,登記事項証明書,
印鑑証明書,地図の写し等の交付に係る事務や登記簿,地図等の閲覧に係る事務」を
民間事業者に委託しました(法務省ホームページより)。

しかし、安い委託費で引き受けた業者は、従業員(多くはパートなど非正規労働者)の賃金を
一方的に2割カットしたり、健康保険の保険料を過少申告しながら滞納したりしたため、
法務省から委託業務の契約を解除されました。

「民間への業務委託」は名古屋市でも緑市民病院の運営委託や市立図書館の窓口業務の
民間委託が一部行なわれており、河村市長は管理委託をさらに広げる方針です。
例えば図書館の場合、窓口業務に就いた民間業者から派遣された人が、専門的知識を
持って利用者の相談に応じる司書的な役割が担えるのかなどの問題が指摘されています。
法務省の登記所業務の民間委託で専門的知識の研修が行われなかったことが従業員からも
指摘されていますが、「行政改革」の名の下に市民へのサービスが低下するようなら、
それは「真の行政改革」とはいえません。
                                       大西 五郎

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