九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

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朝鮮日報より  らくせき

2018年01月11日 15時24分57秒 | Weblog
大筋で私見と同じです。

2014年に韓中の自由貿易協定(FTA)締結交渉関連の取材で会った日本の専門家は異口同音に「韓国は中国を甘く見過ぎだ」と話し、「韓中日FTAを結ぶべきだ」と主張した。日本をてことして使い、中国との交渉力を高める「ジャパン・レバレッジ戦略」を駆使すべきだとの助言だった。当時記者は韓国が中国市場を先取りすることを懸念する日本の偏狭な愛国心の発露だと決め付けた。しかし、日本が予想した通り、韓国は終末高高度防衛ミサイル(THAAD)問題をめぐる中国の報復になすすべもなくやられ、韓中FTAは使い物にならなくなった。


 中国の正体を実感する機会は多かったが、韓国は見て見ぬふりを決め込んだ。中国は12年、尖閣諸島(中国名・釣魚島)紛争と関連し、レアアースの輸出を中断。不買運動、輸出入時の通関遅延などで日本に報復を加えた。日本企業の工場に対する放火や略奪も起きたが、韓国は対岸の火事だと眺めていた。中国がベトナム、フィリピンへの観光中断など報復措置を下した際も韓国政府は声明すら出さなかった。


 「中国リスク」は貿易報復の域を超え、「主権侵害」につながっている。韓国は中国の「大国化」で恩恵を受ける国から被害国へと転落しつつある。いかに対応すべきか。中堅国家の力を合わせる「ミドルパワー連合」が突破口になり得る。超大国・米国がトランプ大統領就任以降、自国優先主義、孤立主義を強めている点を考えればなおさらだ。


 韓国が手を結ぶことができる中堅国は日本だ。民主主義と市場経済という価値を共有し、輸出主導型の市場経済という経済モデルも似ている。両国の協力は中国だけでなく、米国に対する発言権の強化にもつながる。日本にとっても切実だ。米日同盟が日本の安全保障の根幹だが、中国の軍事大国化が加速する中、米国の衰退と孤立主義で安全保障上の不安が高まっている。

日本の憲法改正と再武装論は、新中華主義勢力の膨張と「ポスト・パックス・アメリカーナ」に対する不安が根底にある。安倍首相の安全保障構想はオーストラリア、ベトナム、インドなどとの協力を強化する「インド・太平洋戦略」だが、これも一種の中堅国連合だ。しかし、世界7位(2015年、グローバルファイアパワー調べ)の軍事大国、世界10位の貿易国家である韓国を排除すれば、その実効性は低下する。


 韓国と日本は米トランプ政権による通商圧力のターゲットになっている。米国は扱いにくい中国の代わりに韓日を通商圧力の手本にする可能性が高い。米国は自動車と農業の分野で圧力を強め、韓国にFTAの再交渉を求めている。米国の脱退により、日本が主導することになった環太平洋経済連携協定(TPP)も韓国が加われば、米国の一方主義をけん制し、韓日経済にチャンスをもたらす。


 歴史問題で反目してばかりでは、韓日両国にとってプラスにはならない。「真珠湾の屈辱を忘れるな」という米国と原爆被害国の日本は不倶戴天の敵ではなく、国益のために手を結ぶ同盟国だ。国益のために敵と手を結び、プライドを捨てるのが国際政治の本質だ。日本は歴史問題に対する反省に消極的なことが韓国の世論を「反日」「親中」に傾かせていることを反省すべきだ。世界3位の経済力と強大な海軍を持つ日本との協力が韓国の経済と安全保障にとって損害になるはずはない。歴史を忘れてはならない。しかし、歴史問題に足を引っ張られれば、未来には進めない。韓日両国の指導者は「ソロモンの知恵」を探るべきだ。


コメント (2)
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なんと愚かな「国防」人事!  文科系

2018年01月11日 10時52分07秒 | 国内政治・経済・社会問題
 最近も、モリカケで嘘答弁を連発した官僚が財務省筆頭局長になったが、古くにはこんな愚劣な人事もあったということから、旧稿を再掲したい。こんなペテン師みたいな人物が国家安保の中枢に座るって、どういうことなのだろう? 佐川何とかさんと同類のヒラメ、下劣人物? 経済経済と言ってもまともな職作りは何も進めぬことによって少子化だけは進め、日本戦後史上空前へと軍事費だけを増やしてきた誰かさんが行う人事は、違うものだなということで・・・。

【 なんと愚かな「国防」人事!  文科系 2014年01月16日

 新設された国家安全保障局の局長に、谷内正太郎氏が着いた。去年新春の中日新聞で、内閣官房参与(元外務次官)として以下のようなインタビューを語った人だ。その末尾のこんな言葉から彼の人格が分かるのだが、こんなイーカゲンな人が国家防衛の中枢?! まるでペテン師のような人格、お人だと思う。こんな人物を内閣の「目玉」新施策の責任者にする?! 日本、安倍内閣って本当にトロイ国、政府だなと思うしかない。

 自民党幹事長は軍事オタクの国防族。近ごろしきりに「国防精神」を上から目線のように説かれている方だが、その思考程度も手に取るように分かるというものだ。こんな人事を敢行したのであるから。

『集団的自衛権については、自らが攻撃された時は他の国に助けてもらう、その国が攻撃された時は「われ関せず」という態度は責任ある大国としてありえない。集団的自衛権は国家の品格、品性に関わる問題だ。米国も、そのような日本の貢献を期待している』
 谷内氏は「国家の品格、品性」などと語ったが、相手を見て物を言えと言いたい。
 最近の米国というのは、嘘の理由で国連の反対を押し切って有志国だけでイラク戦争を起こした国だ。この戦争で無数の自国、他国の50万人だかを殺し、後になって大統領が『あれが嘘だとは全く知らなかった』とテレビで堂々と泣き言を語った国だ。因みに、我が日本政府・外務省は、嘘の理由に丸め込まれて参戦し、莫大な出費で今問題の国家累積赤字をさらに積み上げることになったのだが、なお「もっと汗も血も流せ」などと侮蔑的言葉まで浴びせられたのだった。こんなふうに二重に踏みにじられた侮辱について、外務省などからその後、何か釈明とか、相手への抗議でも、あったっけ?

 さて、こういう相手に「国家の品格、品性」をもって対せなどとは、馬の耳に念仏、蛙の面にナントカで、一銭つぎ込む価値もないどころか、ペテンに引っ掛けられるのが落ちというもの。谷内さんに尋ねたい。集団的自衛作戦に品格をもって付き合っていく今後に、またしても嘘の理由で戦争を起こされて、日本や世界の若者などが無駄死にすることはないという保証がどこにあるんです? そういう保証をどこで確認できたのです? 当方が品格をもって遇するべきは、品格のある相手でしょう。こんな重大な背信行為国相手に「国家の品格、品性」を国民にお説教とは。貴方のこの言葉、まるで騙りのようなものだ。

 さらに加えるに、こんなトロイ言葉を新聞という公器でもって不特定多数国民に説いて恥じないこの神経! これは、凄く意識して国民にお説教しているのである。これほどアメリカにコケにされてもなお「着いていきます」と応え、「それが品格(婦徳)だ」と子ども(国民)に説く健気妻! 放蕩亭主アメリカにすがりつき続けるどんなアホ妻なのかと、その顔が見たくなった。こんなのが、外務次官!
 外務省ってこんなのばかりなのだろうか。一時マスコミで騒がれたことだが、ほとんどの国の日本大使館に超高級ワインを山のように揃えて国家の金でただ酒飲んでいると、こういう人格が育つということだろう。それにしても、恥知らずである。】
コメント (1)
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