九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

臨戦体勢向かう、米の対中報道  文科系

2021年05月15日 11時04分30秒 | 歴史・戦争責任・戦争体験など

  以下は「マスコミに載らない海外記事」サイト本日分からの転載。アメリカの対中報道はこのようにして作られていると、解説している。マスコミ記者達の質問自体がこのように「政府以上に好戦的な言葉で誘導するよう方向付けられている」のでは、米の対中報道が既にルビコンを越えているとしか言いようがない。これはもはや、日本人には馴染みの太平洋戦争日本の「大本営発表」ラジオ放送。


【 2021年5月15日 (土) ロシアと中国に関する言説に欠けている重要な言葉:緊張緩和  2021年5月5日 ケイトリン・ジョンストン バイデン  

 政権の中国政策に焦点を合わせたノラ・オドーネルの最近の60ミニッツ・インタビューで、トニー・ブリンケン国務長官は、ルールに基づく国際秩序の擁護者としてのアメリカ、北京にそれを遵守するようにさせる重要性について話した。

「我々の目的は、中国を封じ込めたり、阻止したり、抑制したりすることではない。中国が挑戦している、このルールに基づく秩序を擁護することだ」とブリンケンは述べた。「この秩序に挑戦する国が誰であれ、我々は立ち上がり、秩序を擁護するつもりだ。」

 もし、ブリンケンが本物のジャーナリストと話をしていたのであれば、中国に対し「ルールに基づく秩序」を擁護する、どのような特定の方法が、中国封じ込めたり、抑制したりすることと違うのかと問われたはずだ。今世紀の変わり目以来、制裁と封鎖で、故意に一般人を餓死させながら、違法戦争で何百万人も殺害し、何千万人も強制退去させている国が、自身を「ルールに基づく秩序」の擁護者だと、どうして公言できるのかとも問われたはずだ。
 だが、ブリンケンはジャーナリストと話していたのではなかった。ブリンケンはノラ・オドーネルと話をしていたのだ。

 ブリンケンとのオドーネルのインタビューは、現代の主流記者が、なぜ、もっとタカ派で、攻撃的にしないか知りたいと要求する時だけ、アメリカ当局者に挑戦的な外交政策の質問を許される事実の完ぺきな実例だった。インタビュー中に、ブリンケンが聞かれた質問のいくつかが、ここにある:

「あなたが、狙いは中国封じ込めではないとおっしゃるのはわかりますが、今まで中国が軍事的に極めて強引だったり、攻撃的だったりするのを見たことがありますか?」
「あなたは我々が中国と何らかの軍事対決に向かって進んでいると思われますか?」
「人権について話しましよう。世界の他の国々が見ていないかも知れないことで、あなたが新彊で起きているのを見たことをお話しください。」
「新彊が中国との超えてはならない一線でなければ、何がそうなのでしょう?」
「中国はアメリカから、何兆ではないにせよ、何千億ドルもの企業秘密や知的財産を盗みました。それは敵の行為のように聞こえます。」
「それでバイデン大統領は、習主席にそれをやめるよう言ったのですか?」
「中国は長期的に、戦略的に、何十年も先を考えます。アメリカは最近、あちこちで遅れを取り戻しただけで、我々は戦略的、長期的に考えておらず、結果的に、中国が我々を超えることになるのでしょうか?」
「中国政権は香港に何をするつもりでしょう?」
「それなら、北京の2022年オリンピックをボイコットしましょう?」
 
 アメリカ政府による新彊「大量虐殺」言説の多くの目につく矛盾や、欧米の戦略地政学的狙いを推進するため、この言説をでっちあげる巨大なプロパガンダ攻勢で我々が目にしている多くのものを、ブリンケンは決して問われることはなかった。ブリンケンが、中国が「軍事的に極めて強引だったり、攻撃的だったりする」のは、アメリカが何年も、中国を軍隊で積極的に包囲している事実に関係があるかどうかも決して問われなかった。この危険な路線から離脱するため、緊張緩和を追求して、どんな措置をとれるかについて、ブリンケンは、決して、オドーネルに問われなかった。
 実際、アメリカに中央集権化した帝国が、ロシア、中国両国と益々敵対的な冷戦に向こう見ずに突入する中、国々の間での敵意緩和を意味する言葉「緊張緩和」は、奇妙なことに、主流談話に欠如している。先の冷戦中は、著名な民主党議員、共和党議員ともに受け入れていた議論の主な焦点だったが、この危険な新しい複数戦線の冷戦で、それは消え去った。

 時折、この言葉を目にするが、それが最も重要なはずの強力な二大核武装国に関しては、ほとんど決してないように見える。シリアとサウジアラビア間の緊張緩和の可能性がある協議に関する最近の「ガーディアン」記事や、三週間前のロイター記事は、アメリカとイラン間の緊張緩和に触れており、先月のウォールストリート・ジャーナル記事は、アメリカと北朝鮮間の緊張緩和を書いていたが、最近、広範に流れる欧米のニュース・メディアによる、この言葉の使用は、見つけるのが困難か、全く見あたらない。
 この概念さえ存在しないかのようだ。選択肢として考慮さえされていないかのようだ。それが選択肢なのを、人々は知らされていないかのようだ。私が日々参加するオンライン会話や討論で、これが展開するの目にしている。一般にモスクワと/あるいは北京に対する、アメリカの無謀な冷戦エスカレーションを擁護する人々は、緊張緩和が起こり得る可能性を考慮さえしていないかのように語る。多くの人々は、そういう言葉が存在することさえ知らない。彼らは唯一の選択肢は益々対決的な冷戦エスカレーションと考え、いかなる代案を考慮する概念的枠組みさえ持っていない。そうやって、ロシアと中国との平和の可能性は、徹底的に人々の注目から隠されているのだ。


 これは完全に計画的なように思われる。著名な学者で米露関係の専門家故スティーヴン・コーエンは、去年亡くなるまで、常に「緊張緩和」という言葉を使っていたが、それまでの年月に、ロシアとの事態が熱くなり始めるにつれ、彼は主流チャネルが、彼の分析を益々歓迎しないことに気がついた。同じ理由で、ノラ・オドーネルは、ブリンケンに、決して中国に対する攻勢を緩和させる方法ではなく、どのようにエスカレートするつもりか尋ね、主流メディアは、緊張緩和の緊急な必要性や可能性に関して、一般大衆を無知のままにしいるのだ。我々は、既定の事実として選べる唯一の選択肢は、この二つの核保有国への攻勢を強化し続けるのを当然と思うようにされている。これはウソで、正気ではない。緊張緩和は絶対に選択肢だ。少数の有力な社会病質者が、アメリカ帝国は、いかなる犠牲を払っても支配権を維持しなければならないと決めたからといって、我々は毎日核のロシアルーレットという精神病ゲームで、地球上の全ての命を危険にさらし続ける必要などないのだ。

 我々全員仲良くして、人類の繁栄に向かって、我々のエネルギーを一緒に使うことができない正当な理由などない。これを議論の話題として認めさえしない、主流言説をでっちあげる連中の狭まりつつある信じがたいオバートンの窓は、彼らは権力者のために、それを意図的に、気がつかないよう隠していると言う。中国とロシアの権益を攻撃し、傷つけることに代わる唯一の選択肢は、アメリカ帝国が地球の一極支配を放棄し、他の国々にその支配を越えて繁栄するのを許すことだから、隠されているのだ。

 クレムリンや中国共産党に対する邪悪な忠誠心があると、しばしば私は非難されるが、これは、日にちと、たまたまその時書いている内容で変わる。だが、私の命や、私が愛する人々の命や、この惑星を共有している全員の命が、権力者以外の誰のためにもならない、ばかばかしいアメリカ至上主義価値観に賭けられるのに私は同意しないというのが現実だ。我々が武器を放棄し、他国の人々と友好的に協力できない、もっともな理由など存在せず、違うことを言う人々は、皆ウソをついているのだ。 】 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今一度、鹿島サッカーへの警告   文科系

2021年05月15日 07時22分36秒 | スポーツ

 13日の拙稿で、こう書いた。ヤフー・スポーツナビの「Jリーグ」から、各チーム別「試合情報」の直近年規定数ゲームのレッド、イエロ-集計数字をあげて。

『 そこで、鹿島がこの5月以降にJリーグゲームを組まれている6チームとの近年直近ゲームにおける警告、退場の数値を調べてみた。Jリーグ・スポーツナビにあった数字である。
 以下は、イエローとレッドの鹿島対相手の数の比較である。横浜FCとは、警告が鹿島20に横浜16で、退場は鹿島のみ2人。FC東京相手では同じく20対12の、2対1。以下、名古屋、横浜FMと来て、C大阪が20対6の、2対0、川崎が20対8の2対0である。これらを合計すると、以下のように酷い数字になるから、僕はもーびっくり。
 イエロー合計が鹿島120に対して、相手は73。レッド退場に至っては実に12対1である。こんな数値が出ると、鹿島のイエローもレッドも半ばは確信犯としか思えないのである。警告が常にぴったり20だとか、それも強いチーム相手には前半が3で、後半に17などと数値を揃えている場合が多いとか、これではまるでJリーグが鹿島の「コレ」をよく知っていて、「ここまでにしておけよ」と「警告の範囲」の協約でもあるかのようだ。そんな不信感が湧いてきた。』

 さて、こんな動機からもう一度、見直してみたものがある。先日のFC東京戦だ。なお、以下は一つの仮説であることを断っておいたうえで、今後Jリーグ審判達によーく観ておいて欲しいという要望として書くものである。

 FC東京戦でも、直前の名古屋戦と同じあるプレーが観られた。相手キーパーに対するプレーである。東京の波多野に傷を負わせたのだ。波多野が早く追いついて確保したボールに鹿島選手がシュート狙いのキック、その足が波多野の顔にあたって、しばらくして起き上がった彼の左目の上が一目で分かる大きさで赤く腫れている。血腫ができていたのではないか。
 これに付け加えてもう一つ。直前の名古屋戦の1得点目を巡ってこんなことが起こっていた。当ブログ13日拙稿冒頭のこんな表現だが。
『Jリーグ名古屋・鹿島戦を観た。0対2で鹿島の勝ち。この昨日の結果はまー、認めよう。1得点目、ランゲラック失策得点のビデオ判定にはビデオ盲点(鹿島の選手が、ハイボールを両手でつかんだ瞬間のランゲラック上半身に肩でぶつかった)に関わって抗議もあるが、2得点目は見事なものだったことだし』

 直近2ゲームで同じ相手キーパーに対して続いたこういうプレーには、僕としての総合判断として偶然とは思えないふしがわいてきたもの。キーパーに対する反則すれすれのプレーは直接得点に結びつくものだから、今後の鹿島戦の審判はこの点については特によーく観ていて欲しい。セットプレーなどで常に相手キーパーに密着している鹿島選手を特によーく。なお、サッカーゲームでは、キーパーへの反則は統計数字を取っておく必要があるのではないか。そしたら、鹿島のそれは上のレッド、イエロー数字のように他を圧して多くなるはずと、僕は推定している。

 サッカーファン、Jリーグファンである僕がこんな事を書くのは、勇気が要ることだった。しかし、ファンだからこそ書いた。半ば意図的な反則常習であるならば、ゲームを荒らして選手も観客も気分が悪くなるからだ。以上は、ヤフー「Jリーグ『試合情報』」における鹿島ゲーム関連のイエロー、レッド数字には誤りは無いだろうという前提の上での判断であるが。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする