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ACL、浦和レッヅ暴力事件に因んで  文科系

2023年09月03日 14時45分26秒 | スポーツ
 8月2日の天皇杯、名古屋・浦和戦における浦和サポーター集団暴力事件によって、17人の無期限入場禁止処分がでた。グランパス・ファンだけど浦和レッヅを尊敬している一熱烈サッカーファンとしては残念の極み、この事件を少々振り返るなどしてみたい。

 その数もJ最多で、強烈なファンも多い浦和は、アジアチャンピオンズリーグ(ACL)で3回優勝している。最近では、この5月にも。そして、この度の暴力事件は、明らかにこのACL出場権が関係しているのだ。今年の浦和は、来年のACL出場確実なリーグ2位以内確保が難しい雲行きになって、天皇杯優勝かリーグ戦3位に入ってプレーオフで勝つかという道だけが残っていたのが、その天皇杯で負けたからファンが荒れたのだろう。浦和のファンが、それだけACLの重要さを押さえているということで、そのこと自身は一ファンとして素晴らしいことだと思う。ACLをJリーグ全体が明らかに軽視していた時代もあったが、Jチームが世界一クラブ決定戦で、レアルやマンチェスター・シティ、バイエルンとガチンコで戦える唯一の場所だと分かってからは、Jクラブにも憧れの場所となったのだろう。

 さてそれで、このACL日本チームの闘いの歴史を振り返ってみよう。これによって、Jリーグの良さも悪さも分かるような気がするからだ。ちなみに、ACL日本最近の勝敗について、こんな疑問、問題を立ててみた。
「08年度から17年度(それぞれの年から翌年までのアジア最強クラブを決める、そういう年度である)まで8年間も、日本はどうして一度も優勝できなかったのか?」
 7、8各年度は浦和とガンバが優勝した。17、18各年度は浦和と鹿島、この5月にあった22年度も浦和優勝となると、この8年の空白がどうしても目立つ。なぜだったのか。ちょうどこの間の14年にあったブラジルWCの「史上最強代表」惨敗と並べて僕には大きな疑問になっていたのだった。

 この答えは簡単に思えた。当時の世界新潮流に反する方針をJ全体が取っていたからだ。そのことが、当時のACLを見続けていた僕には、分かりすぎる程に分かった積もりだ。
「J全体がスペイン流繋ぎに拘って、当たり弱いチームになっていた。時あたかも、ドイツ発祥のゲーゲンプレスが2010年前後から世界を席巻した格闘の時代に突入していたのに・・・」

 細かいことは省くが、13年のチャンピオンズリーグにおけるバイエルン優勝、14年のブラジル・ワールドカップでのドイツ優勝という世界潮流激変に日本全体が乗り遅れていたのである。僕はこのことを当時のACLの日本チームの弱さによって痛い程見せつけられて来た。「スペイン流の繋ぎに拘る」も何も、この8年の間に4回も優勝した韓国や1回優勝のオーストラリア・チームの強い当たりに、ボールコントロールが乱されてばかり。この姿に、切歯扼腕だったのである。
 ちなみに、「俺たちの(敵ゴール前中央などで繋ぎ尽くす)サッカー」がブラジルで惨敗を喫してからは、流石にこの「繋ぐサッカー」潮流は見直され始めた。僕は、評判の悪かった代表監督ハリルの「デュエルこそ日本に不足した世界潮流」と叫んだ代表強化が、この流れに画竜点睛を付したと確信している。ハリルがいなかったら、遠藤航や「1対1で負けていたら、話にならない」(長谷部誠)が日本全体の常識に素速くなったかどうか。ロシア大会の吉田、長谷部などはオランダの大男たちに一歩も当たり負けることなどなくなっていたのである。全盛期の吉田などは、あのイブラヒモビッチとさえ互角に格闘し、イナしていた。「日本人は小さいから、当たり強いサッカーはできない」などと、誰が言い続けていたのかという話である。

 さて、クリロナ、ネイマール、ベンゼマ、カンテ、デンベレなどを初めヨーロッパ最高選手らが、サウジアラビアにどんどん集められている。サウジが強くなるのは日本、アジアの強化にとっては望むところ。今から始まるACL予選も、目を皿にして見守りたい。マリノス、神戸、そして、日本人監督に替わって名古屋を完敗させた柏レイソルが出るのか? もし柏の進出が起こったら、これはもう劇画の世界、もう一人の日本人名監督誕生である。井原正巳と選手たちの健闘を祈る!


 ところで、僕の当ブログ記事をマイクロソフト・ビーイングでウェブ検索・移行する時、どうしてこんな「注意・警告」が出るのだろう。「この英文記事を日本語に翻訳してお読みいただきます」・・・。僕の記事がすべて「英文」とは、日本人に読みにくくさせる工作? あるいは中国か朝鮮の方の文章にする? 
 ちなみに、当ブログの週間アクセス合計は、2020年なかごろの3000~4000越から最近の1000前後へと極端に下がってきています。 
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