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素面で見えて来るウ戦争  文科系

2023年09月29日 00時10分11秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
 日本のマスコミは一体、ウクライナ戦争の何を報道しているのだろう。ちょっと長い目で俯瞰すれば、ウクライナ側に何の前進もないこの戦争の一体何を?
 
・そもそも、5月末から叫ばれてきた『「反転」攻勢』という言葉からして奇妙だ。この語の意味は『劣勢を反転させて攻勢に出る』というだけのもの。
・それで4か月過ぎて、どんな「攻勢の戦果」があった? ロシア側の準備万端整えた三重陣地の第一線を1~2箇所突破した? 4か月でたったこれだけという今、こんな事を豪語、報道しているのである。
・「三重陣地を一気に突破して」、「アゾフ海まで」。または「補給路を絶ってクリミア分断・殲滅か」という調子だ。
・以上の間中、「米独などの戦車、長距離砲、『クラスター弾』などなど、続々届く」という報道姿勢、調子である。

 以上にプラスして、ウ政権内のこんな情勢を合わせて考えてみれば、ウクライナにとっての戦況は絶望的という結論しか出てこないように思うのだが。

「国内全州の徴兵官32人を全員解任。理由はすべて汚職」
「6人の防衛副大臣が解職。理由公表は無し」

 上に立つ者がこれでは、どんな戦略戦術が望めて、兵の士気をどれだけ保てるというのか? 「本気で戦っているのは、ゼレンスキーだけ?」。兵器を提供するアメリカ軍部、ミリー統合参謀本部議長の発破によって、万端整えた三重防御陣に突入している兵士らはすでに何十万なくなったのだろうか。という犠牲報道の方は皆無なのである。

 戦端を開いたロシアの国際法違反の大罪は明らかだが、兵器提供国の代わりに若者、壮年がどんどん死んでいくといったこんな戦争は辛すぎる。マスコミは、その辛さをも描くべきであるのに、「反転」「攻勢」「この兵器が有望」などなど、明るい希望ばかりを描いてきたのだった! なんで?


コメント
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