九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

採決の時無理数がやってくる  落石

2006年12月17日 11時18分04秒 | Weblog

自民党と公明党さんに川柳でもささげましょう。

採血の時に無理数はやってきませんように。


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59年ぶりの改定

2006年12月16日 10時53分36秒 | Weblog
教育基本法は59年ぶりの改定だそうです。
案外、長かったんですね。
自民党さんが59年かかったもの。
また元に戻すのに、59年はかからないと思います。

                   落石
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保守系論客の歴史欺瞞・偽造を切る その15 千里眼

2006年12月16日 09時16分19秒 | Weblog
 この連続投稿と関連して、書き足りないことや他から指摘を受けたことなどを、今回取り上げたい。「その12、13、14」で盧溝橋事件を取り上げたが、保守系論客の論証を否定するのに、私は秦郁彦氏の論証を利用したが、その秦氏の評価の問題である。続いて、「千里眼さん、田中正明さんの本を読めば、もういいでしょう。あの裁判は、不当なものです。」という11月4日の保守系さんのコメントに出てくる田中正明氏の問題である。この二人の著書と関連して、南京虐殺事件の取り上げることになる。この事件については、へそまがりさんと保守系さんとの間の論争があったと思うのだが、このブログを遡ってみたが、内容を確認できなかった。したがって、内容的にはだぶっていることもありうる。ただし、今回の投稿の目的はこの事件についての保守系論客の論証を分析・批判することにあるのではない。秦氏と田中氏の学者・評論家としての評価の問題を中心課題として、この投稿をまとめた。

 「保守系論客」というまとめ方は大方の理解を得られるが(なかには右翼も含まれるが)、彼等から自虐史観と攻撃される論客については、適当な用語・概念が見つからない。左翼という用語も可笑しいし、進歩的という用語もぴったりこない。それゆえ、私は「正統派の論客」という用語を、今後使うことにする。
 
 秦郁彦氏について「その12」で、私は実証主義の立場に立つ学者と評価した。それに対して、秦氏は雑誌「正論」に連続投稿しており、保守系の論客ではないかとの指摘を受けた。確かに、正統派の論客に対しても批判する論文をいろいろと書いているが、それ以上に保守系論客の出鱈目な論証を徹底的に分析批判していることは、私の「その12,13,14」の投稿で見るとおりである。

 彼の著書「昭和史の謎を追う」で見ていこう。この著書こそ、雑誌「正論」の連続投稿をまとめて著作として出版したものである(他の雑誌に発表したものも幾つか含んでいるが)。これは「読み物」としては、最高に面白い。
 その著書のなかで「良心的な歴史家にとっては、歴史が実証的であることは、人間が動物の一種であるのと同じ自明の理であって、‥‥」(「謎を追う 上」P176)と自身の歴史家としての信条を記している。

 また、「柳条湖事件の真相が一般に広く公開される‥‥最初の好機だった東京裁判では、何故か徹底を欠き、事件に関するかぎり決定的な証拠は現れなかった」、「事件が満州事変から太平洋戦争へつらなる日本の『侵略戦争』の起点となったことを思えば、いささか不自然と言うべきであろう」(「謎を追う 上」P69)と書いている。満州事変以降の日本の戦争を明快に「侵略戦争」と規定し、保守系論客の使用する「大東亜戦争」という用語を秦氏は絶対に使わない。

 秦氏が保守系論客の一人と錯覚されるのは、南京虐殺事件の虐殺人数についての論争が主要な原因となっていると私は思っている。実証主義の立場からすべての史料や証言を緻密に分析して、4万人前後と推定した。彼はこの人数だとしても史上有数の大虐殺事件ではないかと言う。「筆者が算出した4万は、かなり余裕を持たせたとりあえずの概算であり、新たな証拠が出現すれば、多いほうへ向って修正されるのは当然である」とし、「終戦直後の泥ナワとは言え、生き残りの証言を積みあげた三十万(千里眼注:中国の記念館の掲げる人数)に対抗できる数字を」日本側から「出すのは不可能である」と書いている(「謎を追う 上」P198)。

 田中正明氏は東京裁判で死刑判決を受けた中支那方面軍司令官松井石根大将の私設秘書を経て南信時事新聞の編集長、拓殖大学講師の経歴を持つ評論家である。私の投稿「その9」で取り上げた「パール判事の日本無罪論」の著者である。この著作で彼は、一躍保守派論客の寵児となった。続けて1985年に芙蓉書房から「松井石根大将の陣中日誌」を出版し、南京虐殺事件を否定した。

 ところが、後に板倉由明氏が雑誌「歴史と人物」で発表した「松井石根大将『陣中日誌』の怪」のなかで、田中氏が900箇所以上の削除・改ざん・加筆・文章の移動をおこなっていると批判した。この論文を紹介した朝日新聞の紙上で板倉氏は「誤読、脱落はありえても、もとの日記に書いてないことを付け加え、それに注釈までしているのではどうしようもない」と痛烈に田中氏を批判した。それに答えて、田中氏は「言い逃れになるかも知れないが、体調などの悪条件が重なりミスしたもので、決して虐殺は虚構だという自分の主張に合わせて加筆や削除したのではない。申し訳ない」と朝日新聞紙上で釈明した。体調が悪いと史料の引用にこっそり加筆することになるそうだ。当然、田中氏の研究者としての生命はこれで絶たれたものと誰しも思うであろう。

 ところが、1年半後に復活して、「南京事件の総括」を出版した。打たれ強いというのか、鉄面皮というのか、厚顔無恥とでもいうのか、驚くべき神経をした人物である。このブログに登場するある人物とよく似ていると感心する次第である。だから、私に「田中正明氏の本を読め」と推奨するのであろう。借り受けた原史料、松井大将の日誌そのものに改ざんの手を加えなかったことを田中氏は悔やんでいることだろう。そうすれば、ばれなかったのにと。
 
 このような人物の復帰後のこの著書に序文を寄せたのが、「歴史解釈権」なる用語を発明した例の小堀圭一郎氏である。さすがである。歴史解釈権とは根本史料を改ざんすることにまで及ぶのであろう。そのことを面白いと思うのは私だけであろうか。その序文の一部を引用しよう。「この難問題に就て文字通りの総決算が提出されているのを見た。そして心から敬服し、感謝し、且つ頼もしく思った。田中氏は耿介たる義の人にしてまた烈々たる情熱の人」と最大級の賛辞を送っている。田中氏と小堀氏、よくできた組み合わせである。

 では、「松井石根大将の陣中日誌」の前の著作、「パール判事の日本無罪論」では史料改ざんはやっていないのだろうか。正統派の学者はすでに正体の明らかになった田中氏を問題にしていないので、この著作の全面分析は行われていない。それなのにまだ、この著作の信奉者がいるのだから、私はその分析は必要だと思っているのだが。
 「パール判事の日本無罪論」では、5分の1ほど原資料のパール判事の文章が引用されている。その引用部分には恐らく史料改ざんは行っていないと私は推定している。が、自らの論拠に都合の悪い部分は引用せず、都合のいい部分のみ引用していることであろう。

 例を南京事件に取る。パール判事が松井大将を無罪と論じたことを「パール博士は南京虐殺事件は虚構と主張した」と、虚構説の論拠に、田中氏は使っている。しかし、パール判事の無罪論は例によって狭い法解釈の論理に従って無罪としたのであって、南京虐殺事件がなかったと言っているのではない。「裁判の在り方自体に有効性がないため『有罪』という概念そのものが成立しない」と論じたのだ(ウィキペディア 田中正明の項による)。
 田中氏のパール判決文の引用部分にも、それを窺わせる内容がある。(パール判事が南京虐殺事件の存在を認めていることを窺わせる)。
「一、 十二月十二日南京は陥落し、‥‥松井大将は十二月十七日に入城した。そして風紀に違反のあった旨の報告を受けた。
 一、 そこで松井大将は、軍規風紀に違反した第十軍を燕湖方面に引き返させ、南京警護のため第十六師団のみ残留させた。」 (「パール判事の日本無罪論」P173・174)
 ここに記されている「軍規風紀に違反」したという内容こそ南京虐殺事件だというとは、容易に想定できる。しかも、第十軍が全体に広く関わっていたことをこの文章は示している。狡猾な田中氏にしては手落ちな引用であったと言うべきであろう。

 以上で、秦郁彦氏と田中正明氏についての論考を閉じる。次回投稿では、再び保守系論客の論文を取り上げて分析する予定である。
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国民国家よ永遠なれ

2006年12月15日 09時17分37秒 | Weblog

教育基本法案が成立しますね。
この法律の根っ子には、「国民国家よ永遠なれ」
という考えがあるように思われます。
でも、生々流転、ここ100年あまりの歴史しかに
国民国家の寿命は、案外、短いかもしれませんね。

先に先を読んで行きましょう。

                落石
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教育基本法まだ遅くない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!        ネット力

2006年12月13日 22時54分22秒 | Weblog
地元議員に要請しよう!
 国会や地方公聴会に直接行けない方も、ファックスで声を届けることができます。
 議員一覧は、「教育基本法の改悪を止める会のHP」にあります。議員は地元での人気を特に気にするので、地元事務所を調べて直接訪問するのも効果があります。

イザという時には
 全国連絡会では、イザという時には緊急の呼びかけを発して、最後の最後までなんとか強行採決させないように力を尽そうと考えています。そこで、緊急連絡がほしい方は全国連絡会のメールアドレスに、自分の携帯電話のメールアドレスを送ってください。緊急時に行動予定を連絡します。
【注意】ドコモの携帯のアドレスで送信できないものがあります。緊急連絡はinfo@kyokiren.netから送るので、そこからのメールを受け取れるように確実に設定しておいてください。
臨時国会閉会まであと 27日

!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

まだまだ、これから・・・
国会へ声を届けよう!


教育基本法の改悪法案が国会に上程されました。
しかし、まだ改悪されたわけではありません。
これから国会で法案の審議に入ることになりますが、その中で法案の問題点がたくさん指摘されれば、今国会で成立されることはありません。
改悪反対の世論が広がり、それが伝わっていけば、成立を阻止することができます。
みなさんの地元選出の国会議員に、教育基本法を改悪しちゃだめだ!という声を届けてください。
どうしてだめなのか、法案のどこがだめなのか、ということまで書いてもらえれば、国会での議論につながるかもしれません。
毎日電話するのもいいし、集会のアピール文をFAXやメールで送るのもいいかもしれません。
「抗議」ではなく、あくまでも冷静に「要請」してください。
ほんのちょっとの要請では状況は変わらないけど、全国的にいっせいに、すべての議員のところへ一気に「改悪反対」の声が殺到すれば、世論を無視することはできません。
とにかく、国会にいる一人ひとりに確実に私たちの声を届けていきましょう。
私たち一人ひとりの声をシッカリ・キッチリ届けることで、国会の動きにストップをかけましょう。

<都道府県国会議員一覧> はこのHP「教育基本法の改悪を止める会・・全国連絡会」に掲載しています。

http://www.kyokiren.net/_action/giin_yosei


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一時帰宅の許可 へそ曲がり 

2006年12月13日 19時12分46秒 | Weblog
 ご無沙汰しています。当初の予測より大幅に入院が伸びましたが、やっと外泊を許可されるところまで来ました。
 手術も8時間かかり、胃や胆嚢などは全摘出、膵臓の一部も切除されるという予想以上の転移でしたが、一応は成功しました。
 ただ、手術後、インフルエンザのB型?に感染したり、原因不明の高熱に悩まされたり、持病の腰痛が再発したり、さらには、「ダンピング」と言って、食べたものを新しい消化器官(膵臓や小腸が)拒否したりするという現象に苦しめられました。

 担当医(とても素晴らしい方です)の見通しとして、年内に退院出来るかも知れないとのことですが、まだ体力も十分回復せず、ブログへの投稿やコメントなど、しばらくは出来ないかと思います。この間のみなさまのご健闘ぶりについては、妻などからのコピー便で楽しく拝見していました。
 まあ無事に生きて還ることが出来たということだけ、とりあえず報告させていただきます。詳しいことについてはまた報告させていただきます。今後とも宜しくお願いします。 
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「政治ブログ・ランキング」は、右派・右翼オンパレード。・・・ ネット虫

2006年12月12日 17時26分47秒 | Weblog
第1位
博士の独り言
真実と正論を共有するために! 国際時事、特にアジアのニュースに独自視点からコメントを加えます。

最新記事:2006/12/12 08:29 [ 盧武鉉氏に精神鑑定を!…] [ 対中援助の停止を! ] [ ビザ無し渡航を廃止せよ…]

第2位
極右評論
極右の旗に集え! 「美しい国」と醜い創価学会!巨大化する邪宗団体への警鐘を鳴らす!

最新記事:2006/12/12 07:55 [安倍総理「官邸政治」は機…] [「パチンコ依存症」と業界…] [北を擁護する社会

第3位
この国は少し変だ!よーめんのブログ
世界有数の反日左翼在日外国人支配国家! 鬼畜左翼マスコミ、鬼畜左翼政党、鬼畜カルトがある限り日本の再生は無理!

最新記事:2006/12/11 20:35 [公安に電突!] [読者の電突紹介] [これが鬼畜左翼だ!シナ抗…]

第4位
依存症の独り言
気まぐれに時事問題を語る。 政治、経済、スポーツ、表出した事象から、依存症のオヤジが、その本質を鋭く抉る。

最新記事:2006/12/07 20:28 [お知らせ] [冷血・冷酷・残酷―中共の…] [12月2日は韓国野球の国…]


第5位

東アジア黙示録
反日ファシズムに銃弾を浴びせる過激コラム  中共・北鮮・売国メディアを糾弾…ニッポンの闇に挑む

最新記事:2006/12/12 01:12 [朝日・岩波の嫌韓流時代……] [高笑い金正日の越冬計画……] [血税が『週刊金曜日』に流…]


第6位

熱湯欲ゴーリキーのお部屋
熱湯欲ゴーリキーが楽しくサヨクをヲチ 恥ずかしながら帰ってまいりました。懲りずに毎日更新中!

最新記事:2006/12/12 15:00 [わかりやすい偏向報道] [醜い主導権争い] [6者協議再開]


第7位
暇人凸撃隊
おかしいなと思うことを書いて行きます。 疑問に思ったら、聞いてみる。日本は日本人のものですから。

最新記事:2006/12/12 10:13 [他言無用をオーマイが支援] [電突】船橋市(産経新聞検…] [韓国産の鶏肉は安全です]


第8位
やじざむらい的日々雑感
国内、国際政治を深く掘り下げて紹介。 特に民主党、日中、日韓問題を中心に取り扱ってます。

最新記事:2006/12/12 07:23 [ 北朝鮮 協議壊して困る…] [ 中日新聞 ゴミ記事で金…] [ 石田衣良さん出番ですよ…]


第9位

博士の独り言 iza版
真実と正論の共有のために! 国際時事、特にアジアのニュースに独自視点からコメントを加えます。

最新記事:2006/12/11 21:05 [「国歌斉唱義務無しと主張…] [パラオの英霊に捧ぐ] [他人事ではないチベットの…]

第10位

イプサム
トヨタの回し者では、ありません。 オウム事件の頃から政治に興味を持つようになりました。

最新記事:2006/12/12 12:35 [韓国はさらに南北交流協力…] [あきんどが政治に口を出し…] [聖子もゆかりもどうでもい…]



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「コメント」だけのコメント広場へ・・書き込みを!!!!!!!! 管理人

2006年12月12日 11時37分33秒 | Weblog

「お気軽コメント広場!!」 でーす。

 「お気軽コメント広場」を新設しました。覗いてください。書いてください。

  この記事の「コメント欄」に気軽にコメントを書き込んでください。

  「グルメ情報」「お買い得情報」「旅行記」「本の感想」「ビックリ体験」
  「困りごと相談」「ちょっと聞いてよ」「園芸相談」「子育て相談」
  「日常の何気ない出来事」「催しのおしらせ」「映画・演劇情報」「音楽」   「スポーツ」「政治」「経済」「平和」「俳句・短歌・川柳」などなど
  なんでも日頃言いたかった事をコメントしてください。
  みんなの交流の広場にしたいと思います。

  覗いてください。書いてください。「お気軽コメント広場」でーす。

※目下の話題・・障害者駐車場の使い方・結婚しない若者


 {コメントの仕方}

  
  ① この画面を下の方へスクロールします。コメント欄が出ます。
  ② コメント欄に書き込みます。「ペンネーム」「タイトル」「本文」です。
     ※ URLは空欄のまま。書かなくていいです。
  ③ 書き終わったら確かめる。
  ④ 「投稿」をクリックします。以上で完了です。

  ⑤ 投稿後の訂正は無理ですので、続けて訂正のコメントをしていただくか、必要なら削除要請をコメントしてください管理人が削除します。
 
では、お待ちしています !!!!!!!!!!


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国会図書館ギャラリー等の紹介 千里眼

2006年12月11日 20時06分12秒 | Weblog
 日本国憲法の制定過程についての投稿をするために、いろいろと文献にあたるなかで、私が最も参考にしたのは、国家巣図書館の電子展示「日本国憲法の成立」というサイトであった。この国会図書館の電子展示には、どのようなサイトがあるのか調べてみた。

 国会図書館では、この電子展示を「ギャラリー」と総称し、9つのサイトからなる。「日本の暦」、「蔵書印の世界」、「江戸時代の植物誌」のような文化的なものもあるが、日本近現代政治史にかかわる内容のものは、以下に示す3つがある。国会図書館のホームページの紹介文を付して、次に示す。

<ギャラリー>
 ギャラリーでは当館所蔵のユニークな資料を中心に、わかりやすい解説を加え、電子展示会として紹介しています。なお、「日本の記憶」としているものは日本の歴史と文化に関する企画を総合テーマとして製作しているものです。

<史料による日本の近代>
 当館の憲政資料室が所蔵する手稿や書翰を中心に、近代日本の政治史に関わる代表的な史料を紹介します。平成18年7月から提供しています。

<日本国憲法の誕生>
 この展示会では、日本国憲法の制定過程に関する貴重な資料を解説・展示しています。平成16年5月に全面的にリニューアルし、提供しています。

<憲政史料 (日本近現代政治史史料)>
 国立国会図書館の憲政資料室では、幕末期から現在に至るまでの政治家が手許に置いていた文書類(日記、書翰、執務資料等)を所蔵している。憲政資料と呼ばれるこれら資料の中から代表的なものを時代別、テーマ別に電子展示するとともに、旧蔵者別に整理された各資料群のうち、一部の目録を実験的に階層構造から閲覧できるようにしている。

 覗いてみた私の印象を記すと、「憲政史料 (日本近現代政治史史料)」は、ものたりない。所蔵する膨大な史料からごく一部、代表的なものだけを抽出しているのだが、もっと多数掲載してほしかったというのが、私の率直な感想である。史料現物の写真が添付してあるが、その中身は読み取れない。やはり「日本国憲法の誕生」と同じように、テキスト文を付けてほしかった。
 
 「日本憲法の誕生」が、最も優れている。史料選択も納得できるし、その史料に添付している解説を繋ぐと、そのまま日本国憲法成立概史になる。その文章もよく推敲されていて、政治的中立を意識して書かれているのであろうが、非常によくまとまったものに仕上がっている。相当詳しい年表も添付されている。何よりも有難いのは、テキストとして、その史料の文章がインターネットで読めることだ。

 「史料による日本の近代」は、「日本憲法の誕生」と同じスタイルで作られている。日本近代史という膨大な内容なので、やむをえないのだろうが、きわめて限られた史料しか収録されてない。現在のサイトでも大変な数の史料になるが、その数倍の史料を収録するともっと使いでがあったのにと思う。テキストとして収録されている史料そのもの引用も、ほんの一部分の引用にとどまっていて、ものたりない。

 これらのサイトを見るためには、国会図書館のホームページを呼び出すと、その最初のページの真ん中に、飾りつきで「ギャラリー」という文字がある。そこをクリックすると、電子展示の9つの項目が出てくる。

 このブログに参加するようになる前は、インターネットを利用することを私はほとんどしていない。部屋の構造との関係で、無線ランの電波が弱くインターネットとの接続が出来たり、出来なかったり、なので。このブログに参加するようになってから利用して見て、その便利さに心を動かされた。日本の近現代史にかかわるホームページやサイトをよく覗いたが、玉石混交なのだ。とてつもない右翼のものが多いのに驚いた。その中で、推薦できるものをここに紹介する。皆さんは私よりよく利用されていると思うので、よく承知されている方が多いと思うが。よい内容と思っても、作成者がはっきりしないものは除いた。

 「Sato Labo」。愛媛大学政策情報科の佐藤智秋氏のホームページ。
 総務省統計局の各種統計がすべて収録されている。例えば、国政調査、人口推計、労働力調査、小売物価統計調査、などなど27種類の統計である。簡単な解説を付記し、グラフ処理もされており、利用しやすくなっている。一部写真版のみのままのものもあるが。多くは、エクセルを使って数値をきちんと入力するというものすごい手間をかけて作成している。学生・助手を使って入力させたのであろうが、頭の下がる思いがする。統計リンク集が付記されており、必要に応じて他の統計サイトにアクセスできるようになっている。

 「先ず 菊次郎より始めよ」。志村菊次郎氏のホームページ。
 これもすごい内容である。志村氏は盧溝橋事件から南京事件までを念頭に作成に入ったのであるが、まだ盧溝橋事件の部分しか完成していない。
 関連部隊の戦闘詳報・業務日誌、上部指揮官の臨戦令(命令)、に始まり、関連人物の手記・日誌などの史料を克明に収集し、収録している。関連する諸文献や著作は無視し、生の史料のみを収録しているのだ。その上で、時間的経過を追った詳細な年表を作成し載せている。よくここまでの作業をやれたものだと敬服する。

「田村のホームページ」。松山大学の田村ゆずる氏のホームページ。
 専門分野は法学ではないかと思うが、日本の近現代史にかかわる内容の項目も多い。諸事件についての内容を簡単に掴むのには便利である。

「ゆうのページ」。
 このホームページの作成者は、本名を名乗っていない。非常にレベルの高い学者であることは想定できるので、紹介することにした。外国の文献も古本屋やその他の方法で収集していることから、その想定は正しいと思う。
第一部 小さな資料集、第二部 南京事件をめぐる俗論、第三部 東中野氏の徹底検証、第四部 日中戦争への視点、以上の四部構成になっている。
 史料そのものの部分的収録も役に立つが、このホームページの最大の特徴は、保守系論客の文献の引用と、それを批判する文献を対比して収録している点にある。論点を整理して載せている。それゆえ要領よく把握できるので利用価値は高い。ただし、元文献に当たったうえで利用すべきであろう。
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六十五年前に似てない? ネット虫

2006年12月10日 11時23分09秒 | 国内政治・経済・社会問題
米国の政治には多くの問題があるが、世論の動向に敏感なことは、学ばなければいけないことだ。中間選挙の敗北を受けて、ラムズフェルド国防長官は退陣し、後任のゲーツ新長官は「イラク戦争は敗北している」と言い切り、ボルトン国連大使も辞任、べーカー元国務長官らの「イラク研究グループ」が出した提言は「2008年春の大半撤退」だった。

 だが日本流はどうだ? 「イラク戦争支持」の誤りすら認めないまま。反対集会や動きが続いている教育基本法改正も、「海外派遣の本来任務化」の論議は置き去りの防衛省法案も、「ちょっと待てよ?」という問いかけはないまま突っ走る。

「ここまで来た以上は、成立させるしかない。乾坤一擲、相手を撃つのみだ」-。新聞も「成立の見通し」とこれを支援する。

 ちょうど65年前、日本はそう決めて真珠湾を「先制攻撃」した。「暗澹たる思い」が、多くの知識人の日記に残されている。新聞は「見通し」にこだわるのではなく、その見通しを変える動きも報じなければならない。
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「平和のともしびウォーク」の報告です     まもる

2006年12月09日 19時05分56秒 | 国内政治・経済・社会問題
 昨日まで心配された空模様もすっかり好天に、風も無くこの季節としては暖かいくらいのお天気。 平和の願いが天に届いたのか。

 出発地の瑞穂区の秋葉神社には、六時になると夫々工夫された灯火を持ち寄った人々が集まり始めました。ペットボトルにきれいにセロファンを巻いたもの、キャンプのランプを飾った物、灯篭のような形のもの、行灯スタイルのもの。
 入れ物には夫々の想いを込めて「九条」「平和」などの文字や絵が輝いていました。
 沿道の人々に灯をかざしながらのシュプレヒコール。

 御器所の昭和区会場では、平和を願った童話のスライドが保育士さんの熱演で、
コーラスグループ「ぽこあぽこ」のみなさんが、集まった人たちと「九条の歌」を熱唱。
 そんな盛り上がった会場に「瑞穂九条の会」の人々が合流。
 「平和のともしびアピール」を大きな拍手で採択していよいよ今池までの平和行進。
 子供さん・お孫さん連れの家族や八十八歳の元気なおばあちゃんを含めた三百人
が手に手に平和の灯火をかざして行進しました。
 道中、「九条を守ろう!!」のシュプヒコール、平和の歌の大合唱。
 行進を興味深げに見送る人、渡されたビラに見入る人、見て見ぬ振りをして行き過ぎる人。わざわざお店から出てきてビラを受け取る人。行進を目で追うビューティーサロンの娘さん。下校途中の高校生が途中で参加。
 警備のおまわりさんと談笑する参加者。
 沿道で手を振ってくれる地域の九条の会の老夫婦。
 そして、瑞穂区から七千歩の今池交差点のゴールへ到着。
 思わず参加者から「やったー」「よかった。」の声が飛び交いました。                                      

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あの「南京事件」が映画化 

2006年12月09日 13時12分46秒 | Weblog

アメリカの大手インターネット企業のAOLの副会長、
レオンシス氏が、あの南京事件を映画化したそうです。

    


映画の原作はチャン氏。
中国系米人女性のジャーナリストで、『レイプ・オブ・南京』の著者。
1997年に同書を出版し、名を広く知られるようになったあと、
2004年11月に、突然、自殺。

レオンシス氏は彼女の死を知り、彼女の書に関心を抱いて、
その書を読み、映画制作を思い立ったのだという。

「チャンさんの本に強い興味を引かれ、映画化したいと思った。
この物語にはドイツが登場する。もちろん日本が登場する。
中国人にものすごい惨禍をもたらした非道な侵略が登場する。
そして全体として、まだ語られていない物語なのだ」

レオンシス氏は2006年8月、ワシントン・ポストにこの映画制作について
質問され、このように答えていた。

   以上、古森さんのコラムより。

   

ひと様々な反応が予想されますが・・・

                      落石
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いよいよ今夜。 ともしびウォークです。    平和のともしび実行委

2006年12月08日 11時28分05秒 | Weblog
すでにブログでも、昭和区九条の会のニュースでもお知らせし、参加をお願いしていた「平和のともしびウォーク」が今夜12月8日午後6時から8時まで、集会や行進をまじえて行われます。
 瑞穂区の方は瑞穂区役所の北の「秋葉神社」で6時に集合出発。
 昭和区の方は御器所交差点南に二筋天神町公園で6時から集会・7時に行進に移ります。
 千種区の方とは7時30分くらいに地下鉄「吹上」辺りで合流し今池まで行進します。

 是非ご参加ください。できれば懐中電灯、ペンライトなど光るものをご持参ください。



   「平和のともしびアピール」案

 21世紀を「平和の世紀」にしたいと多くの人が願っています。
 しかし、アメリカのイラク侵攻、北朝鮮の「核実験」など、平和をおびやかす様ざまな出来事が起こっています。
 一方、戦争ではなく、平和的な話し合いで紛争を解決しよう考える国々もたくさんあります。
 これは、憲法九条と同じ考え方です。私たちは、戦争をしないことを誓った日本国憲法九条が、21世紀の世界をリードしていると思います。
 ですから、この世界の羅針盤でもある『九条』を変え、戦争が出来る国にしようとしている改憲勢力の企みを認めることは出来ません。
 私たちは、憲法九条を守り、日本と世界の平和を守り続けたいと思います。
 その思いを「平和のともしび」に託しました。
 私たちは、心に「平和のともしび」をこれからも燃やしつづけ、世界や日本の平和を守るために出来る事を行う事を誓います。

 2006年12月8日 平和のともしびウォーク参加者一同

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家を傾ける三代目?

2006年12月08日 09時43分11秒 | Weblog

初代は、敗戦という前代未聞の危機に遭遇。
軍隊を捨てて、お家の格(天皇さま)を守った。
とにかくお家再興が差し迫った課題。
アメリカの傘下に入ってもと、世間さまの様子を
敏感に感じて決断。
お家の進むべき道を決める。

二代目は、この家訓を良く守って刻苦勉励。
とにもかくにも、経済大国に。

三代目は、もう初代のような気兼ねはない。
世間の冷たい風にもあたったこともない。
どうにも自分の力を試したい。
そこで家訓を見直す。
禁制の軍隊に手を出す・・・・

そんな三代目が今、国の舵取りをしているようだ。

     (床屋政談の熊さん)

八さん、どうでい?

                   落石
コメント (2)
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君が代裁判    体育会系

2006年12月07日 21時11分39秒 | Weblog
東京の教育委員会はどうなっているのか。
教育基本法の改悪なんてどうなってもかまわない?
すでに何でもできるでよう!
ところがどっこい!
9.12東京地裁判決を見よ。
法はまだ生きていると言うことです。
その裁判の弁護団の若き「新村響子」さんが犬山で講演をする。
12月28日9時~11時半犬山迎帆楼にて行われる。
年末の忙しい時だが望年会になるね。
コメント (2)
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