ZAKIです。
国会前での運動は、それが良いとか良くないとか言うような物ではなくて、
必要不可欠のものですね。
多ければ多いほど効果は上がるものだと思います。
(時代情勢も違うし、全共闘時代の暴力的盛り上がりとは別に考える必要がある。
国民を羊化して騙し込めているという現在の与党政府の認識に対し、
国会前運動の人数は国民の反対意思のバロメーター的なものになっている)
与党議員達からすると、国会前に反対の人々が集まっていない、ということは
こりゃ楽勝だな、通しちゃえ通しちゃえ、という事になるんですね。
防衛庁の省格上げ法案が正にその状態で、簡単に通されてしまいました。
採決の時の傍聴人はたったの一人でした。
法案に対する反対運動は、それぞれの立場の運動がしっかり揃っていなくては勝てない、という事を切に実感しています。
船橋のシンポでも話しましたが、共謀罪が全国の先生達や9条の会のような連帯できる輪もなく、行動し続けた反対勢力は少数であったのになぜ今阻止出来ているのか、という事を総体的に見てみると、
院内集会、院外集会、国会へ向けたデモ、ファクス攻勢、
国会前運動(座り込み、ハンスト、国会前路上集会、ポスティング、ロビーによる政党の巻き込み)TV報道、動画によるネット報道、反対する多くのブログの盛り上がり、全国共謀の日を始め、多くのまだ知らない市民にアピールする面白い街宣活動など、
それぞれの立場での運動が取り囲んで国会に圧力を掛けていたという事実が見えて来ます。
これらが特に衆院与党圧倒多数になった去年に入ってから非常に活発になって来たのが、昨今の国会での共謀罪阻止の成果に集約されて来たのだと思います。
教基法の時は、上の中で言うと、政党の巻き込み(特に民主)、TV報道、まだ知らない国民に対しての触発街宣行動などが欠けていたり、弱かった。
日教組に依存して来た運動(古い形態)の流れも途中で崩れてしまった。
しかし、国会前に集まった多くの先生方の志気は今もって崩れていません。
(参院選ひっくり返してやる、と確認し合いました。)
省格上げ法案の時は、同時に重大法案が複数採決の危機にあったこともあり、
多くの重要な反対活動が欠けていました。
国民投票法案を迎え討つにあたって、共謀罪の時の様な総体的な反対運動の盛り上がりが必要です。
今現在、国会前で主軸になって動くグループがいないのが心配です。
各運動がしっかり揃うことと、特にまだ知らない多くの国民に対するアピールが非常に重要になって来ます。
ネットのブログ活動なども、知っているもの同士ばかりじゃなく、外へ外へ広げる。田中優さんがいう”アウトプットが全て”という言葉に共感します。
非常に卑怯かつ狡猾なこの国民投票法の実態を、国民に知られてしまうのを政府は一番恐れているわけです。(共謀罪もまた同じであった)
それほど異常で国民に密接な法案な訳ですから、きちんと内容を整理して分かりやすく伝えれば、市民はすぐに分かるでしょう。
そこで6千といわれる9条の会や反対グループが国会前へ、そして地元での街宣アピールなどを全国でやり出したら、すごい事になるでしょうね。^^
世論が変われば得票ありきの政治もまた変わらざるを得なくなる。
これをやってやるのが大事だと思います。
ところで、以上は悪法案に対する運動について話していますが、選挙となると方法論はある程度違ってくると思います。
しかし悪法案に対する運動と、選挙運動はジャンルが違うけれど交わるものであるという認識から、相乗効果を上げて行く行動をして行きたいですね。
こういう悪法案群を強行する与党政府は支持しない! という意識をあらゆる方法を駆使して国民に広げたい。
