路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

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【東証】:1989年の史上最高値目前だけど、日本企業の存在感は乏しいまま 「時価総額ランキング」の今と昔 

2024-02-17 06:10:10 | 【金融・株式・為替・投資・投機・FRB・「ドル円」・マーケット】

【東証】:1989年の史上最高値目前だけど、日本企業の存在感は乏しいまま 「時価総額ランキング」の今と昔 

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【東証】:1989年の史上最高値目前だけど、日本企業の存在感は乏しいまま 「時価総額ランキング」の今と昔 

 16日の東京株式市場で日経平均株価の上げ幅が一時700円を超え、1989年12月29日の史上最高値(3万8915円)にあと50円ほどに迫った。だが、35年前に「ジャパン・アズ・ナンバーワン」とも呼ばれたような日本企業の存在感は今は感じられない。世界の時価総額(発行済み株式数 × 株価)ランキングの上位は当時、日本勢がほぼ独占していたが、現在はITや半導体など米国の新興企業が占めている。

 ◆日経平均株価 円安で海外投資家の買い越し続く

 日経平均は一時3万8865円まで値上がりし、終値は3万8487円24銭だった。SMBC日興証券の末澤豪謙氏は「円安進行で海外投資家にとって日本株が割安となり、勢いが加速している」と話す。日本取引所グループの投資部門別の売買状況によると、今年に入ってから5週連続で海外投資家の買越が続き、その額は2兆円に上る。
 89年の時価総額ランキングには、上位10社に1位のNTTや大手銀行など7社が日本から入った。末澤氏は「(87年に株価が大暴落した)ブラックマンデー(暗黒の月曜日)後の米株価安の局面で、NTTの時価総額がニューヨーク証券取引所の時価総額と等しかった」と、日本企業が強かった時代を振り返る。

◆「企業の新陳代謝の遅れ」はっきり

 だが、90年以降に日本のバブル経済が崩壊すると、時価総額上位だった銀行は不良債権の処理に追われ、失われた30年に突入。世界の国内総生産(GDP)に占める日本の割合は89年の15.5%から2022年には4.2%に落ち込んだ。日経平均株価は回復しているが、15日時点で上位100社に入る日本勢は、トヨタのみだ。
 
 現在のランキングでは、1989年に上位に名前のなかった米国のITや半導体企業が名を連ねる。しかも、米国のトップ企業3社の時価総額合計だけで、東証プライム市場(1600社超)全体の時価総額を超える。日本では新興企業の台頭が少なく企業の新陳代謝が遅れているのが背景にあるとされる。新しい少額投資非課税制度(NISA)でも人気なのは世界や米国の投資信託で、末澤氏は「日本人が日本株を買う環境作りが重要だ」と話している。(白山泉)
 

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 経済 【金融・財政・株式】  2024年02月17日  06:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。


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