【政界地獄耳・04.17】:東京15区エリアこそ日本の縮図 江東区の課題を見つめ直せ
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政界地獄耳・04.17】:東京15区エリアこそ日本の縮図 江東区の課題を見つめ直せ
★東京で江東区といえば、隅田川と荒川にはさまれた下町のイメージが強い。亀戸天神、富岡八幡宮や深川不動を軸にした下町風情は関東大震災、東京大空襲などを経ても立ち直り、にぎわいを見せた。ところがこれを衆院の東京15区という選挙制度に基づく区割りにあてはめると、都内随一の可能性を秘めたエリアとなる。1990年代以降は沿岸部の埋め立て地の開発が進み、湾岸エリアの多くは江東区だ。昔は夢の島はごみの埋め立て地として扱われたが、今では都内と思えぬ広大な臨海森林公園として人気スポットだ。
東京15区の区域図(総務省公式サイトより)
以下に立候補者のSNS情報をまとめました(届け出順)。
◆福永活也(ふくなが・かつや)氏
新人の福永活也(ふくなが・かつや)氏(43)は、NHKから国民を守る党が公認しています。
これまでの「弁護士」や「冒険家」などの活動を紹介する公式サイトのほか、X(旧Twitter)やYouTubeを開設しています。
第一声の動画も公開しています。
◆乙武洋匡(おとたけ・ひろただ)氏
新人の乙武洋匡(おとたけ・ひろただ)氏(48)は、国民民主党とファーストの会、都民ファーストの会が推薦しています。
X(旧Twitter)、Facebook、Instagram、YouTube、LINEを公開しており、告示日の様子を以下のように発信しました。
◆吉川りな(よしかわ・りな)氏
吉川りな(よしかわ・りな)氏(36)は、新人で参政党の公認候補です。
公式サイトのほか、X(旧Twitter)やFacebook、Instagram、YouTubeを活用しています。
それぞれの媒体で、自身の経験とそれに基づいて主張する政策の中身などを知ることができます。告示日の様子は政党代表のアカウントなどから発信されています(16日午後6時時点)。
◆秋元司(あきもと・つかさ)氏
元職の秋元司(あきもと・つかさ)氏(52)は無所属で立候補しました。
X(旧Twitter)やInstagram、YouTubeなどから情報を発信しています。
告示日第一声のショート動画を公開しています。
◆金澤ゆい(かなざわ・ゆい)氏
新人の金澤ゆい(かなざわ・ゆい)氏(33)は日本維新の会公認で、教育無償化を実現する会が推薦しています。
公式サイトのほかにX(旧Twitter)やFacebook、Instagram、YouTube、TikTokから情報発信をしています。
告示日第一声は下記のように発信しています。
◆根本良輔(ねもと・りょうすけ)氏
新人の根本良輔(ねもと・りょうすけ)氏(29)は、つばさの党公認です。
補選に関する情報発信はX(旧Twitter)やYouTubeで見られます。第一声の様子は、所属する「つばさの党」代表のアカウントから全編公開されています。
◆酒井なつみ(さかい・なつみ)氏
新人の酒井なつみ(さかい・なつみ)氏(37)は、立憲民主党が公認し、日本共産党が支援します。
酒井氏は公式サイトのほか、(旧Twitter)やFacebook、Instagram、YouTube、LINEを活用しています。
告示日の第一声の投稿は以下の通りでした。
◆飯山陽(いいやま・あかり)氏
新人の飯山陽(いいやま・あかり)氏(48)は日本保守党公認です。
X(旧Twitter)やYouTubeなどで情報を発信しています。
告示日の午後に配信した動画で、第一声について語っています。
◆須藤元気(すどう・げんき)氏
元参院議員の須藤元気(すどう・げんき)氏(46)は無所属で立候補しました。
公式サイトのほか、X(旧Twitter)やInstagram、YouTubeを公開しています。
Xを通じて、選挙区内を自転車でまわっている選挙活動を発信しています。
★青海・有明地区は東京臨海副都心(お台場)として開発され発展が著しく、港区台場地区に隣接する有明地区の有明コロシアム、有明アリーナ、有明ガーデンシアターは若者のスポットとしても名高い。築地から移転した豊洲も活況を呈しておりホテルも多いだけでなくタワーマンションが林立し、人口も現在53万人に増えている。同選挙区は長年、元外相・柿澤弘治が地盤を守り、息子の未途が引き継いだが選挙違反で議員辞職し補選と相成った。
★東京の都市部に顕著だが、元々の江東区民と新たに流入してきた住民との生活、文化、価値観、世代など大きくエリアによって異なる社会が、ひとつの区を形成することになる。年配のコミュニティーがお祭りで街を盛り上げれば、子供の声が響く高層マンションがある。それをひとつのまとまりにする大切さや難しさは行政や政治に関わる人たちのテーマだ。16日告示された今回の補選には自民党を除く政党をはじめ、無所属候補まで元職と新人9人が立候補した。多くの第一声はいずれも現在の政治体制についての批判が多い。だが東京の問題点はないのか。それは都議や区議が議論すればいいのか。高齢化や少子化は国の大きな課題だが、江東区の抱える現実でもある。このエリアの住民こそが日本の縮図だ。乱立した候補者には15区の課題も見つめ直してもらいたい。(K)※敬称略
◆政界地獄耳
政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません。きょうも話題騒然です。(文中は敬称略)
元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【コラム・政界地獄耳】 2024年04月17日 08:00:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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