路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

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【政界地獄耳・08.17】:後見人に長老君臨…自民は何も分かってない

2024-08-27 07:40:10 | 【政党・自民・立憲・維新の会・公明・国民民主・共産・社民・れいわ・地域政党他】

【政界地獄耳・08.17】:後見人に長老君臨…自民は何も分かってない

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政界地獄耳・08.17】:後見人に長老君臨…自民は何も分かってない

 ★首相・岸田文雄は自民党の政治とカネの責任を取って総裁選不出馬を決めたが、責任を取らない懲りない面々は早速やりたい放題だ。15日、靖国神社で記者たちを前に自民党前政調会長・萩生田光一は岸田不出馬について、「大変申し訳なく思っている」と述べた。無論政治とカネの元凶が安倍派であり、その五人衆のひとりであるなら当然と思ったが、都議補選で惨敗するまで都連会長などを留任し、選挙の敗北をもって辞任し、政治とカネと切り離した張本人はやはり何もわかっていなかった。「岸田はあなた方の代わりに辞めたんだ」(旧宏池会議員)という思いは理解せず「閣僚や党3役として、本来もっと支えていかなければいけなかった。その力が発揮できなかったことを大変申し訳なく思っている」と妙な、わび方をした。加えて岸田の不出馬を「その決断を重く受け止め、評価したい」と一体なに目線なのか。

 ★一方、大手メディアは相変わらず、派閥単位で20人が集まったか否かばかりを報道の軸にするが、今回の総裁選は自民党の改革・再生の総裁選と解説しながら、自民党の悪しき体質に引きずられている。だが今回はその推薦人20人の顔ぶれ・中身が大切なのではないか。総裁選候補は党改革を叫ぶものの、推薦人は政治とカネまみれでは話にならない。本当の党改革派が20人推薦したという20人の中身が問われなくてはならないだろう。

 ★候補者の背景も見えてきた。出馬に意欲を見せる若手のホープ、前経済安保相・小林鷹之の後ろには元幹事長・甘利明が、幹事長・茂木敏充の後ろには党副総裁・麻生太郎が、元環境相・小泉進次郎の後ろには前首相・菅義偉や元首相・森喜朗とこぞって党長老筋が後見人風を装い、君臨している。これでは政治とカネを正すわけでもなく、党改革どころか長老の代理戦争でしかない。それも派閥解体後、岸田が不出馬を表明した直後にこんなありさまだ。やはり自民党は国民をなめている。(K)※敬称略

 政界地獄耳

 政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません。きょうも話題騒然です。(文中は敬称略)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【コラム・政界地獄耳】  2024年08月17日  07:14:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。


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