【選挙】:過去のお粗末な司法判断が影響、衆院東京15区補選の妨害行為 選挙制度が崩壊した国家の「末路」とは…見返したい2作品
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【選挙】:過去のお粗末な司法判断が影響、衆院東京15区補選の妨害行為 選挙制度が崩壊した国家の「末路」とは…見返したい2作品
4月28日に投開票が行われた衆院東京15区補選をめぐって各候補者への妨害行為が相次いだことが大きな話題となった。
■【写真】タスキ姿で現れた根本候補が乱入、音喜多氏に対して紙を向けていた
今回のような異常な事態を生み出す原因となったのが、安倍晋三元首相への左翼によるヤジ攻撃だったのではないか。
重大なのは、安倍氏への演説妨害を、裁判所が「表現の自由」と認めたせいで、公然たる妨害行為が野放しとなっている。警察が及び腰になるのは、わが国のお粗末な司法判断が影響しているためで、同様の事態が続けば、まともな選挙活動ができなくなってしまうだろう。
そこで、この機会に見返してもらいたいのが、「デニス・ホー ビカミング・ザ・ソング」と「時代革命」というドキュメンタリー映画だ。
両作品には、2019年に香港を揺るがした200万人に及ぶ「民主主義を守れ」と訴えたデモが映し出されるが、人々の必死な叫びを圧殺する香港警察の暴力行為がすさまじい。
香港ではこれ以降、それまで何とか維持してきた民主的な選挙制度が事実上消滅してしまったと言っても過言ではなく、今では中国共産党のお墨付きの人物しか議員にはなれない。
そもそも世界の共産党は、選挙に基づく議会制度を「資本家による階級支配を覆い隠すもの」として否定してきた。ロシア革命時の武装蜂起や中国革命でも繰り返された粛清などの民主主義否定の歴史を想起すべきだ。
東京15区で起きた公然たる妨害活動は、民主的な選挙制度を根底から崩してしまいかねない危険な行為である。選挙制度が崩壊した国家がどのような道をたどるのか。
ぜひ紹介した2本のドキュメンタリー映画を見返してもらいたい。(瀬戸川宗太)
元稿:夕刊フジ 主要ニュース 社会 【話題・4月28日に投開票が行われた衆院東京15区補選における選挙妨害】 2024年05月04日 17:00:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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