路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

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【HUNTER・07.18】:ついに自殺者|斎藤元彦兵庫県知事の土壇場

2024-08-25 07:46:40 | 【22年改正公益通報者保護法・組織内部の通報が困難な時、報道機関等外部へ通報可】

【HUNTER・07.18】:ついに自殺者|斎藤元彦兵庫県知事の土壇場

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【HUNTER・07.18】:ついに自殺者|斎藤元彦兵庫県知事の土壇場

 今年3月、兵庫県の前西播磨県民局長W氏が斎藤元彦知事のパワハラ、公職選挙法違反、贈収賄などの疑惑を内部告発。それに対して兵庫県が「口封じ」のためとしか思えない停職懲戒処分を課した。そのW氏が、7月7日にW氏が兵庫県内で自死していたことがわかり、大きな社会問題となっている。

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 本サイト既報の通り、W氏の内部告発が真実であった可能性が高いことはすでに証明済みだ。W氏は7月19日、兵庫県議会が設置した調査特別委員会(百条委員会)に証人として出席する予定になっていたが、死の直前、斎藤知事の疑惑を追及する百条委員会向けの陳述書を作成、7月12日に兵庫県にメール送信していた。

 「広く県民の皆様にお知らせください」という趣旨の文言が記されており、「死をもって抗議する」という意味もあるという。それが報じられた直後、百条委員会事務局も「まずい」と思ったのか、7月15日の朝、関係する県議らにメールを送信していた。《休みの朝に失礼します》と最初にあり、W氏の死と陳述書によって事務局が慌てているのかよくわかる。それ以上に慌てているのが、日本維新の会だ。

 斎藤知事は、2021年の兵庫県知事選で、維新や自民党の裏金議員・西村康稔前経産相らの支援を受けて当選した。知事の疑惑を追及する百条委員会の設置を巡っては、自民党などの賛成多数で可決された一方で、維新反対に回っていた。

 W氏が、斎藤知事から内部告発について「ウソ八百」と言われた上に報復懲戒処分を受けた際の理由の一つが、公用パソコンを私的に使ったというもの。同氏は亡くなる直前、弁護士を通じて百条委員会に宛てた「申入書」を郵送していたが、パソコンのデータについては、百条委員会で審議される内容以外《本件告発文と関係ない資料も多数存在。委員会資料として利用されますとW氏のプライバシーが著しく侵害されます》として、公開しないよう求めていた。申入れのきっかけについては《(百条委員会の)委員の一人から、人事課調査にかかる資料はすべて開示すべきとの発言があった》と記しているのだが、この発言をしたのは維新のX県議だった。

 7月8日に百条委員会の理事会が行われ、維新の県議2人は最後までパソコンのデータを全面的に開示するよう訴えた。6人の県議で採決をとり、4対2でW氏の「申入書」通り関係ある部分のみの開示が決まった。しかし、その時点でW氏は、この世から去っていた。別の県議が次のように説明する。

 「W氏は県民局長という幹部なので、維新動向把握していたはずだ。何人かの県議に、維新の対応を聞いていたとも聞いている。百条委員会の設置には公明党も反対していた。“パソコンのデータを全面的に開示するという結果を聞きたくなかったから、自ら命を絶ったのではないのか”という声は少なくない。ちなみに、7月8日朝に開催された理事会では、W氏の自殺のことはまだ誰も知らなかった。百条委員会でも、採決までとったんですから……」

7月19日、W氏が証人として語るはずだった百条委員会が開かれる予定だ。先に書いたW氏の「陳述書」などが百条委員会に提出され、公開されるとみられている。

 「維新はすでにW氏が亡くなっており、陳述書などは必要ないという趣旨の話をしています。しかしすべてはW氏の内部告発からスタートしており、陳述書の公開は認められて当然。陳述書の中身がオープンになれば、斎藤知事は、内部告発で指摘されたパワハラ、公職選挙法違反、贈収賄疑惑などいついて認めざるを得なくなるでしょう。辞職カウントダウンがはじまっている」(前出の県議)

 そうした中、斎藤知事の最側近だった片山安孝副知事が7月末で辞職することを会見で表明した。W氏の内部告発に端を発した県政の混乱の責任をとるとしながら、「斎藤知事には、私も辞めるので進退をお考えに」と5回も進言したが、知事が応じなかったとも明かしている。別の保守系県議がこう話す。

 「自民党の県議団で斎藤知事の最大の後ろ盾でもあるN県議でさえ、『もうダメだ』と見放している。頼るとすれば維新しかありません。片山副知事の退任後は、『維新の事務局長になる』という話が以前から流れていたほどです。維新も、一時は『パソコンのデータで徹底的にW氏を追及や』などと意気軒昂だったんです。しかしW氏の死亡がニュースになると『斎藤知事の擁護はこのあたりまで』と突き放す議員も出るようになった。知事も維新も、世論批判には耐えきれないはずだ」

 W氏亡くなるきっかけを作った可能性がある維新X県議発言も、やがてその責任が問われるのではないだろうか。ちなみに、百条委員会の副委員長となっているのは維新岸口実県議。すでにハンターで「疑惑」を報じている人物だ。

 斎藤知事同様に、維新県議危うさが漂う。それでも同党の門隆志県議はXにこう投稿している。《百条委員会の設置に反対した一番の理由は百条委員会は職員に過度なストレスを与える為です》――W氏に過度ストレスを与えたのは、斎藤知事であり、維新ではないのか。

 ハンターでは大石賢吾長崎県知事の公職選挙法違反疑惑も報じているが、大石知事を支援したのも維新。この政党は、議員知事も「粗製乱造」のようだ。

 元稿:HUNTER 主要ニュース 社会 【疑惑・地方自治体・兵庫県・前西播磨県民局長W氏が斎藤元彦知事のパワハラ、公職選挙法違反、贈収賄などの疑惑を内部告発】  2024年07月18日  21:27:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。


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