【揺れる県政】:「知事の初動が逆効果」「文書の存在知らしめたのは知事」参考人奥山氏が指摘 県議会百条委
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【揺れる県政】:「知事の初動が逆効果」「文書の存在知らしめたのは知事」参考人奥山氏が指摘 県議会百条委
兵庫県の元西播磨県民局長が斎藤元彦知事らを告発した文書について検証する県議会調査特別委員会(百条委員会)の第7回会合は5日午前、公益通報者保護制度に詳しい元朝日新聞記者の奥山俊宏・上智大教授を参考人として招致した。奥山氏は、斎藤知事の3月27日の会見などについて「知事らの初動は危機管理の視点で全く逆効果で、火のないところにわざわざ火をつけたようなもの」と指摘した。
公益通報者保護などを巡り、百条委で参考人として見解を述べる上智大の奥山俊宏教授=5日午前、神戸市中央区、兵庫県庁(撮影・大田将之)
奥山氏は「もし斎藤知事が告発文書をスルーしていたとしたら」と仮定し、自身の記者経験も踏まえて「せいぜい地元の新聞で取り上げられることがあったかなかったか、という程度だっただろう」と推定。しかし、斎藤知事が会見で「うそ八百」と発言したことで「一つでも真実が含まれていると、その一つが大きなニュース性を持つことになった」と分析した。
全国的に知れ渡るニュースになった経緯について、「告発文書の存在を世の中に知らしめたのは、斎藤知事その人だ」とした。
元稿:神戸新聞社 主要ニュース 社会 【疑惑・地方自治・兵庫県・県議会の調査特別委員会(百条委)・知事によるパワハラ疑惑】 2024年09月05日 11:22:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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