路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

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【兵庫県知事のパワハラ疑惑】:斎藤元彦知事の去就巡り維新が分裂含み…「吉村派vs馬場派」強まる対立のアホらしさ

2024-09-03 08:09:30 | 【政党・自民・立憲・維新の会・公明・国民民主・共産・社民・れいわ・地域政党他】

【兵庫県知事のパワハラ疑惑】:斎藤元彦知事の去就巡り維新が分裂含み…「吉村派vs馬場派」強まる対立のアホらしさ

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【兵庫県知事のパワハラ疑惑】:斎藤元彦知事の去就巡り維新が分裂含み…「吉村派vs馬場派」強まる対立のアホらしさ

 パワハラ知事の去就を巡り、日本維新の会にスキマ風だ。大阪府知事の吉村共同代表が先週、兵庫県の斎藤元彦知事への不信任決議案の提出を示唆。「パワハラ知事おろし」に傾きつつある中、党トップの馬場代表が待ったをかけた。

 先月30日、斎藤が出頭した兵庫県議会百条委員会の開催中に行われた日経新聞のインタビュー。馬場は、吉村が不信任を示唆したことについて「雰囲気や自分たちが損をするからバサッとやると悪い前例になる」と語り、「知事おろし」に水を差したのだ。

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2人は真逆の考え(吉村洋文大阪府知事と馬場伸幸日本維新の会代表=右)/(C)日刊ゲンダイ

 3年前の知事選で、維新は斎藤を推薦。大阪府以外で初の維新系知事誕生は話題となった。しかし、パワハラ知事として斎藤が全国区になると、問題続出の大阪・関西万博に加え、維新凋落を後押し。先月の大阪・箕面市長選で結党以来、初めて公認現職が首長選に敗れたのに続き、今月15日告示、22日投開票の大阪・摂津市長選では公認候補の擁立を断念。党勢は衰退の一途をたどる。

 自民党の新総裁選出後、早期の衆院解散・総選挙が叫ばれる中、兵庫選出の維新の国会議員らは、パワハラ知事の扱いに関し、「これ以上、待っても結論は同じ」「風当たりは強くなるばかり」と早期決着を求めている。

 ■吉村・馬場のミゾは埋まっていない

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斎藤元彦兵庫県知事はいつまで居座る気?(C)日刊ゲンダイ

 すでに維新とともに知事選で斎藤を推薦した自民は「辞職要求」のスタンスを明確にさせ、早々にイチ抜け。斎藤が知事に居座り続ければ維新への批判を引きずることになる。それでも馬場は日経に「受けて立つことも必要だ」と答え、吉村とは真逆の考え。この強気の裏に何があるのか。

 「吉村さんへの意趣返しでしょう」とは維新関係者だ。こう続ける。

 「馬場執行部は、自民との党首合意が破綻するなど改正政治資金規正法の議論で大迷走。合意破綻の説明会で、吉村さんと馬場さんの路線対立が浮き彫りとなって以来、両者のミゾは埋まっていない。馬場さんに連なる執行部に近い国会議員と、創始者の橋下徹さんと松井一郎さんの息のかかった吉村さんや大阪の地方議員との関係は完全に冷え切っており、いつ分裂してもおかしくない状況です」

 パワハラ知事のクビをかけて分裂含みとは、やっぱ維新はアホちゃうか。

             ◇  ◇  ◇

 8.25投開票の大阪・箕面市長選は維新現職が首長選で初めて敗北。斎藤知事の“扱い”が維新凋落の分かれ目に…●関連記事『【もっと読む】維新の凋落がいよいよ始まった! 初の現職市長「大惨敗」…牙城の大阪でも絶望的“地盤沈下”』で詳報している。

  元稿:日刊ゲンダイ DIGITAL 主要ニュース 政治・社会 【政治ニュース・政局・日本維新の会・兵庫県知事によるパワハラ疑惑】  2024年09月02日  10:45:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【兵庫県パワハラ知事】:県議会百条委でも居直り…今さら不信任視野で退勢挽回狙う維新に「二重の罪」

2024-09-03 08:09:20 | 【ハラスメント「セクハラ、パワハラ、モラハラ、アカハラ、ドクハラ、シルハラ...

【兵庫県パワハラ知事】:県議会百条委でも居直り…今さら不信任視野で退勢挽回狙う維新に「二重の罪」

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【兵庫県パワハラ知事】:県議会百条委でも居直り…今さら不信任視野で退勢挽回狙う維新に「二重の罪」

 「不快に思った人がいれば心からおわびしたい」と語る顔つきは、ちっとも謝っていなかった。パワハラやおねだりなどの疑惑を突きつけられた兵庫県の斎藤元彦知事が30日、県議会百条委員会に初めて出頭したが、相変わらず開き直った態度。後ろ盾だった日本維新の会は今さら、見切りをつけようとしているが、まず「二重の罪」を償うのが先だ。

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     百条委員会で証人尋問に応じる斎藤元彦知事(C)共同通信社

                     ◇  ◇  ◇

 出張先で公用車を降り、20メートル歩かされただけで怒鳴り散らし、業務チャットには休日・深夜を問わず指示を出す──。斎藤は県職員アンケートに記されたパワハラ内容を問われたが、「記憶にない」「ひとつひとつ覚えていない」を連発。「仕事は厳しくが私のスタイル」と居直り、2時間半に及んだ証人尋問は結局、ゼロ回答に終わった。

 斎藤は終了後「私が知事として仕事をさせていただく」と語り、重ねて辞職を否定。知事の座からテコでも動かないつもりだが、これまで静観してきた維新が「斎藤おろし」にうごめき出した。27日に共同代表の吉村・大阪府知事が辞職要求の可能性について「当然ありうる」と一転させ、維新兵庫県議団の不信任決議案提出を示唆した。

 批判噴出の大阪・関西万博がたたり、維新は首長選などで敗北続き。斎藤の存在が追い打ちをかけ、25日投開票の大阪・箕面市長選では公認の現職が初めて敗れた。しかも、ほぼダブルスコアの完敗だった。

 党勢衰退が可視化された直後の方針転換とは虫がいい。維新は自民に次ぐ兵庫県議会の第2会派。不信任案を出せば可決の公算は大だが、斎藤おろしは「二重の罪」にケジメをつけてからだ。

 1つ目の罪状はパワハラ知事の製造責任だ。維新は3年前の知事選で斎藤を推薦し、吉村と当時の松井一郎代表(前大阪市長)は共に街頭で「全力応援」。斎藤当選に寄与し、大阪府以外で初の維新系知事誕生に胸を張ったものだ。

 ■告発元局長のプライバシー漏洩の疑い

 2つ目は「組織的パワハラ」の疑い。発端は今年3月、元県民局長が斎藤のパワハラなどの疑惑を告発したこと。斎藤が「嘘八百」と批判すると、県の人事課は元局長の公用パソコンを押収。人事当局トップら斎藤側近の幹部を通じ、告発とは無関係の元局長の私的な情報が一部県議に漏洩した疑いが強まっている。

 元局長は7月に証人出頭が決まった百条委に対し「プライバシー権侵害」への配慮を求める文書を提出。要請の直後に自ら命を絶ち、スマホに「死をもって抗議する」とのメッセージを残した。維新県議がプライバシー情報の開示を執拗に求めたり、百条委で「元局長をつるし上げてやる」と発言していたとの証言を、既に複数の週刊誌が報じている。きのうの百条委を取材したジャーナリストの横田一氏は言う。

 「仮に知事側近の県幹部、維新の県議らがプライバシーをネタに告発者を揺さぶり、死に追いやったとしたら、その罪は重い。パワハラ知事はかばうに値しないとの判断は結構ですが、不信任案の提出で斎藤氏にクビを迫る前に、維新の県議たちも共犯関係を認め、職を辞すべきです」

 維新の無反省で身勝手な「厄介払い」は許されない。

 ■関連記事

  元稿:日刊ゲンダイ DIGITAL 主要ニュース 政治・社会 【政治ニュース・地方自治・兵庫県・知事によるパワハラ疑惑】  2024年09月01日  06:45:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【政局】:維新の凋落がいよいよ始まった! 初の現職市長「大惨敗」…牙城の大阪でも絶望的“地盤沈下”

2024-09-03 08:09:10 | 【政党・自民・立憲・維新の会・公明・国民民主・共産・社民・れいわ・地域政党他】

【政局】:維新の凋落がいよいよ始まった! 初の現職市長「大惨敗」…牙城の大阪でも絶望的“地盤沈下”

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政局】:維新の凋落がいよいよ始まった! 初の現職市長「大惨敗」…牙城の大阪でも絶望的“地盤沈下”

 「完敗だと思います」──。「大阪維新の会」の現職市長の惨敗から一夜明けた26日、同会代表の吉村府知事は淡々とした様子で悔しさをにじませた。25日に投開票された大阪・箕面市長選は、維新現職が首長選で初めて敗北。国会で「野党第1党を目指す」とブチ上げた勢いはどこへやら、牙城である大阪でも維新人気の陰りが色濃くなっている。

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応援むなしく(右から吉村洋文大阪府知事、上島一彦氏=大阪維新の会公式Xから)



 箕面市長選は現職の上島一彦氏(66)と、元大阪府議で無所属新人の原田亮氏(38)との事実上の一騎打ち。「首長選は現職優位がセオリーだが、今回は厳しい戦いを強いられる」(維新幹部)と目されていた通り、上島は原田に約1万4000票差をつけられた。ほぼダブルスコアの大敗だ。

 選挙期間中、吉村は2度応援に入ったが、神通力は及ばず。26日の会見で敗因を問われ、「現場の生の声を聞いた上で、敗因分析を行う」「僕が予断を持って(敗因を)話すのは良くないかなと思う」と力なさげに答えた。

 「上島さんは今年6月の市議会で、大阪万博の問題を指摘した共産党市議に『万博行くなよ。出入り禁止や』とヤジを飛ばして問題視された。最後は撤回に追い込まれたものの、悪印象は拭えなかった。維新系知事として出てきた兵庫県の斎藤知事のパワハラ疑惑、政治資金制度改革へのグダグダぶりも維新のイメージ悪化につながり、『現職不利』に追い打ちをかけました」(府政関係者)

 維新は先月28日の大阪府議補選(河内長野市)でも新人候補が敗北。同市は吉村の出身地だが、その強みを生かせないまま6月の市長選では候補を擁立できずに「不戦敗」。藤田幹事長の地元・衆院大阪12区(大東、寝屋川、四條畷)の市長選も軒並み、維新候補が負けている。そして箕面市長選の惨敗だ。

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吉村洋文 大阪府知事(C)日刊ゲンダイ

 ■自民党新総裁が分かれ目

 9月の自民党総裁選直後の「早期解散論」がくすぶる中、問題は維新の失速が総選挙にも波及するのかどうか。在阪ジャーナリスト・吉富有治氏がこう言う。

 「確かに箕面市長選の結果から維新の凋落ぶりが見て取れますが、さらに失速するかどうかは、自民党の総裁選の結果によるでしょう。国民人気の高い新総裁なら総選挙で自民圧勝の可能性があり、維新は議席を伸ばしにくい。万博・カジノの行方、兵庫県の斎藤知事の扱いをどうするかも一朝一夕には解決できない。ここからが維新凋落の分かれ目です」

 いよいよ「終わりの始まり」である。

                 ◇  ◇  ◇

 一時の勢いはどこへやら。維新は大阪・箕面市長選以外でも負けが続いている。 ●関連記事『【もっと読む】維新の“オワコン化”は決定的!吉村府知事と藤田幹事長のお膝元首長選で連敗街道ヒタ走りでは詳報している。

 ■関連記事

  元稿:日刊ゲンダイ DIGITAL 主要ニュース 政治・社会 【政治ニュース・政局・日本維新の会】  2024年08月27日  10:35:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【兵庫県知事のパワハラ疑惑】:「逃げたな」「腹立たしい」 パワハラ否定、説明変遷の斎藤知事に職員から批判の声

2024-09-03 07:58:50 | 【ハラスメント「セクハラ、パワハラ、モラハラ、アカハラ、ドクハラ、シルハラ...

【兵庫県知事のパワハラ疑惑】:「逃げたな」「腹立たしい」 パワハラ否定、説明変遷の斎藤知事に職員から批判の声

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【兵庫県知事のパワハラ疑惑】:「逃げたな」「腹立たしい」 パワハラ否定、説明変遷の斎藤知事に職員から批判の声

 兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などが文書で告発された問題を巡り、23日に行われた県議会調査特別委員会(百条委員会)の証人尋問では出席した県職員から、斎藤氏の対応について「腹立たしい」「看過できない」といった批判の声が上がった。

斎藤元彦兵庫県知事(二星昭子撮影)

 百条委委員らによると、ある職員は、職員アンケートで新たなパワハラ疑惑が多数指摘されたことが判明した後の会見で、斎藤氏が「仕事なので厳しく指導することもある」などとパワハラを否定したことに「正直、腹立たしい。『なんでそういうことを言うの』という思いだ」と証言。疑惑についての説明が変遷しているとして「逃げたなと思った」とも打ち明けたという。

 6人が証言したが、明確にパワハラを受けたとの認識を示した職員はいなかった。ただ、「人生で初めてこういうことをされた」「自分は精神的にタフなのでダメージは少なかったが、(同じことを)ほかの人にされているなら看過できない」と訴える職員もいたという。

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【兵庫県知事のパワハラ疑惑】:「20m以上歩かせると激怒する」「鉛筆の芯は丸く」まるで知事のトリセツ…齋藤知事のパワハラアンケートで見えてきた“王様気質”

2024-09-03 07:58:30 | 【ハラスメント「セクハラ、パワハラ、モラハラ、アカハラ、ドクハラ、シルハラ...

【兵庫県知事のパワハラ疑惑】:「20m以上歩かせると激怒する」「鉛筆の芯は丸く」まるで知事のトリセツ…齋藤知事のパワハラアンケートで見えてきた“王様気質”

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【兵庫県知事のパワハラ疑惑】:「20m以上歩かせると激怒する」「鉛筆の芯は丸く」まるで知事のトリセツ…齋藤知事のパワハラアンケートで見えてきた“王様気質”

 兵庫県の齋藤元彦知事がパワハラ疑惑などを内部告発され、職員2人が自死した問題で、兵庫県議会の百条委員会(調査特別委員会)は、8月23日に、県職員アンケートの中間報告を公表した。アンケートは県職員9700人の7割にあたる6700人が回答した。  

<button class="sc-1gjvus9-0 cZwVg" data-cl-params="_cl_vmodule:detail;_cl_link:zoom;" data-cl_cl_index="26"></button><button class="sc-1gjvus9-0 cZwVg" data-cl-params="_cl_vmodule:detail;_cl_link:zoom;" data-cl_cl_index="26">登庁する齋藤知事(写真・共同通信)</button>
             登庁する齋藤知事(写真・共同通信)(SmartFLASH)

 兵庫県のHPに公開されたアンケートの回答は、パワハラについての回答部分のみでも72ページにも及ぶ膨大なもの。6700人の回答のうち、集計が終わった4568人分を公表したが、そのうちの4割がパワハラを見聞きしたと回答し、そのうち知事のパワハラ行為を直接知っていると答えた職員はのべ100人に上った。  

 すでに多く報道されている通り、高級革ジャンやカニ・牡蠣などを“おねだり”していたほか、知事が職員に発した暴言などが明らかになっている。また、「お前はエレベーターのボタンも押せないのか」などといった暴言が日常的にあったと、アンケート結果から推察されている状態だ。  

 こうした、暴言や、きつい表現のほかに、「パソコンを投げつけられた」「ペンを机上に放り投げ、場の空気が凍り付いた」などの行為についても訴える声があった。  

 斎藤知事は、2021年8月に初当選し、現在任期の3年目を務めている。アンケートの回答を見ると、その間に職員に対し日常的にパワハラ行為や言動があったとみられ、職員の間では「知事のトリセツ」が暗黙の了解のなかで作られていたようだ。アンケート結果を詳細に見ていくと、前述した“おねだり”や暴言以外にも、まさに「知事のトリセツ」とでもいえるような齋藤知事についての些末な注意事項が明らかになってきた。  

 例を挙げると、現場視察の際の動線や、齋藤知事の髪形を整える時間の段取りについてに職員が怒られないようにするため「○○の現場ではこんな事で怒られた・機嫌が悪くなった」というようなエピソードとともに、業務上の注意として情報共有がされていた。  

 ほかにはどんな情報が共有されていたのか。アンケート結果に記載されていた内容を要約し、以下に列記していく。

 「知事がイベントや視察に行くときは、個室の控室が必要。控室には鏡も必須」

 「牡蠣の養殖場視察には、船室付きの船を用意」

 「現場視察には、必ずマスコミを呼べ」

 「マスコミが来ない時には、動画と写真を撮れ」

 「知事が使う鉛筆の芯は尖り過ぎてはいけない。丸くしたものを机に置く」

 「車のドアは職員が開ける」

 「海づくり大会のポロシャツのサイズはM」

 「視察の際の知事の荷物は、事前に職員に運ばせる」

 「着替えのシャツは、しわになるのでカバンには入れない」

 「イベントや出張時、知事は歩かない」

 「20メートル歩くと激怒」

 「会議の際、激高すると必ず机をたたく」

 「知事が乗るタイミングでエレベーターが来るようにする」

 「広報物には必ず知事の写真を載せる」

 「職員がテレビ取材を受けてはいけない。必ず怒られる」  

 ここに上げた知事の“トリセツ”はほんの一部に過ぎない。だが、上記したものはすべてアンケート内で、「県庁職員が目撃、経験等により実際に知っている」という内容のものだ。いかに齋藤知事が“王様気質”だったかが明らかになってしまったのだ。  

 齋藤知事は8月23日、報道陣の取材に対し「伝聞に基づくものも多い。内容を確認したうえで百条委員会の調査に適切に対応したい」と語り、「コミュニケーションのズレは反省すべきだと思うし、不快な思いをさせたことは重く受け止めなければならない」と述べた。しかし、「確かに自分の目、耳で知った」という数々のハラスメント行為が明らかになった以上、知事の「コミュニケーションのズレ」という言い訳は通用しないだろう。  

 すでに機能不全に陥っている兵庫県の現状が、齋藤知事には見えていないのだろうか。

 【関連記事】

 元稿:SmartFLASH 主要ニュース 社会 【事件・疑惑・地方自治・兵庫県・斎藤元彦知事のパワーハラ疑惑】  2024年08月24日  17:45:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【兵庫県職員アンケート全容入手】:「ボクは知事なんだぞ!」カニ、靴、革ジャン、姫路城のレゴ…“おねだり知事”のあきれたタカリ癖「視察先は何がもらえるかで決めている」パソコンを投げつけられた職員も

2024-09-03 07:58:20 | 【地方自治・都道府県市町村・地方議会・議員年金・デジタル田園構想・地方地盤沈下】

【兵庫県職員アンケート全容入手】:「ボクは知事なんだぞ!」カニ、靴、革ジャン、姫路城のレゴ…“おねだり知事”のあきれたタカリ癖「視察先は何がもらえるかで決めている」パソコンを投げつけられた職員も

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               なぜここまでたかるのか…(集英社オンライン)

 ◆高額商品でもためらいなくおねだり

 ◆「人間として扱ってほしい」と漏らす秘書課職員

  元稿:集英社オンライン 主要ニュース 社会 【話題・地方行政・兵庫県・斎藤元彦兵庫県知事のパワハラ疑惑】  2024年08月23日  21:06:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【兵庫県】:知事のパワハラ疑惑など調査する百条委 県職員へのアンケート中間報告を公表

2024-09-03 07:58:10 | 【ハラスメント「セクハラ、パワハラ、モラハラ、アカハラ、ドクハラ、シルハラ...

【兵庫県】:知事のパワハラ疑惑など調査する百条委 県職員へのアンケート中間報告を公表

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【兵庫県】:知事のパワハラ疑惑など調査する百条委 県職員へのアンケート中間報告を公表 

 元稿:サンテレビ 主要ニュース 社会 【事件・疑惑・地方自治・兵庫県・斎藤元彦知事のパワーハラ疑惑】  2024年08月24日  14:20:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【兵庫県】:斎藤知事「パワハラ疑惑問題」 県庁全職員対象アンケート 約7割が回答

2024-09-03 07:58:00 | 【地方自治・都道府県市町村・地方議会・議員年金・デジタル田園構想・地方地盤沈下】

【兵庫県】:斎藤知事「パワハラ疑惑問題」 県庁全職員対象アンケート 約7割が回答

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【兵庫県】:斎藤知事「パワハラ疑惑問題」 県庁全職員対象アンケート 約7割が回答

 兵庫県の斎藤元彦知事をめぐる「おねだり疑惑」や「パワハラ疑惑」を調査する百条委員会が行っている兵庫県庁の全職員約9700人を対象としたアンケート調査で、締め切り日であったきのうまでにインターネットで6664件、郵送で47件の合わせて6711件の回答が寄せられたことがわかりました。

【速報】兵庫・斎藤知事「パワハラ疑惑問題」 県庁全職員対象アンケート 約7割が回答© MBS

 回答率は約7割にのぼります。

 県によりますと、アンケートの中間発表に向けて、8月5日の朝までに寄せられた約4500件の回答を取りまとめていて、8月23日に開催の百条委員会で協議された後、公開される見込みです。

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【兵庫県、はずかしい】:斎藤元彦・兵庫県知事の変革が生み出した「深刻なひずみ」と「異常なストレス」

2024-09-03 07:57:50 | 【地方自治・都道府県市町村・地方議会・議員年金・デジタル田園構想・地方地盤沈下】

【兵庫県、はずかしい】:斎藤元彦・兵庫県知事の変革が生み出した「深刻なひずみ」と「異常なストレス」

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【兵庫県、はずかしい】:斎藤元彦・兵庫県知事の変革が生み出した「深刻なひずみ」と「異常なストレス」

 前編記事『【知事をかばうには限界…】兵庫県・斎藤知事の側近が相次いで退場した「無責任すぎる背景」』では、斎藤元彦兵庫県知事の側近が次々と体調不良を訴えているという異常事態を取り上げた。県政の混乱は、いまだ収束する兆しが見えない。

 斎藤元彦知事(46)の数々の疑惑が県職員の告発によって露呈し、大混乱に陥っている兵庫県。当の知事は「全力で県政を前に進めるのが私なりの責任の取り方だ」と強固な姿勢を崩さない。県政の中核を担った幹部達は去り、残務やクレーム処理に追われて県の職員たちは疲弊しきっている。

任期終了は’25年7月となっている斎藤知事
任期終了は’25年7月となっている斎藤知事

 

一番の問題は、告発文で暴かれた知事の「おねだり体質」や「パワハラ疑惑」ではなく、知事や県の対応を理由に職員が命を絶ち、県政が停滞している事実にある。県政はいま、どんな状態なのか。数々の証言から検証していく。

 

職員が日々直面しているのは、未だ鳴り止まない知事への抗議や苦情の電話対応だ。応対するのは広報広聴課の担当職員だが、抗議や苦情は一日に200件を超えることもあるという。県関係者はあまりに膨大なので他部署が応援で対応することもありますと言う。

 「ほぼ毎日、朝から晩まで電話が鳴りっぱなし。その3分の1が『斎藤知事を電話口に出せ』という内容です。あまりのストレスに『気が狂いそうだ』と職員たちは嘆いています。百条委員会に反対した『維新の会へ繋げ』という電話も少なくない。広報広聴課では対応できないので議会事務局が受け、会派控室で兵庫維新の幹部が応対することもありますが、内容は『斎藤知事はなぜ辞めないのか』というものがほとんど」

 斎藤知事は「改革派」をうたっており、昨年に新聞各社の取材では知事選で掲げた公約の9割以上に着手・達成できたと自画自賛している。東京大学を卒業し総務省へ入省したという経歴からも政策通というイメージがあるが、県内では疑問の声があがっている。

 「公約173項目のうち171項目を達成・着手したと述べた斎藤知事ですが、公約集を自身のHPから削除しているので、本当に達成できたのか誰も検証できない状態です。もはや、言ったもん勝ち状態です。コロナ禍の『重症病床の倍増』や『全てのワクチンの医療機関での接種可』といった公約もすぐに断念した過去がある。そんな隠蔽体質が批判を集めていますね」(県職員) 

斎藤知事についての疑惑が書かれた告発文書

                   斎藤知事についての疑惑が書かれた告発文書

 目玉政策であった「県庁の建て直し・移転構想」「リモートワークで出勤率を4割に引き下げる」施策は職員には不評。むしろ反発が目立っている。知事肝いりの県立大の授業料無償化などを含む若者やZ世代への施策も、担当していた小橋浩一理事と井ノ本知明・総務部長が既に現場を離れてしまった。

 「幹部2人に代わり、技術畑出身の服部洋平副知事が説明に当たっていました。肝いり政策が停滞しているのに『代わりの人間がいるから問題ない』と開き直る知事は、職員や県民をバカにしているとしか思えない。そもそも、兵庫県は人口減など深刻な課題が山積しており、『優先順位が違うのでは』という声もある」(委員会の参加者)

 県政は混乱が続いており、県内の市町村からもその信を問う声があがっている。兵庫県市長会の会長を務める酒井隆明・丹波篠山市長は臨時会見を開き、県政は市ではできない大きなまちづくりをする大切な役割があり、それには知事の指導力が必要と言及している。地元財界からも厳しい意見が飛んでいる状況だ。神戸市内のさる企業の代表が言う。

「若者の県内企業への就職率は年々減少し、県外への人材の流出が止まらない。兵庫は製造業が基幹事業なのに、知事はスタートアップ企業やIT企業の誘致に注力すると言っており、効果は上がっていない。『新しいもの好き』の知事の姿勢を地元財界はよく思っておらず、それこそ就任1年目から疑問の声が出ていました」

 今年度の県の一般採用試験では筆記試験の辞退者が262名を数え、辞退率は4割に及んだことを読売新聞が報じている。前出の県関係者は、ただただ嘆いた。

 「目下、最大の懸念事項は予算編成です。斎藤知事が予算を決めることが『納得できない』という声が職員から続出しています。特に管理職以上にその傾向が強い。主要な幹部が去り、いつまでもつかわからない知事のもとで働くわけですから、職員たちが県政の未来に不安を抱くのは無理もないこと。若手からも『知事が辞めないと県政は進まない』という声まで出始める末期状態です」

 斎藤知事は就任当初、自身のSNS上で「兵庫県、はずかしい」という声が子供たちから発せられていることを紹介。「この状態を必ず変える」と力強く綴っていた。

 兵庫県は皮肉にも変わった。だが、最も「はずかしい」思いをしているのが県を支える職員たちであることを、当の知事はどう受け止めているのだろうか。

  元稿:講談社 主要出版物 FRIDAY DIGITAL 社会 【話題・地方自治・兵庫県・斎藤元彦知事の疑惑告発文書問題】  2024年08月14日  07:30:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【迷走する兵庫県】:知事をかばうには限界……、斎藤知事の側近が相次いで退場した「無責任すぎる背景」

2024-09-03 07:57:40 | 【地方自治・都道府県市町村・地方議会・議員年金・デジタル田園構想・地方地盤沈下】

【迷走する兵庫県】:知事をかばうには限界……、斎藤知事の側近が相次いで退場した「無責任すぎる背景」

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【迷走する兵庫県】:知事をかばうには限界……、斎藤知事の側近が相次いで退場した「無責任すぎる背景」

 斎藤元彦・兵庫県知事(46)の数々の疑惑を告発した元県幹部のAさん(60)の自死から1ヵ月が経過した。

  ■【写真】知事のパワハラ以外にも…兵庫県元局長が上層部の闇を告発した文書を入手

 斎藤知事はこの間に就任4年目に突入したが、辞職についてはあらためて否定。「選挙で県民から大きな負託を受けた」と来年7月の任期満了まで知事を続ける意向を示している。

<button class="sc-1gjvus9-0 cZwVg" data-cl-params="_cl_vmodule:detail;_cl_link:zoom;" data-cl_cl_index="26"></button><button class="sc-1gjvus9-0 cZwVg" data-cl-params="_cl_vmodule:detail;_cl_link:zoom;" data-cl_cl_index="26">辞職を否定し続けている斎藤知事</button>
  辞職を否定し続けている斎藤知事(提供:FRIDAYデジタル)

 しかし、斎藤知事を支えた側近である4人の県幹部たちは、最後まで伴走できそうにない。今後本格化する百条委員会などを控え、相次いで離脱しているのだ。総務官僚として’13年から宮城県に出向していた知事と、兵庫県から派遣されていた彼らは、当時から仙台で頻繁につるんでいたことから“牛タン倶楽部”と揶揄されていた。県政の舵取り役たちは体調不良などさまざまな理由をつけて県と距離を置きはじめており、兵庫県は未曾有の大混乱に陥っている。

 最初の離脱者は、斎藤県政の右腕である片山安孝副知事だった。7月12日に記者会見を開き、「ほんまに私は悔しゅうてしゃあないですよ」と語って、早々に辞職を表明。7月31日付で退任した。県関係者が打ち明ける。

 「辞意表明の後も片山さんは登庁していましたが、本庁内ではほとんど姿を見かけなかった。一連の騒動の主要人物である片山副知事の話を聞こうと多くのマスコミが追いかけていたので、彼らに見つからないよう過ごし、ヒッソリと辞めていった。最終出勤日も式典すらありませんでした」

 次いで県のナンバー4に当たり、若者・Z世代応援等調整担当理事を務める小橋浩一氏は体調不良を訴え、異動願いを提出した。これを受けて県は小橋理事を総務部付の部長級に降格させている。彼は告発文が出された後の県側の対応に当たってきた人物でもある。

 「週刊文春7月25日号の『兵庫県知事パワハラ告発 元局長を自死に追い込んだ「7人の脅迫者」』という記事の早刷りで、小橋理事含む幹部4人のA氏への脅迫行為が知れ渡った。早刷りの出た7月17日まで、彼は何食わぬ顔で職務に当たっていた。それでも当日の午後には小橋理事は顔面蒼白になっていたそうで、翌18日から登庁しなくなりました。続く22日に正式に降格願いを提出しています」(同前)

 死を選んだA氏を悩ませたのは、斎藤知事を含めた上記2名の「ある行動」が原因になったという見方が庁内では根強い。斎藤知事が会見で「嘘八百」「公務員失格」などとA氏を断罪した3月27日の2日前、片山副知事と小橋氏がA氏へ聞き取り調査した際の言動がA氏を追い詰めたと見られているのだ。「聞き取り調査が行われたその日から、A氏の様子は明確に変わった」と明かすのは知人男性である。

 「斎藤知事や県の対応で最も憤りを感じるのは、Aの告発を事実無根、嘘八百と断言した態度です。Aは県のヒアリングで自分が告発文を書いたことは認めたが、事実無根であるなんてことは、一切認めていない。むしろ、『しっかりと調査してほしい』と片山副知事、小橋理事に懇願している。それなのに直後の会見で斎藤知事に『公務員失格』とまで言われたことに大きなショックを受けていた。『何のために兵庫県に尽くしてきたのか』と呆然としていました」

 件(くだん)の片山副知事、小橋理事より県職員の間で評判が悪いのが、井ノ本知明・総務部長と原田剛治・産業労働部長だ。井ノ本氏は7月30日に体調不良を訴えて、委員会などを欠席。原田氏は企業から商品の供与を受けた疑いで、県警から任意で聴取を受けている。

 「井ノ本さんはいきなり診断書を提出して、体調不良を訴えた。登庁するとなじみの記者には話すものの、委員会など公の場には一切出てこなかった。一方、原田さんは騒動勃発後も何食わぬ顔で登庁しています。商工会議所関連の懇親会に参加した際は普通に酒を飲んでいて、逆に周囲が心配するくらい堂々としていたと聞いてます」(前出・県関係者)

 百条委員会の調査が本格化する前に原田氏を除く斎藤知事の側近3人が離脱したのは、「保身以外には考えられない」と憤るのは、ある県議だ。

 「捜査能力が強い百条委員会で幹部たちへの追及が強まることは必至です。アンケート結果の集計が終わり、調査が本格化する8月を前に診断書を盾に逃げ出したとしか思えない」

 別の県議が続ける。

 「職員の中での斎藤県政への不信感は日に日に高まっている。既に業務に支障をきたしているからです。職員へのアンケートは開始2日間で3500件超が回収された。驚異的なペースです。幹部たちもそんな本庁の空気を感じて、さすがに知事をかばうには限界があると察したのではないか。これまで進めてきた政策を放ったらかして離脱しているわけで、その無責任さも批判されています」

 県民や職員たちの受難は、まだまだ続きそうだ……。

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【兵庫県知事のパワハラ疑惑】:「知事から強い叱責」と職員、地元市長からも「県政停滞」と苦言 追い込まれる斎藤元彦知事

2024-09-03 07:57:20 | 【ハラスメント「セクハラ、パワハラ、モラハラ、アカハラ、ドクハラ、シルハラ...

【兵庫県知事のパワハラ疑惑】:「知事から強い叱責」と職員、地元市長からも「県政停滞」と苦言 追い込まれる斎藤元彦知事

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【兵庫県知事のパワハラ疑惑】:「知事から強い叱責」と職員、地元市長からも「県政停滞」と苦言 追い込まれる斎藤元彦知事 

 兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などを調べる県議会の調査特別委員会(百条委員会)で23日、職員らの証人尋問が行われ、本格的な調査が始まった。職員からは「知事から強い叱責があった」との証言が出たほか、この日公開されたアンケートでは約4割が斎藤氏のパワハラを見聞きしたと回答。県内の市長会からも県政の混乱を指摘する要望書が出されるなど、斎藤氏を取り巻く環境は厳しさを増している。

兵庫県市長会長の酒井隆明丹波篠山市長(左から3人目)から要望書を受け取る斎藤元彦兵庫県知事(右端)=23日午後、神戸市中央区(二星昭子撮影)

 ◆「信頼回復努める」と知事

 「私としては県政をより良くしていくため、必要な指示や指導をさせていただいた。大変残念だ」

 23日午後、アンケートの中間報告を受け、県庁で報道陣の取材に応じた斎藤氏は改めてパワハラの認識を否定。「現在、改めるべきところを改め、職員の皆さんへの感謝の気持ち、ねぎらいを積極的に伝えている」と述べ、職員の信頼回復に努める考えを強調した。

 告発文書の配布から約5カ月。この間、副知事だった片山安孝氏が辞職したほか、斎藤氏の看板政策を担当していた理事や総務部長がいずれも総務部付(部長級)に異動した。文書で名指しされていた斎藤氏の側近幹部3人が要職を離れるなど、斎藤氏の孤立感は深まっている。

 この日の百条委でも斎藤氏が叱責したり、文具を投げつけたりしたとの証言が出たほか、文書を作成、配布した元県西播磨県民局長の男性(60)=7月に死亡=の懲戒処分を巡り、部下が早急な処分を問題視していたことが明らかにされた

 ◆多くの市長が「不適切」

 処分を巡っては、男性が公益通報窓口にも情報を寄せていることなどから、不適切だったと指摘されている。この日、県内の全29市長でつくる県市長会が提出した要望書でも、斎藤氏の対応を「不適切」とした。 

 要望書には、一連の問題で県政が停滞していることに「ほぼ全員の市長が一致するところで、危機的とも評された」と記載。告発文書を公益通報の保護対象とせず、内部調査で男性を懲戒処分としたことに「多くの市長から不適切であるとの指摘があった」とした。県政運営における県と各市のコミュニケーション不足についても言及した。

 市長会長の酒井隆明・丹波篠山市長は斎藤氏に要望書を手渡し、「県民のリーダーである知事が自分のことに追われ、県政が停滞していることを心配している」と述べた。

 斎藤氏は要望書を受け取った後、記者団の取材に「県政に対する心配をおかけしている点について申し訳なく思う」と陳謝した。ただ、懲戒処分とした県の対応を「不適切」とする指摘については「ご指摘は受け止めるが、あくまで県が調査し対応した。法的な面を含め適切だ」と強調。市長会側との認識の違いが浮き彫りになった。

■「これ欲しい」贈答品情報、職員から次々 アンケート中間報告公表 知事は「真偽は今後の調査で」

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【追及・兵庫県】:車内で座席を蹴りとばし、エレベーターでキレ散らかす…ついたあだ名は「暴君」職員アンケートでは1000人以上が知事のパワハラを・・・

2024-09-03 07:57:10 | 【地方自治・都道府県市町村・地方議会・議員年金・デジタル田園構想・地方地盤沈下】

【追及・兵庫県】:車内で座席を蹴りとばし、エレベーターでキレ散らかす…ついたあだ名は「暴君」職員アンケートでは1000人以上が知事のパワハラを「見聞きした」、さらに県監督部署が金融機関に寄付要求など、“たかり”も次々と

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【追及・兵庫県】:車内で座席を蹴りとばし、エレベーターでキレ散らかす…ついたあだ名は「暴君」職員アンケートでは1000人以上が知事のパワハラを「見聞きした」、さらに県監督部署が金融機関に寄付要求など、“たかり”も次々と 

 兵庫県の斎藤元彦知事や側近によるパワハラやたかり、公金不正使用疑惑。県議会の調査委員会(百条委)のアンケートに県職員が次々と「私も見聞きした」と証言した。今年3月に告発文書で疑惑を指摘した後、処分を受け自死した元西播磨県民局長Aさん(60)のことを斎藤知事は「噂話を集めて書いた」と主張しているが、その根拠はいまだに明らかにしないままだ。

斎藤知事 ©ytv

 ◆アンケートに6711人が回答、実名も300人超

 百条委のアンケートは7月31日~8月14日に約9700人の県の全職員に対し行なわれた。Aさんが告発した7つの疑惑を知っているかを問う内容だ。

 県関係者は 「対象者の69%の6711人が回答しました。これは想定をはるかに超える数で、知事の行動を問題視する職員がこれほどいるということでしょう。匿名でも構わないのに300人超が実名で答えており、知事周辺からの報復も恐れずに証言しようという人も多いようです」と話す。

 8月5日朝までに集まった4568人分の「中間報告」が19日にまとまると、すぐに複数のメディアが内容を報じた。 

 「Aさんの告発文書にはパワハラの一例として、『県のイベントで公用車から降りて20m歩かされたことに知事が怒って職員を怒鳴り散らした』というものがあり、これはアンケート前から事実と確認されていました。
 
ほかにも、知事を出迎えた職員にキレ散らかし、エレベーターのボタンを押すために待機していた女性職員が恐怖でボタンをうまく押せなくなった、との目撃談もありましたが、アンケートにはほかにもこうした話が多数、記載されています。アンケートは8月23日の次回百条委員会で正式に公表される見通しです」(県関係者)

 報じられたアンケートの回答によると、斎藤知事は「瞬間湯沸かし器」「暴君」と呼ばれていたという。例えば、イベント候補地を訪れた際にエレベーターに乗り損ねて激高、職員に「お前はエレベーターのボタンも押せないのか」と𠮟りつけたという。

 また、知事はエレベーターで待たされると機嫌を損ねるため、県庁には普段から“知事が来るまでエレベーターの扉を開けておく係”が配置されていたという。

 公用車での移動中には後部座席からカーナビをのぞき込んで、到着が遅れそうになると怒って助手席のシートを後ろから蹴った、との情報も。

 こうしたパワハラは、経験したり見たりして「実際に知っている」と答えた人だけで59人もおり、聞いたことがあるという人は1691人に上っている。

兵庫県庁
兵庫県庁

 企業や自治体から贈答品を受け取っているとの疑惑についても「実際に知っている」と43人が回答。伝え聞いたという人も903人いる。

 この疑惑も、知事側近の産業労働部長がコーヒーメーカーを受け取ったことで兵庫県警からも事情聴取されており、一部は事実であることが明らかになっている。

 ◆多くの職員がAさんの告発文書は嘘ではないと声を上げた

 これだけではない。

 Aさんは告発文書に、昨秋のプロ野球阪神・オリックスの優勝祝賀パレードの資金集めのため、当時の片山安孝副知事が中心になって県内の金融機関に補助金を増額する見返りに寄付をするよう求めたとの情報があることや、斎藤知事が初当選した2021年の知事選挙で県幹部が事前運動していたとの疑惑も記していた。
 
 事実なら背任や公職選挙法違反罪にも抵触しかねない深刻な問題なだけに情報を知る者は限られているとみられていたが、これらも直接、間接的に知っているとの回答が多くあるという。

Aさん処分に至る決裁文書(撮影/集英社オンライン)
Aさん処分に至る決裁文書(撮影/集英社オンライン)

 県関係者は「百条委で証言してもいい」と言っている職員も多数おり、より詳細な証言が今後出てくる可能性があります」と話している。

 数多くの部下職員から指弾された斎藤知事は、8月20日の記者会見で受け止めを聞かれると「8月23日に(アンケート集計結果が)正式に発表されるとうかがっています。現時点で内容を把握してませんからコメントを差し控えたい」とかわした。

 エレベーター前でキレたことはないのかと詳細を問われると「そういったことをした認識はないと思っています」と言いつつ「仕事ですから、やっぱり厳しく指導するということは、良い業務、サービスを県民のみなさんに提供していく以上、必要だと思っています」とも述べた。

 重要なのは、これだけ多くの職員が「Aさんの告発文書は嘘ではない」と声を上げたことだ。

 斎藤知事は、Aさんが県当局の聴取に「噂話を集めて当該文書を作成し、配布したということを認めた」と8月7日の記者会見で言明した。さらに、「(告発が真実だと)信じるに足る相当な理由が存在しない」と付け加え、Aさんを公益通報者とみなさず処分したことは正しかったと主張している。

 だがAさんは生前、告発文書の内容を精査してほしいと県に求め、事情聴取自体も県が実施したと主張する時期には受けていないと書き残している。Aさんの具体的な供述内容の開示を求められた斎藤知事は8月7日の会見で「公開できるか、どこまでできるかも含めて、対応を検討したい」と答えている。

 しかし、8月20日の会見では「情報公開条例に基づいて詳細な人事関係のやり取り等をこの場で提示するということは難しい。ただ、裏付けとなる調査記録は確実に存在します」と述べ開示を拒んだ。

 「噂話を集めた」とする部分だけを口にしたことについては「それは、今回の公益通報と懲戒処分に関して、我々としては『信じるに足る理由が存在しない』ことを説明するために、そこはキーとなるところなので、時系列の中で説明した」と説明。知事に都合の良い部分だけを“つまみ食い”した説明を正当化している。

令和5年の漢字を「勢」と掲げた斎藤知事(本人SNSより)
令和5年の漢字を「勢」と掲げた斎藤知事(本人SNSより)

 一方、公金支出の正当性が問われる事態となった優勝祝賀パレード問題は、アンケートとは別に県当局の説明によって疑惑が一層深まっている。
 
 この問題は、コロナ禍などで資金繰りに困り無利子・無担保融資(ゼロゼロ融資)を受けた中小事業者に対して、金融機関が支援すれば1件当たり最高10万円の補助金が支給される県の「中小企業経営改善・成長力強化支援事業」が舞台になっている。

 県側がこの補助金をつけた金融機関に、パレードの協賛金をキックバックするよう求めたというのが疑惑の柱だ。

 ◆「補助金を出している産業労働部が寄付金集めをするというのは…」

 昨秋、所管の産業労働部地域経済課と財政課は補正予算の算定で、総計1000の事業者に金融機関が支援をすることを見込み、1件当たり10万円ずつ、計1億円を計上する計画を立てた。

 ところが片山副知事が「これじゃ足りん。4億にせえ」と増額を指示。これを受けて産業労働部が3億7500万円に 増額した事業説明書を作り直したところ、今度は斎藤知事が「まるく」4億円にしろとさらに増額を要求し、その通りに予算が付いている(♯5♯8)。

 産業労働部の説明と、丸尾牧県議が情報公開で開示を受けた資料の分析によると、問題の補助金は、20の金融機関に計3億9995万円の交付決定が行われている。うち計3億5565万円の交付先となっている13金融機関がパレードに協賛金を出しており、その額は1金融機関当たり1100万~4900万円とみられている。

 斎藤知事はこれまで「(補助金事業は)パレードの寄付集めとは別の事業としてやってますので、それぞれ適切な対応をしていると私は認識している」と説明し、二つの事業は分離されていると強調してきた。

斎藤元彦知事(右)と、片山安孝氏(左)(写真/共同通信社)
斎藤元彦知事(右)と、片山安孝氏(左)(写真/共同通信社)
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 ところが8月19日の県議会の産業労働委員会で「金融機関を対象にしたパレードの寄付金集めを産業労働部がしなかったか」との丸尾県議の質問に同部総務課長は、「産業労働部からは約30社に(寄付金を)協賛依頼文書で企業に依頼しております。金融機関はそのうち3社」と答弁。同部の別の幹部は、この3金融機関にはいずれも補助金の交付が決まっていることも認めた。

 「補助金を出す部署であり、金融機関の監督も担う産業労働部が、“寄付金を寄越せ”と金融機関に求めることが問題だとわからないのか」と、県関係者は異常さを指摘する。

 産業労働部は「寄付金集めは当初、大阪府と兵庫県と経済団体で実行委員会を作り『兵庫県につきましても、全庁各部で積極的にお願いしてください』ということだった。われわれとしても積極的にお願いに回った」と、通常の業務であったかのように委員会で説明したが、これを説明したのは前述のコーヒーメーカーを受領した部長である。

 だが「補助金を出している産業労働部が寄付金集めをするというのは道義的に許されないのではないか」と丸尾議員に突っ込まれると、「批判を招くことがあったということはしっかりと受け止めて今後に生かしたい」と釈明に追い込まれた。

 “批判を招く”どころではなく、補助金問題への視線はますます厳しくなっている。

 ※「集英社オンライン」では、今回の問題について、情報を募集しています。下記のメールアドレスかX(旧Twitter)まで情報をお寄せ下さい。

 メールアドレス:shueisha.online.news@gmail.com

 X(旧Twitter):@shuon_news

 ■取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班

  元稿:集英社オンライン 主要ニュース 社会 【話題・地方行政・兵庫県・斎藤元彦兵庫県知事のパワハラ疑惑】  2024年08月21日  10:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【兵庫県知事パワハラ告発問題】:「恣意的」「卑怯」 〝噂話〟供述だけを公表する斎藤知事に識者から批判

2024-09-03 07:57:00 | 【社説・解説・論説・コラム・連載】

【兵庫県知事パワハラ告発問題】:「恣意的」「卑怯」 〝噂話〟供述だけを公表する斎藤知事に識者から批判

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【兵庫県知事パワハラ告発問題】:「恣意的」「卑怯」 〝噂話〟供述だけを公表する斎藤知事に識者から批判 

 兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が告発された問題をめぐり、斎藤氏は20日の定例会見で、告発文書を作成した元県西播磨県民局長の男性(60)に対する聴取内容について、県の情報公開条例を理由に開示しないと説明した。しかし、これまでに「噂話を集めて作成した」との文言だけは男性の供述内容として公表。自身の判断の正当性を示す根拠としており、恣意的(しいてき)な運用だ」「一部発言小出しにした卑怯(ひきょう)なやり方」との批判の声が上がっている。

会見に臨む斎藤元彦・兵庫県知事=20日、神戸市中央区の兵庫県庁(二星昭子撮影)

 「情報公開条例で人事管理に関する事務は非公開とされているので、公表することはできない」

 会見で斎藤氏は、県側と男性とのやり取りを開示しない理由をこう説明。自身が公表したくないわけではなく、あくまで条例に基づいた対応だと強調した。

 同条例は、公にすることで事業などの適正な遂行に支障を及ぼすおそれがある情報は非公開とすると規定。懲戒処分に向けた聴取内容もこれに該当するという。

 ただ、今月7日の会見で斎藤氏は、男性が告発文書について「噂話を集めて1人で作成した」と認めたと説明。このため、告発文書には「信ずるに足る相当な理由(真実相当性)」がなく、公益通報の対象外として男性を処分した対応は適切だったと主張した。

 なぜ、非公開であるはずの聴取内容のうち「噂話」供述だけは公表できるのか。斎藤氏は「(文書に)真実相当性がないことを示すため、必要最小限の説明をした」と述べたが、男性はすでに死亡しており、反論ができない中、供述の信用性を担保することは重要だ。

 どのようなやり取りで文言が出てきたのか。聴取を記録した音声データや、男性が署名した供述調書のような客観的な資料はあるのか。斎藤氏は「裏付けとなる調査記録は存在する」としたが具体的な説明は避け、「噂話」供述を事実として繰り返した。 

 内部告発に詳しい上智大の奥山俊宏教授は、こうした対応について、「録音や調書などの証拠を何も開示せず、外部の検証が不可能な状況で一部のみを小出しにして文書の真実相当性を否定している」と指摘。「こうした方法で男性をおとしめようとするのは卑怯で、『死人に口なし』を悪用しようとするものだ」と批判する。

 その上で、「文書の内容が真実かどうかについては、客観的な調査を経なければ判定できず、告発された当事者が判断するのは適切ではない」と強調した。

 ■特集・連載:

 元稿:産経新聞社 主要ニュース 社会 【話題・地方自治・兵庫県・斎藤元彦知事の疑惑が告発された問題】  2024年08月21日  07:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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