【兵庫県知事のパワハラ疑惑】:議会にも「責任」斎藤元彦知事めぐる混乱「選挙で支援した政党もある」元東京副知事が指摘
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【兵庫県知事のパワハラ疑惑】:議会にも「責任」斎藤元彦知事めぐる混乱「選挙で支援した政党もある」元東京副知事が指摘
石原慎太郎・元東京都知事の1期目に副知事を務めた青山やすし・明大名誉教授は14日、日本テレビ系「ウェークアップ」(土曜午前8時)に出演し、パワハラや贈答品おねだりなどの疑惑が指摘される兵庫県の斎藤元彦知事が、県議会全会派から辞職を求められていることをめぐり、議会側の対応にも注文をつけた。
斎藤知事に対しては12日までに全会派の県議86人全員が辞職を申し入れ、13日には今月19日に不信任決議を全会派で共同提案することを決めた。不信任決議は即日採決され可決の見通しで、その場合、斎藤知事は10日以内に議会を解散しなければ失職となる。解散した場合は県議選となり、改選後の県議会で再び不信任決議が可決されると、斎藤知事は即日失職する。斎藤知事は13日も変わらず、続投に強い意欲を示した。
石原氏の都政運営を支え、自治体政策や危機管理を専門とする青山氏は、自身が考える知事の資質として「有権者や県民にとって(選挙を通じて)知事に求める資質とは、政策をきちんとやっていただくことが1つ。もう1つは尊敬できる(人物である)こと。人格、品格が要求される」と私見を述べた。
一方で、斎藤知事に辞職を申し入れた議会側にも注文をつけた。自民党や日本維新の会を念頭に「選挙で(斎藤知事を)支援した政党があるわけで、これまでも有権者よりも密に(斎藤知事に)接触してきたと思う。議会にも責任がある」と述べた。「事態がさらに混乱しないように、説得していただくことが必要だと思います」とも求めた。
自身が石原氏を副知事として支えた経験を踏まえ「私は都庁職員を36年やりましたが、知事が権力者として時々暴走することもある」と振り返り「そういう場合、議会は頼りになる存在です。議会にはチェック機能があるので、今回はもっと積極的に(その機能を)果たして欲しい」とも呼びかけた。
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