たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

東京宝塚劇場には「ノゾミ!!」がいっぱい(3)

2020年10月03日 15時22分42秒 | 宝塚
東京宝塚劇場には「ノゾミ!!」がいっぱい(2)
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/eed20897ddb8cd367c7f1911f0ae7fab


 二幕、金八先生のパロディで彩凪翔さんの「アヤナギ先生」から雪組びんぼうと自分たちでぱろった場面、始まる時映像には「大爆笑」の文字が。昭和的なノリですがお腹抱えて笑って、ひととき現実を忘れてほしいという齋藤芳正先生のメッセージが込められているのかな。吉村寛一郎ロベスピエールさらにはエリック源太、しづクリステーヌが登場して『壬生義士伝』を中心としたパロディ。びんぼうで最後は亡くなる作品が多いので雪組びんぼう、びんぼう、いやそんなことはない『ファントム』のオペラ座の豪華な場面もあったじゃないとかそんな台詞があったかな。熱くて熱くて入れないお湯をはった湯船が登場したのは『星逢一夜』でだいもん(望海風斗さん)が咲妃みゆちゃんに足を洗ってもらう場面のパロディなのかな。『壬生義士伝』より、鳥羽伏見の戦いで新選組が政府軍に敗れたあと、負けるとわかっていながら淀川で寛一郎が刀を両手にかざして政府軍に向かっていく場面を再現、雪が舞い散る中寛一郎が散っていこうとするところを映像と音楽で盛り上がって雪の精が登場。演じていたのは千早真央さんと麻花すわんさんの娘役二人、すごく可愛かったのですが雪を散らせるのではなく床においていたかな。いちばんいいところなのに自分が倒れて横になったら雪が見えないじゃないのと怒るだいもん演じる吉村寛一郎ロベスピエール。土方歳三は舞台と同じ彩凪翔さん本人。めんどくせーめんどくせーって言ってほんとにめんどくさがってなにもしないとかそんな設定だったかな。齋藤一にキャリエールも登場して、大真面目にやってくれるから楽しい場面になりました。最後は次の作品もびんぼうな音楽家(ベートーヴェン)だけどみんな見に来てねーって湯船に入ったまま、手を振って舞台袖へときえていったのすごく可愛かったです。

 映像演出が’凝っていてこれを撮影するだけでも大変だったろうなと思いました。プログラムには4月7日緊急事態宣言が発令されたその日、三日間の映像演出の撮影を終えようとしていた、国が、世界の行く末がわからなくなった夜、稽古中止を余儀なくされたジェンヌさんたちは再び稽古場に集うことを諦めていなかったと齋藤先生が書かれています。舞台など不要不急、命とどっちが大事なのかと強い同調圧力がかかっていたことは当然目に耳に入っていたと思います。それでも諦めることなくまた舞台に立てると信じ続けたジェンヌさんたちが全力で届けてくれた舞台。

 希望ということばをたくさん届けてくれたこのコンサートがなかったら、心がひしがれたまま一昨日と昨日出勤することはできなかったかもしれません。半年ぶりに社会へ戻って、社会のひずみを受けながら働かなければならない若い世代がますます生きづらい社会になったことを感じました。メンタルやられている人が多い。おそらく自分のお給料がでる財布はその替わりとしてだろうということが二日間でみえてしまいました。どこにいってもいろいろあることはもうすっかりわかっているはずですがまたきびしい環境。ますますきびしい環境。7日稼働したらようやく家賃分が稼げるわずかなお給料、消費税率あがっているしモノの値段もどんどん上がってきているのに日額は2年前と同じなので実質目減り。それでも自分を食わせるためにやれるところまでやるしかないです。下の世代が社会保険料そんなに負担できないから、負担できる社会ではないから、自分たちで負担してくださいね。若くはないけれど自分のような立場の者が生き続けていくこともきびしいです。自分が選び取ったわけではないし、なぜなのかわからないけれど与えらたきびしい人生。現実を忘れて夢をみる時間は必要。

 平日時間なくなると、おもい体をバスと電車に乗せてかかりつけ医のところに通院するのは土曜日の午前中になってしまうのでライブ配信もライブビューイングも見送ってしまいましたが今日無事に千穐楽。心の栄養補給、本当にありがとうございました。

「夢をあつめて Produced by ナオト・インティラミ

つかの間の幸せに 今日もしがみついて
霞んだメモリー
あの日のキミの言葉に 胸張って涙ふいて
Oh 歩きだすよ

ああ どうしてボクたちは 大人になるんだろう
Oh ねえ ずっと このままでいられたなら
だけどさよなら

夢をあつめて 希望の海目指し 風にうたうよ
遠く届け 未来でまた会おう
笑って きっと 笑って

浮かれてる街並みを 横目に通り過ぎて
誘惑のメロディー
キミがくれたガーベラの花言葉 胸に抱いて
Oh 歩きだすよ

ああ どうして この星は回り続けるの
Oh ねえ ずっと この先も見ていたいの
だけど さよなら

夢をあつめて 希望の海目指し 風にうたうよ
遠く届け 未来でまた会おう
笑って きっと 笑って

これまで立ちはだかった数々の悔しさも
幾千の悲しみも超えて

夢をあつめて 希望の海目指し 風にうたうよ
遠く届け 未来でまた会おう
笑って きっと 笑って」

舞台セットの写真、うまく撮れなくて雰囲気だけ。















アニキと涼太が再会

2020年10月03日 13時54分56秒 | 日記
 テレビを処分して何年もたつのでわたしはみていませんが、草彅剛君と加藤清史郎君が共演。『任侠ヘルパー』の彦一アニキと19歳になった涼太が再会しました。夏川結衣さん演じる母を亡くして、ランドセル背負った小さい涼太が体をふるわせて泣いている場面、昨日のことみたいによみがえってきます。ひとりぼっちになった涼太がもらわれていくためにバスに乗ろうとしているところだったと思います。清史郎君のインスタには懐かしのピヨ口再現のお写真が。

https://www.instagram.com/kato_seishiro_official/

 『任侠ヘルパー』の続編、やってほしいなあ。コロナ禍と超高齢化社会、今こそアニキと大人になった涼太の出番なのでは・・・。